正月飾りの処分方法。時期は?自宅や神社での処分の仕方は?
正月飾りは毎年準備されていますでしょうか。
一口に正月飾りといってもいろいろありますよね。
お正月をお祝いするために、お家の中や玄関先などに飾るものとして、しめ縄や門松、鏡餅などがよく目にするものなのではないでしょうか。
それらはお正月が過ぎて役割が終われば処分するのですが、何日まで飾っておくのか?どのようにして処分すればいいのか?などの疑問が出てきますよね。
でも、行きはよいよいではないですが、準備するのは簡単でも、処分方法は適当に‥という方も多いと思います。
でも正月飾りは今年一年の運勢に関わるかも?と思うと、なんとなくちゃんと処分したほうが良さそうな気もしますよね。
そこで今回は、正月飾りの処分方法についてご紹介しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
・正月飾りを処分する時期は?
・正月飾りを神社で処分する方法は?
・正月飾りは自宅で処分してもいいの?注意点は?
・正月飾りは毎年使い回しても大丈夫?
正月飾りを処分する時期は?
正月飾りの処分するにあたって、迷うのは正月飾りを処分する時期。でも、迷うのはある意味正解なんです。
なぜなら、正月飾りを処分する時期や外す時期はどの正月飾りを処分するのかということや、住んでいる地域によって違いがあるから。
ですが一般的に言われるのが、『歳神様がいらっしゃる松の内の時期は飾っておく』というもの。
松の内とは12月13日から1月7日までの期間のこと。
この松の内という言葉は、門松を飾っている期間を指しているので、「松の内」といいます。
でもこの松の内の時期も、もともとは1月15日までだったのですが、今では七草粥を食べる1月7日までとされることが多いようですね。
正月飾りごとに処分に適した時期はこちら。
門松・しめ飾り
松の内を過ぎてから。1月7日ないし1月15日とする地域がほとんど。
鏡餅
鏡開きとされる1月11日に無病息災を願って食べる。
二十日正月まで
ほかにも正月飾りを1月20日の「二十日正月」まで飾るという地域もあるようです。
そういった地域は1月20日を過ぎてから処分しましょう。
正月飾りを神社で処分する方法は?
松の内の期間を過ぎたあとの、正月飾りの処分方法も気になるところだと思います。
もう役割が終わったんだから処分したいけど、ゴミに出してしまってもいいの?と思う方もいますよね。
できれば、ゴミとして地域のゴミ収集で処分するのは避けた方が望ましいでしょう。
たとえば門松飾りは、お正月の年の初めに、1年間家を守ってくれる年神様を迎え入れるため、目印になる、という大切な役割があります。
門松の松は、年神様の依り代とされ、神様が降りてくるのに必要なもの。いくら役割が終わったといえど、ゴミとして処分するのには抵抗感もありますよね。
歳神様をお迎えし終わった正月飾りは、多くの人が神社に処分を委ねます。
なんという行事だったかまでは覚えていなくとも、幼いころに近所の神社に正月飾りを持っていった記憶がある方も多いのではないでしょうか。
神社に持参された正月飾りは、一般的にどんど焼きやお炊き上げという方法で処分されます。ほかに左義長、とんど焼きなど地方ごとにさまざまな名称があります。
どんど焼きやお焚き上げは、火の神の力によって天界へ歳神様をお還し(お見送り)するという意味があります。
一般的に小正月である1月15日に行われることが多く、田んぼや広い空き地、神社の境内で行われます。
想いの込められた神事なので、なるべく神社に持って行って処分してあげたいと思うところですよね。
焚き上げて処分してくれない神社もあるので、持ち込もうと思った神社には事前に問い合わせをして処分を受け付けてくれるのか確認しておくとよいでしょう。
正月飾りは自宅で処分してもいいの?注意点は?
とはいっても、どんど焼きやお焚き上げをやっている神社が近くにあるとも限らないですし、各家庭の事情でタイミングよく参加できるとも限りません。
そんな時に、自宅で処分できたら楽なんだけど‥と思いますよね。
正月飾りの自宅での処分ですが、実はきちんとした方法をとりさえすればOKなんです。
注意する点はいくつかありますのでご紹介しますね。
正月飾りを自宅で処分する際の注意点
【お清めをする】
正月飾りを包めるような大きめの紙を用意し、正月飾りを並べます。
その上に少量のお塩やお酒をふりかけ、お清めをします。
お清めをし終わったらその紙で包みます。
【ほかのごみとは別のゴミ袋に入れる】
普通のごみとは一緒にせずに単独で入れる袋を用意しましょう。
【袋の上から再度お清めをする】
歳神様への感謝の気持ちを込めながらもう一度お清めをしましょう。
上記のことを行ったら、自治体の指示にしたがって一般ごみとして出します。
正月飾りは毎年使い回しても大丈夫?
今は正月飾りも、とてもオシャレでかわいいものが多いですよね。
「傷んでもいないし、新品同様ででお値段もそこそこしたし‥」
何より気に入って買ったものだから、来年も使っちゃダメかしら?なんて思ったことないでしょうか。
確かに、処分をためらってしまうことも増えてきました。実際、きちんと保管して毎年使っているという方もいるようです。
環境問題などを考えて再利用しているご家庭も多いことでしょう。
しかし個人的には縁起物のリサイクルはしないでおきたいなぁと思います。保管に自信がないというのもありますが^ ^;
神様は、清潔な場所を好んでやってくると言われていますからね。私のように保管に自信のない方にはあまりおすすめできません。
気がついたらカビや染みができていたなんてことになったら、それこそ罰当たりのような申し訳ない気持ちになってしまいますよね。
本来は「新年に天から年神様をお迎えして、依り代を燃やして天に送り返す」という意味合いがあるので、使いまわすものとは考えられていません。
風習としては、翌年同じものをまた使うのは神様に失礼なので使いまわさない、とされています。
毎年新鮮な気持ちで、歳神様をお迎えするために、やはりお正月飾りも新しいものを用意するほうが好ましいと言えるかもしれませんね。
正月飾りの処分方法はこれでばっちり!
【関連記事】
●どんど焼きをする東京都内の神社おすすめは?アクセス方法は?
●どんど焼きをする大阪府内の神社おすすめは?アクセス方法は?
●正月飾りを玄関に飾る時期や飾り方。位置や付け方は?場所は?
●正月飾りを手作りで簡単に作る方法。子どもや高齢者におすすめは?
●鏡餅を飾る由来。橙(みかん)や干し柿の意味は?処分の仕方は?
正月飾りを処分する時期や方法についてお送りしました。
お正月を華やかにしてくれるだけでなく、歳神様を迎えるという重要な役割を果たしてくれる正月飾り。
まずは時期を守って、処分方法も確認することから始めましょう。
あまり量が多いと処分も大変なので、後片付けできる範囲で準備するといいですね。
飾るときはもちろんですが、一年の始まりの最初に行う行事ですから、処分するときもありがたい気持ちを持って行いたいものですね。