赤ちゃんの水分補給。母乳以外のおすすめやタイミングは?
赤ちゃんは、体の80%が水分でできています。
大人になるにつれ減少していき、高齢者は50%まで減っていきます。
つまり、水分は若い赤ちゃんこそたくさん必要なのです。
では、どんな風に赤ちゃんは水分補給すればよいのでしょうか?
今回は、「赤ちゃんの水分補給。母乳以外のおすすめやタイミングは?」について調べてみました。
・赤ちゃんの水分補給で飲ませるタイミングや量は?
・赤ちゃんの水分補給時に嫌がったり飲まない時は?
・赤ちゃんに必ず水分補給した方がいい時や注意することは?
赤ちゃんの水分補給で母乳以外のおすすめの飲み物は?
母乳やミルク以外はいつから?
市販されている赤ちゃん用のペットボトルのお茶などの飲み物は、多くの商品に一か月から飲むことができると記載されています。
でも、そんなに急いで母乳やミルク以外のものを飲ませる必要はありません。
母乳やミルクで十分水分補給になりますし、白湯やお茶をあげることでお腹がいっぱいになってしまい、母乳やミルクから得られる栄養がその分取れなくなってしまい、場合によっては栄養が足りなくなってしまう事もあります。
離乳食が始まって、母乳やミルクの量を減らし始めたら白湯やお茶などもあげるようにしていきましょう。
おすすめの水分補給法
ミルクで育てている場合は、哺乳瓶からミルクを飲まなくなってしまうと困るので哺乳瓶で水分を与えない方がよいという説もあります。
スプーンに慣れさせるために、スプーンでの水分摂取を試してみると、一石二鳥です。
赤ちゃんの水分補給で飲ませるタイミングや量は?
水分補給のタイミング
赤ちゃんののどが渇くタイミングは基本的には大人と同じです。
しっかり与えなければならないのは、昼寝の後や夜中に起きてしまったときです。
赤ちゃんは、起きたときにぐっしょり汗をかいていることがよくあります。
その分寝起きには水分補給する必要があります。
その他には、遊んだあと泣いたときなどパワーを使った時には水分も必要になります
それから離乳食のあとにものどが渇きますし、ドライブ中も水分補給を怠らないように気をつけましょう。
お風呂のあとの水分補給は昔の知恵なのか?
おばあちゃん世代の人に、お風呂のあとに必ず白湯を飲ませなければならないものだと指摘されたことはありませんか?
育児に関しても、昔は常識だったことが今では必ずしも正しくないということもあります。
確かに沐浴やお風呂のあと、赤ちゃんは喉が渇いてしまいますが、最近では、産院で母乳をあげれば白湯はいらないと指導しているところが多くなっています。
赤ちゃんの水分補給時に嫌がったり飲まない時は?
赤ちゃんが飲まない時は?
白湯やお茶などをなかなか飲んでくれない赤ちゃんもいます。
そんなときは、スプーンやストロー、コップとさまざまな方法での飲ませ方を試して、赤ちゃんが飲みやすい方法を探る必要があります。
また、果汁やだし汁など、好んで飲んでくれそうなものを探してみることも大切です。
赤ちゃんに水分補給する方法
周りの大人や兄弟がおいしそうに飲んでいる姿を見せることで、赤ちゃんが飲んでくれるようになることもあります。
何より、お父さんお母さんが神経質になりすぎると、赤ちゃんにも不安な気持ちが伝わり飲まなくなってしまうこともあります。
どんと構えて、焦らず楽しく水分補給できるように促していけたらいいですね。
赤ちゃんに必ず水分補給した方がいい時や注意することは?
こんな時には水分補給
白湯やお茶などを飲まなくても、母乳やミルクでしっかり水分が取れているようなら心配はいりません。
顔色や尿の量を見てあげて下さい。
また、水分が不足していると便秘になる可能性も高まります。
水分が不足していることが疑われる状況で、いつもと様子が違うところがあったら、きちんと飲ませる工夫が必要です。
心配な場合は医療機関に相談することをおすすめします。
赤ちゃんが飲まない方がよいものは?
赤ちゃんにあげるものとして、ミネラルウォーターはおすすめできません。
赤ちゃんのお腹はまだ未熟でミネラルを分解することができませんし、負担がかかってしまいます。
ただ、ミネラルウォーターの種類によっては、赤ちゃんに負担がかからないものもあります。確認して購入するようにしましょう。
赤ちゃんをよく見て、水分補給しよう!
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いかがでしたでしょうか。
暑い季節を迎えると、毎日たくさんの汗をかいている赤ちゃんを見て、水分が足りているか心配になることもあると思います。
足りているか、いないか、一番大切なのは、赤ちゃんの様子をよく見てあげることです。
神経質になりすぎず、変化を見ながら、しっかり水分補給してあげるようにしていきましょう。
心配な場合は、必ず医療機関に相談することをおすすめします。