安産祈願の腹帯包み方とのし!種類や巻き方は?二人目や祈願後は?
妊婦さんへの質問で、「安産祈願をする」という方が約85%という統計もあります。
妊娠5ヶ月の戌の日に神社で安産祈願を行うという風習があり、帯祝いともいいます。
その時に腹帯を巻く、という儀式があります。
今回は、安産祈願について、腹帯の包み方や種類、巻き方などについてご紹介します。
・安産祈願の腹帯のおすすめの種類は?
・安産祈願の腹帯の包み方やのしの書き方は?
・腹帯の巻き方は?
・出産後の腹帯はお焚き上げが必要?
・二人目の安産祈願の腹帯は一人目の時と同じでも大丈夫?
安産祈願の腹帯(はらおび)は必要?持ち込みはできる?複数は?
安産祈願の際、腹帯は必須とされています。
安産祈願の際には、神社でお祓いと祈祷の後、神主より腹帯を受け取ります。
その腹帯も、お祓いと祈祷が済んだものとなります。
持参する場合もあれば、神社であらかじめ用意されている腹帯を使用する決まりがあって、持ち込み禁止のところもあります。
腹帯をあらかじめ巻いた状態で参拝する、という神社もありますので事前によく確認しておく必要があるでしょう。
中には、腹帯を何枚か持参して一緒に祈祷してもらいたい、という方もいるかもしれませんね。
祈祷の際、腹帯にご朱印を押印してくださるところもあります。
腹帯を持参する際の種類や枚数の制限はないかと思いますが、念のため事前に確認をしましょう。
許可をいただいた場合でも、欲張らずに2、3枚にしておきましょうね。
安産祈願の腹帯のおすすめの種類は?
“岩田帯(いわたおび)”といわれるさらしの腹帯が一般的でしたが、現在ではあまり使われなくなっています。
昔ながらのさらし布のほかに、腹巻タイプ、ガードルタイプ、ベルトのタイプなど多様な腹帯が販売されています。
妊婦さんそれぞれに合っているものを選べば良いのですが、安産祈願の場合はどうでしょうか?
参拝する神社やお寺によって、さらしでなくてはいけない、という決まりがあったり、神社のほうで準備したものを利用しなくてはいけない、というところがありますので事前に連絡して確認しておきましょう。
わざわざ、使わないさらしを用意するのは経済的ではないという方は、手持ちの腹帯で祈祷できるところを選ぶ人もいます。
それぞれの考えで参拝先を選んだら良いのではないかと思いますよ。
安産祈願の腹帯の包み方やのしの書き方は?
腹帯を持参する場合の包み方やのしの書き方のお作法についてです。
特に決まりはないのですが、華やかな風呂敷に包んで持参する方が多いようです。
お祝いの席ですので、風呂敷は華やかなものを選ぶとよいでしょう。
腹帯は箱に入って販売されていることが多いのですが、箱から出しておいた方が良いでしょう。
神社やお寺によってはご朱印を押していただけるところがありますので、箱から出しておいた方がスムーズです。
ただし、安産祈願に合わせての贈り物であったり、妊婦さんがつわりなどで体調が悪く代理人が参拝する場合には贈り物として包装してもらい、のしをつける場合もあります。
表書きは妊婦の実家からの場合は「帯祝い」、それ以外の場合は「着帯祝」となります。
腹帯の巻き方は?
腹帯は大きくなっていくお腹と胎児を守るためのものです。
利用することで、ママになる!という自覚を持てるに違いありません。
いくつか種類がある中で、さらしの巻き方がわからない!という人が多いようです。
みなさん、さらしの巻き方は母親や先輩ママに聞いたり、インターネットなどで調べているようですね。
こちらの動画では腹帯の巻き方を紹介しています。
どうぞご参考になさってくださいね。
出産後の腹帯はお焚き上げが必要?
無事出産を迎え、母子共に健康だった!という場合はぜひお礼参りをしてくださいね。
出産後の腹帯については、このようにする方法があります。
① お礼参りで返納
出産後に祈祷をお願いした神社に持参します。
特に期限はないので、ママとベビーが外に無理なく出れるようになったタイミングで訪問すると良いでしょう。
もし、安産のお守りなどがあれば一緒に持参しましょう。
ちなみに返納の際には御心付(おこころづけ)が必要です。
簡単なのし袋で良いので、いくらか入れて一緒に持参します。
相場は1,000~3,000円程度です。
② 参拝先が遠かった場合などは、近隣の神社などに持参してお炊き上げしてもらう
祈祷した神社やお寺が遠方であるなどの理由で訪問が難しい場合には、近隣の神社に持参するということもできます。
どうしても参拝した神社が良いという場合は郵送で対応してくれるところもありますので、調べてみると良いでしょう。
③ さらしの場合は、リメイクして再利用
せっかくのありがたいさらしを赤ちゃん用にリメイクして使う、という手もあります。
かなり長さもありますので、ベビーの肌着、スタイ、沐浴用の布にされる方が多いようです。
縁起などを気にされる方や、特におじいちゃんおばあちゃんなどのすすめでお礼参り時に返納する方が多いようです。
そのまま大切に取っておいて、孫の時に‥という方もいらっしゃいます。
必ず返納しなくてはいけない!ということはありませんので安心してくださいね。
二人目の安産祈願の腹帯は一人目の時と同じでも大丈夫?
子供が二人目の場合、上の子のお世話も大変だし、みんなどうしてるの?と思われる方も多いでしょう。
結論から言うと、安産祈願に行く方が多いです。
上の子で行ったのに、下の子で行かないのはかわいそうですよね。
上の子の時に安産できたので、やはり下の子でもしっかり安産祈願に行ったほうがいいですよ。
腹帯ですが、一人目のときの同じでも大丈夫です。
違う腹帯でなくてはならないということはありませんので安心してくださいね。
付けたまま祈願に行っても大丈夫です。
二人目ということで安産祈願に全く違いはありません。
基本は妊婦さんと、お腹の中の子供が健康でありますように、という祈願ですのでぜひ参拝してくださいね。
健康が大吉
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安産祈願の腹帯についてお送りしました。
冒頭でも申し上げたとおり、大半の方が赤ちゃんができたら安産祈願に行っているようですね。
ただ必ずしも行かなくてはならないわけではありませんので安心してくださいね。
母子ともに健康であれば言うことなしです。
どうぞご自身のお身体をいたわってくださいね。