【アイスノンの効果と使い方(風邪・熱帯夜・集中)】冷やす場所は?
アイスノンはいざというときに便利ですが、正しい使い方はできていますでしょうか。
自分が子どものときの記憶で、なんとなく使っているという方も多いかもしれませんね。
正しい使い方を知っておくことで、より効果的にアイスノンを使用することができますよ。
そこで今回は、アイスノンの効果やその使い方をご紹介します。
赤ちゃんや子どもにアイスノンを使用するときの注意点から、アイスノンの保管方法や処分方法などもご紹介しますので参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
アイスノンは熱冷ましに効果的!
アイスノンは風邪を引いた時、水枕代わりに使ったり、暑い夏場に体温を下げたい時に使うことができる便利なアイテム。
いわゆる保冷剤なので、冷蔵庫で冷やすことでその効力を発揮します。
アイスノンは発熱時専用の保冷まくらなので、普通の保冷剤とは違い、まくらとして使用しやすいつくりになっています。
アイスノンを使い適切なタイミングで体を冷やしてあげると、解熱効果が高まり、体が楽になりますので、発熱時にはアイスノンの使用がおすすめですよ。
省エネにも役立つので、電気代が何かとかさむ夏には積極的に使用してみるものよいかもしれませんね。
熱が出たらアイスノン!効果のある冷やす場所は?
熱が出たときに冷やすと効果的なのは、比較的浅い部分の動脈で、具体的には 首筋、わきの下、脚のつけ根です。
これはアイスノンが解熱しているような印象もありますが、厳密にいうとアイスノンの効果で冷やされた血液が熱を下げているから起こることなのです。
特に、アイスノンは保冷まくらなので、首筋を冷やすのに最適ですよ。
頭ではなく首筋を冷やすことができるように、アイスノンの置き場所を調整して使いましょう。
アイスノンの効果的な使い方は?
ここではアイスノンの効果的な使い方をお伝えします。
アイスノンには電気代を節約できる2つの効果的な使い方があります。
熱を冷ましたり、涼をとる時の使い方
タオルでアイスノンを巻いて首にくくりつけるやり方が、アイスノンの最も効果的な使い方です。
首は太い血管があるため、血液を冷やす効果が高まります。
わきの下やひざ裏でも同じ効果がありますが、固定しづらいので首がベストでしょう。
アイスノンは長時間冷たい状態になるので、真夏日に涼をとりたい時にも役立ちます。
夜寝る前に体を冷やしておけば眠りやすくなりますし、熱中症対策にもなります。
何よりクーラーを使用する時間を減らせるので、かさみがちな電気代を節約できますよ。
冷蔵庫の電気代を節約したい時の使い方
実はアイスノンは、冷蔵庫の電気代を節約する時にも使えます。
正確には冷凍庫の冷却の際にかかる電気代を節約できます。
冷凍庫は中にある程度ものを詰めておいた方が電気代を節約できます。
冷たいもの同士が冷やし合ってくれるので、冷却効果が高まるからですね。
理想的な状態は許容量の約7割。
しかし冷凍庫をいっぱいにするのはなかなかむずかしいですよね。
そんな時に役立つのがアイスノンです。
アイスノンはある程度大きさがあり、冷却効果はバツグンなので、冷凍庫に詰めておけば冷蔵庫の電気代を節約できるのです。
風邪の時に温めたり冷ましたりするタイミングは?
風邪で熱が上がってくると、まずは寒気がしはじめますよね。
このタイミングで体を冷やすのはNGです。
布団や毛布をかけ、体をしっかり温めます。
熱が上がりきると今度は体が熱くなってきますので、このタイミングで首筋やわきの下、脚のつけ根を冷やしましょう。
アイスノンの効果時間は?次に使えるまでの時間は?
アイスノンや保冷剤は特殊なつくりになっているので約8~10時間ほど冷たさを保ちます。
類似商品ではもう少し短めのものもありますので、説明書きをよく読みましょう。
一度使用して冷たさがなくなってしまうと、効果的に使用できる状態になるまでには、使用できる時間と同じ時間を目安に冷凍庫で冷やす必要があります(アイスノンなら約8~10時間)。
そのため、アイスノンを2つ以上用意し、ローテーションをする使い方がおすすめですよ。
アイスノンは寝苦しい熱帯夜や勉強に集中したい時にも効果的!
