いちごの旬の季節!おいしい時期は?主な品種や特徴をご紹介。
艶やかな赤色にかわいらしいフォルム、そして口いっぱいに広がる甘酸っぱさを楽しめるいちごは、老若男女に人気の果物です。
スイーツにも一番といって良いほど使われている果物ですので、特別感のある果物でもありますよね。
様々な品種のいちごがありますから、贈答用として購入される方も多いのではないでしょうか。
そんな年中見かけるイメージのいちごですが、もちろん旬の季節があります。
そこで今回はいちごの主な品種や特徴、そしていちごの旬の季節やおいしい時期をご紹介していきます。
味の好みや用途別でもご紹介していきますので、おいしいいちごをよりおいしくいただくための情報が満載ですよ。
・いちごの旬の季節は?
・いちごのおいしい時期はいつ頃?値段はいくらぐらい?
・旬のいちごと旬じゃないいちごの違いは?
いちごの主な品種や産地、特徴は?
甘味と酸味のバランスが良いいちご
とちおとめ
主な産地:栃木県、愛知県、茨城県
日本では言わずと知れたいちごの品種である「とちおとめ」。
糖度が高く適度な酸味があるため味のバランスが良く、また大粒で見栄えも良いためそのまま食べるのにぴったりのいちごです。
紅ほっぺ
糖度:11-13度
主な産地:静岡県
糖度が高く、また酸味も強いいちごですので、いちごの甘酸っぱさを楽しみたい方にはおすすめのいちごです。
ほっぺが落ちそうなほどのおいしさであることが名前の由来となっているそうですよ。
アイベリー
糖度:12-15度
主な産地:愛知県
サイズの大きさが自慢のいちごで、一般的ないちごは15g程のところ、アイベリーは50g以上のいちごが多く、80g程のいちごもあるそうです。
こちらのいちごも甘味と酸味のバランスが良く食べやすいいちごです。
愛知県の「アイ」といちごの「ベリー」が名前の由来となっているそうですよ。
とにかく甘いいちご
あまりん
糖度:16-18度
主な産地:埼玉県
埼玉県のオリジナルのいちごです。
糖度が高く酸味を感じないいちごなので、酸っぱさが苦手な方におすすめしたい甘いいちごです。
あまりんという名前も、いちごの甘さからつけられたそうですよ。
あかねっ娘(ももいちご)
糖度:12-15度
主な産地:徳島県、奈良県
糖度が高く酸味が低いのでとても甘い風味が楽しめるいちごです。
もものような香りがすることから、徳島県では「ももいちご」と登録商標されているそうです。
スカイベリー
糖度:10度以上
主な産地:栃木県
糖度が高く酸味は低いため、まろやかな甘みを楽しめるいちごです。
また形もきれいなためお土産にもおすすめです。
名前は栃木県にある「皇海山(すかいさん)」にちなんで名づけられたそうですよ。
スイーツ作りにおすすめのいちご
甘いスイーツに合わせるのにおすすめのいちごは、酸味があり、果肉がかためで、形がきれいないちごです。
さちのか
糖度:13-14度
主な産地:長崎県、千葉県、佐賀県
糖度が高めですがそれに負けないくらいの酸味もありますので、スイーツ作りにぴったりのいちごです。
果皮は濃い赤色なので真っ白な生クリームには特に映えます。
果肉はややかたく、中心部も淡い赤色なので、スライスしても使いやすいいちごです。
おいCベリー
糖度:16-18度
主な産地:長崎県、佐賀県
果肉はやや硬めで、深い赤色をしており、また円錐形のきれいないちごなのでスイーツにぴったりです。
名前の「C」とはビタミンCのことで、スイーツに不足しがちな栄養をたっぷり摂ることができますよ。
糖度が高く適度な酸味がありますので、いちごの甘味もほしいシンプルな味のスイーツにおすすめです。
ジャム作りにおすすめのいちご
ジャム作りにおすすめのいちごは、酸味があり、果肉がやわらかめで、小粒で香りの強いいちごです。
越後姫
糖度:10-11度
主な産地:新潟県
寒冷地でも栽培できるように開発されたいちごのため、熟した香りの豊富ないちごです。
果肉がやわらかいのでジャム作りに適しており、いちごの香りがギュッと詰まったおいしいジャムを作ることができます。
とよのか
糖度:12-15度
主な産地:福岡県
果肉が抜群にやわらかく、酸味も高めなのでジャム作りにぴったりのいちごです。
果汁が多めで香り高く、いちご本来の良さが詰まったおいしいジャムを作ることができますよ。
いちごの旬の季節は?
いちごの旬の季節は春と冬です。
昔は屋外でのみ栽培されていたので、いちごの旬は春の4~6月頃が一般的でした。
しかし、ハウス栽培が始まってからは、冬の12~3月頃でも市場にいちごが出回るようになりました。
クリスマスケーキが普及し、いちごの需要が増えたことも影響したようですね。
いちごのおいしい時期はいつ頃?値段はいくらぐらい?
いちごのおいしい季節は、冬
いちごが一番おいしく食べられる季節は冬です。
ハウス栽培といえども冬は気温が低いので、果実が実ってから収穫する状態になるまでに時間がかかります。
そのため、よく熟した甘いいちごができるのです。
冬はいちごをそのままおいしく食べるのには最も適した季節なのですね。
いちごの最もおいしい時期は、1月
冬の中でも特においしい時期は1月頃だそうです。
1月は熟す期間がたっぷりある寒い時期ですが、いちごの株はまだまだ元気で、日照不足にもならない時期のため、いちご栽培にはベストコンディションの時期となります。
春のいちごは加工向き
また、いちごの販売やいちご狩りは5月頃まで行われていますが、春先から初夏にかけてのいちごは甘味が少なく傷みが早いので生食にはあまり向いていないそうです。
酸味があり香りが良いいちごなので、ジャムなどの加工品におすすめのようですよ。
おいしい時期のいちごは1パック600円以上
春のいちごは平均400円程で、安いものだと300円を下回るいちごも出回ります。
しかし、いちごが一番おいしく需要もある冬は値段が高く、1パック600円以上のものが平均価格のようです。
また、日本では「初物」を好む傾向が強いので、出荷された時期が早いものほど値段が高いようですよ。
旬のいちごと旬ではないいちごの違いは?
旬ではないいちごは海外輸入
いちごの旬ではない時期である6~11月は、ほとんどが海外輸入のいちごです。
海外の標高が高い熱帯地域ではいちごが一年中収穫できるそうですよ。
旬ではない国産いちごも開発されている
ただ、国産でも夏や秋に収穫できるいちごの開発が進んでおり、それらのいちごは「四季成り性」と呼ばれています。
四季成り性のいちごは、比較的気温が高くても栽培できる上、日照時間が長いほどいちごができやすいという特徴があるので、夏から秋にかけても栽培が可能なのだとか。
四季成りというだけあって、冬や春にも栽培が可能ですが、冬や春に旬を迎える「一季成り性」のいちごに比べると味が劣るため、冬や春には出回らないようです。
種類豊富な国産いちご
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いちごの主な品種や特徴、そしていちごの旬の季節やおいしい時期をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
春のイメージが強いいちごですが、今は冬が旬であることは意外でしたね。
また、今回ご紹介した品種はほんの一部です。
他にも特徴的な品種のいちごがたくさんありますので、食べ比べをして楽しむこともできそうですよ。
年中食べられるいちごですが、ぜひ時期や用途ごとに選び、おいしいいちごをよりおいしく楽しんでくださいね。