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RSウイルス感染症の赤ちゃんや子供の症状や治療方法は?

RSウイルス感染症という病気をご存知ですか?

RSウイルス感染症は毎年冬になると流行する呼吸器の感染症です。

 

一度かかっただけでは十分な免疫ができないので、一生涯たびたび感染を繰り返しながら徐々に免疫ができてくる病気です。

 

そのため年齢を経るにつれて症状は軽く、風邪のような症状で済むようになりますが、赤ちゃんの場合は重症になるケースがあるので特に注意が必要な病気でもあります

 

・RSウイルス感染症はどんな病気?赤ちゃんの症状は?
・RSウイルス感染症の赤ちゃんの感染経路は?
・RSウイルス感染症の赤ちゃんの検査方法や治療方法は?
・RSウイルス感染症に罹った後の保育園・幼稚園の登園はいつから?
・RSウイルス感染症の赤ちゃんの予防と対策は?

 

今日はRSウイルス感染症について、その症状や感染経路、治療方法などについて上記の流れでまとめていきたいと思います。

 

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RSウイルス感染症はどんな病気?赤ちゃんの症状は?

肺

 

RSウイルス感染症はrespiratory syncytial virus infectionの略で、ウイルスの感染によって発症する呼吸器感染症です。

 

年齢を問わず、生涯にわたり再感染を繰り返し、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の赤ちゃんがRSウイルスの初感染を受けるとされています。

 

一度かかっただけでは十分な免疫ができないため、頻繁に感染を繰り返し、徐々に免疫ができてきます

 

そのため小学生以上の学童や、成人の場合はRSウイルスは鼻から感染し、風邪程度でおさまる事が多いので心配はありませんが、赤ちゃんの時期においては重症な細気管支炎になるケースがあります。

 

 

特に未熟児や生後6ヶ月までの赤ちゃんの場合、20~45%に初感染による細気管支炎、気管支炎、肺炎が報告されており、中耳炎を合併することもあります。

 

また成人でもまれに喘息を誘引したり、肺炎を引き起こす可能性があるので注意が必要な病気です。


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RSウイルス感染症の主な症状は?

赤ちゃん 風邪

 

特に1歳くらいまでの赤ちゃんがRSウイルスに感染し、細気管支炎(肺に近い気管支)を起こした場合の主な症状は次のとおりです。

 

・鼻づまりの症状

・水のような鼻水症状

・発熱症状(初めての感染の場合は38~39度くらい)

・ひどい咳、むせるような咳の症状

・喘鳴(ぜんめい)(ぜいぜいすること)症状

・呼吸数が多くなる多呼吸、肋骨の下がへこむ陥没呼吸の症状

・無呼吸(呼吸をサボる)の症状

 


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RSウイルス感染症の赤ちゃんの感染経路は?

RSウイルス

 

RSウイルス感染症の感染経路には次の2つがあげられます。麻疹や水疱瘡、結核のように空気感染(飛沫核感染)するという報告はありません

 

RSウイルスに感染している人の咳やくしゃみ、または会話をした際に飛び散るしぶきを浴び、それを吸い込むことで感染します。

 

RSウイルスに感染している人との直接の濃厚接触や、RSウイルスがついている手指や机、椅子、コップ、おもちゃ等を触ったりなめたりすることで感染します。

 

潜伏期間・感染期間

 

通常はRSウイルスに感染してから2~8日、典型的には4~6日の潜伏期間があります。

 

感染力は非常に強く、おもちゃや手指についただけでも4~7時間は感染する可能性があり、RSウイルス感染症に罹患した症状が消えてからも1~3週間は感染する力があるとされています。

 

RSウイルス感染症の赤ちゃんの検査方法は?

検査

 

検査はRSウイルス抗原検出キットで、インフルエンザ検査のように鼻に細い綿棒を挿入して鼻水を抽出し、検査します。

 

検査結果は30分程度で出ますが、この検査キットの使用は、

入院中の患者、1歳未満の赤ちゃん。

パリビズマブ製剤の適用となる患者。

にしか保険が適用されません。

 

費用は保険適用で3,100~3,500円程度。保険適用外の場合は6,000~1万円をみる必要があります。

 

 

この検査についての必要性は、医師と相談するとともに、下記「治療方法」を参照して下さい。

 

また、医師の判断で検査が必要と判断した場合は、医療機関負担で保険適用額ていどの負担に軽減してくれるところも多いようです。

 

RSウイルス感染症の赤ちゃんの治療方法は?