アイスノンは、風邪の発熱時以外にも便利な使い方をすることができます。
一つは寝苦しい熱帯夜。
発熱時と同じように保冷まくらとしてアイスノンを使用すると、体の熱が冷め、眠りにつきやすくなりますよ。
また、勉強に集中したいときにもおすすめです。
知恵熱という言葉もありますが、脳は使いすぎると熱を持つと言われています。
首筋がひんやりすると、頭がすっきりしてリフレッシュできますよ。
通常のアイスノンでも良いですが、首に巻けるタイプのアイスノンを用意しておくと、首筋を冷やしながら勉強をすることができるのでおすすめです。
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アイスノンを長時間使用しても大丈夫?低温やけどなどの危険性は?
アイスノンは長時間の使用目的でつくられているアイテムですので、長時間使用すること自体には問題はありません。
ただし気をつけたいのはその使い方。
アイスノンを使う時は「 冷やし過ぎ 」に注意してください。
アイスノンは良くも悪くも、長時間冷たい状態が続きます。
身体の同じ箇所を長時間、特に血管を冷やし過ぎると、かえって身体の調子が悪くなってしまうことになりかねません。
また、直接肌にあてる使い方をすると、低温やけどをしてしまう危険性もあります。
使用する場合は、必ずタオルを巻きましょう。
まとめると、
・ 長時間同じ箇所を冷やし続けない
・ 使う時はタオルなどでくるむ(直接肌にあてない)
ということですね。
アイスノンは子供や赤ちゃん、妊婦が使用しても平気?ペットは?
子供・赤ちゃんは?
アイスノンは生後3ヶ月頃からの使用が可能です。
ただし、体温調整機能が発達段階である1歳頃までは、使い方に注意が必要です。
赤ちゃんの寝汗がひどい時にアイスノンを使うのは有効ですが、赤ちゃんは自分で体温調節ができないので、長時間の使用は悪影響をおよぼす可能性があります。
大人が思っている以上にすぐに体が冷えてしまうこともありますので、赤ちゃんや子どもにアイスノンを使用する際は、こまめに体温をチェックしながら使いましょう。
あくまでも短時間の使用にとどめておくと安心安全ですね。
そうはいっても夜中の時間帯の看病では、つい眠ってしまうこともありますよね。
赤ちゃん専用のアイスノンも販売されていますので、できればそちらを購入して使用すると安心ですよ。
妊婦さんは?
また、妊婦がアイスノンを使用することに問題はありません。
夏の暑い日には首に巻けるタイプを使用したり、寝苦しいときはアイスノンを保冷まくらとして使用したりすると快適に過ごせます。
ペットは?
ペットにはペット用のアイスノンがありますのでそちらを使いましょう。
通常のアイスノンだと中に含まれている成分がペット(とりわけ犬に)有害であり、誤飲してしまうと大変なことになります。
アイスノンの寿命(使用期限)は?
アイスノンに明確な使用期限はありませんが、繰り返しの使用でアイスノンの中に入っているゲル成分の質が落ちてしまうことは事実です。
質が落ちると保冷効果が薄れてしまうので、「最近冷却時間が短くなってきたな」と感じ始めたら、思い切って新しいアイスノンを購入することをおすすめします。
使わない時の保管方法や処分方法は?
アイスノンは冷凍庫の中では意外と場所をとりますから、冷凍庫に入れておいては食材が入りきらない、なんてこともありますよね。
アイスノンを使わないときは、常温で保存しておくことが可能です。
ただし、いざというときに冷えていないとせっかくアイスノンを持っていても使うことができません。
そこでおすすめなのが、アイスノンを2つ用意しておいて、1つは冷凍庫に常備、もう1つは常温保存しておくという使い方です。
使うために出したタイミングで常温保存していたアイスノンを冷凍庫に入れておけば、アイスノンの保冷効果がきれる頃には、冷えきったアイスノンと交換して使うことができますよ。
また、冷凍庫のにおい移りが気になる方は、ジップロックなどの袋に密閉して保存しておくことをおすすめします。
アイスノンの寿命がきたり破損したりして処分するときは、可燃ごみとして処分できますよ。
正しく使って効果を最大限に
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アイスノンの効果や使い方をお送りしました。
アイスノンは発熱時ではなく、暑い夏や集中したいときにも使えますので、お家にあって損をすることはありません。
また冷却効果を生かせば省エネにも役立つ使い勝手のいいアイテムです。
クーラーや冷蔵庫といった、家電の電気代を節約できるのはうれしいですよね。
ただし、使い方にはくれぐれもご注意を。
直接体にあてると悪影響をおよぼす可能性があるほか、赤ちゃんやペットに使う時は注意してくださいね。
いつでも冷凍庫に備えておき、いざというときには正しい使い方でアイスノンを有効活用してくださいね。