赤ちゃんの熱中症の症状と対策。水分補給は母乳でも平気?
毎年、暑くなると気になるのが熱中症。
大人でも心配なのに、赤ちゃんならなおさらですよね。
赤ちゃんが熱中症になったときの症状は?
熱中症対策の水分補給は母乳だけで大丈夫?
今回はそんな疑問に答えていきますね。
・赤ちゃんの熱中症の症状のサインは?
・赤ちゃんに熱中症がでたときの対処法は?
・赤ちゃんの熱中症対策で水分補給は母乳でも大丈夫?他の飲み物や飲ませ方は?
・室内や外出時における赤ちゃんの熱中症の予防策は?
赤ちゃんの熱中症の症状のサインは?
赤ちゃんの熱中症の症状から見ていきましょう。
赤ちゃんの熱中症の初期症状
・頬が赤く触ると熱い
・元気がなくぐったりしている
・おしっこの量が少ない
・唇が乾燥している
・母乳やミルクを飲みたがる
この5点が初期症状です。
この症状が出たら、正しい対処をすることで悪化を防ぐことができますよ。
早めの対処が大切ですね。
次の症状が出たら病院へ!
・手足が冷たい
・母乳やミルクを飲まない
・目の焦点が合わない
・呼びかけても反応がない
・けいれんを起こす
この症状が出たら、すぐに病院に行くようにしましょう!
病院での処置が必要になってきます。
熱中症は、重症化すると命にかかわることもあります!
熱中症の症状が出たときは、落ち着いて対処するようにしたいですね。
赤ちゃんに熱中症がでたときの対処法は?
赤ちゃんに熱中症の症状がでたときは、対処法が重要になってきます。
正しい対処法で重症化を防ぎましょうね!
家の中で熱中症の症状がでたとき
家の中でも、熱中症になることはありますよね。
もし熱中症の症状が出たら、次のことを試してみましょう!
・水分補給をする
・体を冷やす
まず、赤ちゃんの熱中症の症状がでたときは、水分補給をしてあげましょう。
まだ母乳やミルクだけの赤ちゃんは、母乳やミルクだけで大丈夫ですよ。
離乳食が始まっている赤ちゃんの場合は、経口補水液がおすすめです。
でも、売られているものは赤ちゃんにとっては濃すぎるものが多いです。
薄めて、少量ずつ飲ませてあげるようにしましょう。
経口補水液は、10度くらいが一番吸収されやすいので、冷やすより常温で保管しましょう。
次に、服をゆるめて体を冷やすようにしましょう。
わきの下や首回り、足の付け根などの動脈があるところに、濡れタオルや保冷剤をハンカチでくるんだものをあてると効果的ですよ。
外にいるときに熱中症の症状がでたら?
外の方が、熱中症にかかる危険性が高いですよね。
もし外にいるときに赤ちゃんが熱中症になってしまったら、すぐにしないといけないことがあります。
・日陰やエアコンが効いた室内に移動する
・ベビーカーに乗っているときは降ろしてあげる
外は、室内より気温が高くなっていますよね。
熱中症の症状が出たら、少しでも涼しいところに移動することが重要です。
できればエアコンの効いた部屋がいいのですが、もし近くにない場合は日陰でも。
風が通るところなら日陰でも涼しかったりします。
そこで、水分補給をして体を冷やすようにしましょう。
ベビーカーや抱っこひもはどうしても熱がこもってしまいますよね。
特にベビーカーは地面からの照り返しや地熱で、大人が感じている以上に暑かったりします。すぐに降ろしてあげるようにしましょう。
赤ちゃんの熱中症対策で水分補給は母乳でも大丈夫?他の飲み物や飲ませ方は?
5~6か月の赤ちゃんの水分補給は母乳でも大丈夫です!
でも、離乳食が始まっている赤ちゃんは母乳以外の水分補給の方が効果的ですよ。
・湯冷まし
・赤ちゃん用のお茶
・赤ちゃん用のイオン飲料
・経口補水液を薄めたもの
湯冷ましは、簡単に作ることができるので急いでいるときや、ほかに飲ますものがないときに便利ですよ。
でも、なかなか飲んでくれないこともあるので、これしかないときに飲ますようにしましょう。
赤ちゃん用のお茶は、離乳食の時に飲んでいるもので大丈夫です。
お茶が苦手な赤ちゃんもいると思いますが、お茶でもいろんな味があるので好きな味を見つけてあげたいですね。
赤ちゃん用のイオン飲料は、ミネラルも含まれているので効果的ですよ。
でもたくさん飲んでしまうと、腹痛を起こしてしまうので気を付けたいですね。
経口補水液は吸収が早くておすすめですが、薄めないと赤ちゃんには濃すぎます。
むくみの原因になるので、薄めて少量ずつ飲ませましょう。
どの飲み物も、常温から人肌くらいの温度で与えるようにしましょう。
冷たいと胃腸を刺激して下痢になったり、体温がさがりすぎることも。
授乳時間をさけて飲ますことも大事です。
授乳前に飲ますと、母乳やミルクをあまり飲まなくなるので、栄養不足になる可能性も。
もし、授乳時間と重なりそうだったら、母乳を優先であげましょうね。
室内や外出時における赤ちゃんの熱中症の予防策は?
室内と外出時では、熱中症予防の予防策は変わってきます。
それぞれに応じた対策をして、熱中症から赤ちゃんを守ってあげたいですね。
室内での予防策
・こまめに温度や湿度チェック
・扇風機やエアコンを活用
・時間を決めて水分補給
・カーテンで直射日光を防ぐ
熱中症は、温度だけでなく湿度も関係しています。
部屋に温度計と湿度計をおいてチェックするようにしましょうね。
扇風機やエアコンの風は直接当たらないようにしましょう!
低体温になりますよ。
設定温度は28度くらいがいいですね。
カーテンを閉めるだけでも、部屋の温度の上昇を防ぐことができます!
遮熱カーテンがおすすめですよ。
外出時の予防策
・ベビーカーの日よけの活用
・氷枕や保冷剤で頭や背中を冷やす
・日陰で休憩と水分補給
・体温が上がってきたら涼しい場所に移動
ベビーカーには日よけが付いていますよね。
ベビーカーを使うときはそれを活用しましょう。
保冷剤で頭や背中を冷やすのも効果的です。
これは、チャイルドシートでの移動時や抱っこひもでも使えますよ。
体温が上がってきたら、室内などの涼しい場所に移動しましょう。
暑い日の外出は、赤ちゃんの体力をとても使います。
対策をして快適に外出しましょう。
赤ちゃんの熱中症は早めの対策を
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赤ちゃんの熱中症は、すぐに悪化してしまいます。
熱中症の対策で重要なのは水分と体を冷やすことです。
外出時は、特に熱中症の危険が高まりますね。
できる限りの対策をして、楽しく快適に夏を乗り切りましょう。