風邪

 

RSウイルスに効く薬はありませんので、対処療法が主になります。

 

合併症などの二次感染の恐れがある場合は抗生物質投与、発熱には冷却とともにアセトアミノフェン(カロナール)の投与、喘鳴をともなう症状については鎮咳去痰(ちんがいきょたん)薬や気管拡張薬の投与といった具合です。

 

症状が軽微な場合は安静にして水分補給をし、自己治癒を待つ場合がほとんどです。

 

従って、検査方法で述べた保険適用範囲外であって、症状が重症でない場合は検査は必要ないものと思われますが、心配な場合は大きな病院へいって検査をすることをおすすめします。

 

RSウイルス感染症の予防接種について

予防接種

 

RSウイルス感染症に対する予防ワクチンはありません。

 

しかしRSウイルスのクローン抗体であるパリブズマブ製剤が症状の重症化を避け、入院率を低下させる効果があることから、次の場合は保険適用で予防的に投与される場合があります(それ以外は保険適用外ということです)。

 

・早産未熟児

・慢性肺疾患児

・先天性心疾患児

 

この予防接種は赤ちゃんの体重によって投与する薬の使用量が違ってくるので、その費用も体重が増えるに従って増加していきます。

 

 

保険適用外で計算すると、生後まもなく体重3Kgの場合1回約8万円。これを5ヶ月間毎月投与するので約40万円。

 

保険適用(2割計算として)で約8万円ですが、生後1年ともなれば体重が10Kgくらいになりますから約24万円になります。

 

実際は乳幼児医療費支給制度や地域によって医療負担制度がありますので還付される場合がありますが、一時的とはいえ大きな負担になるでしょう。

 

RSウイルス感染症に罹った後の保育園・幼稚園の登園はいつから?

保育園

 

RSウイルス感染症に関しては、保育園・幼稚園の登園制限や治癒証明が必要ではありません。重傷にならない限り、感染していることに気づかない場合がほとんどだからです。

 

RSウイルス感染症の検査キットの使用基準は医師によって違いますが、医師が検査を必要とするくらい重症であれば、登園どころではない状態でしょう。

 

症状が軽快になった場合は、そのまま登園させてかまいません。しかし感染力の強い病気ですから、マスクなどをさせて他の園児に移さないように配慮することが重要です。

 

子供 マスク

 

またRSウイルス感染症に罹患したことを保育園・幼稚園に報告する配慮も必要です。それによって園側が手洗い、うがい、消毒を強化することによって園内流行を未然に防ぐことが可能だからです。

 

RSウイルス感染症の赤ちゃんの予防と対策は?

手洗い うがい

 

RSウイルス感染症は感染力の強いウイルスではありますが、消毒に弱いウイルスでもあります。市販の消毒用アルコール、イソジンなどが有効です。

 

また飛沫感染・接触感染で感染するため、手洗い、うがい、マスクなどが非常に効果的です。

 

それ以外にも、

・赤ちゃん、子供を喫煙者に近寄らせない(気管を刺激するため)。

 

・風邪の成人はRSウイルス感染症の場合もあるので近寄らせない。

などが有効な予防策になるでしょう。

 

 

・RSウイルス感染症は2歳くらいまでにほぼ100%感染する。

・ゼーゼー、ゼロゼロといった喘鳴に注意する。

・罹患した場合は安静、冷却、水分補給が基本。重症以外は自己治癒。

・登園は感染症拡大予防に留意する。

・市販の消毒用アルコール、イソジンが有効。

【関連記事】

RSウィルスの予防接種はいつから?費用や副作用は?

 

RSウイルス感染症は特に0~2歳くらいまでの赤ちゃんが重症になると危険ですが、そうでない場合は非常にありふれたウイルスとも言えます。

 

軽微な場合には風邪とほとんど症状に変わりないため、自己治癒が基本です。

 

感染力は強いですが、消毒・うがい手洗い・マスクなどが比較的有効なため、効果的に予防することができます。正しい知識を身につけて、この冬はRSウイルス感染症にかかることなく、元気に過ごして下さいね。


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