赤ちゃんの寒さ対策。部屋、外出先で寒さを防ぐ服やグッズ。
冬の時期、デリケートな赤ちゃんが風邪を引かないか心配ですよね。
でも、たくさん着せ過ぎると、かえって風邪をひく原因になるんですよ。
今回は、赤ちゃんの寒さ対策についてです。
着せ過ぎを見極めるポイントや、外出時の便利グッズも、ご紹介します。
・赤ちゃんは寒さに弱い?強い?
・室内の赤ちゃんの寒さ対策は?どんな服を着せればいい?
・部屋の設定温度や湿度は?
・屋外の赤ちゃんの寒さ対策は?
赤ちゃんは寒さに弱い?強い?
生後1カ月を過ぎた赤ちゃんの体温は大人に比べてやや高めです。
赤ちゃんの体質によっては、平熱が37度前後ということもあります。
ですから、赤ちゃんは、寒さにはやや強いといえます。
ただし、体温調節の機能は未熟なので、極端に暑かったり寒かったりするのは、良くありません。
そういう意味では、デリケートだと言えるでしょう。
赤ちゃんが暑い時
赤ちゃんが暑い時には、汗をかきますから一枚脱がせたり、室温を下げたりしてあげると良いでしょう。
寒いよりもいいだろうと、厚着させすぎると、汗をかいて、逆に冷えてしまったり、あせもになったりしてしまいます。
赤ちゃんが寒い時
逆に、赤ちゃんが寒いと感じている時には、腹部や背中が少し冷たく感じますから、一枚多く着せてあげるといいでしょう。
手足の血色がよくなかったり、唇が青くなっている場合も、温めてあげる必要があります。
室内の赤ちゃんの寒さ対策は?どんな服を着せればいい?
寒がりの赤ちゃんもいますが、基本的には、大人には少し冷えると感じる程度の温度が赤ちゃんには適温です。
大人よりも服の枚数を1枚少なくするのが基本です。
エアコンで室温調整している部屋なら、肌着に一枚羽織る程度で充分です。
脱ぎ着がしやすい、ベストやカーディガンなどで、小まめに調節してあげましょう。
そして、赤ちゃんは、熱を手足から放出して体温調節しますから、室内では靴下は履かせない方がいいでしょう。
赤ちゃんの手や足は冷たいのが普通なので、多少、手足が冷たいと感じても大丈夫です。
「冬の服装」
部屋の設定温度や湿度は?
室温の目安は20~22度くらいで、湿度は60%です。
ですが、20度では、お母さんが寒いと感じるかもしれませんね。
お母さんが冷えて体調が悪くなってはいけませんから、室温はそれほど厳密でなくてもいいでしょう。
室温を高めにするときには、赤ちゃんの着るものを、少なくすればいいのです。
室温よりも、気をつけたいのは、暖房の風を直接赤ちゃんにあてないことです。
それから、乾燥し過ぎないようにすることです。
ぜひ、加湿器や濡れタオルを干すなどして、湿度を保つようにしましょう。
そして、暖房は、寝る前まではつけて就寝中は消すのが基本です。
夜間の授乳時
就寝時の暖房は消すのが基本ですが、夜間授乳の時にはどうすればいいのでしょうか?
布団の中で授乳する場合以外は、赤ちゃんもお母さんも寒いですよね。
授乳時だけ暖房を付けるのが理想ですが、夜間でも頻繁に授乳が必要な赤ちゃんの場合は、付けたり消したりするのは大変です。
そんな時には、お母さんは何か羽織り、赤ちゃんは「おくるみ」で包んで授乳するといいでしょう。
面倒な場合は、「スリーパー」を着せて寝かせると便利です。
「スリーパー」というのは、着る肌掛けです。
夜間授乳時だけでなく、寝冷え対策にもなります。
赤ちゃんから3歳ぐらいまで使える商品もありますよ。
屋外の赤ちゃんの寒さ対策は?
暑がりが多い赤ちゃんでも、冬の外出時は厚着をすることになります。
外出時も、体温調整しやすいように、薄手の物を重ね着して、上着で覆うようにします。
意外に、頭も冷えますから、赤ちゃんが嫌がらなければ、帽子も被せてあげましょう。
暖房が効いている場所では、上着を脱がせてあげて下さいね。
ベビーカーでお出かけ
ベビーカーでのお出かけ時に便利なグッズを紹介します。
ベビーカーに座った赤ちゃんをすっぽり覆うので、赤ちゃんが厚着をしなくても外出できる便利グッズです。
ベビーカーと抱っこ紐のどちらにも使えるケープなら、外出先で抱っこをする時にも便利ですね。
抱っこでお出かけ
撥水加工がされているものなら、雨の日のお出かけにも対応できますね。
お母さんと一体になれるので、お互いの体温で温め合う事ができます。
赤ちゃんは、やや暑がり。
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今回は、赤ちゃんの寒さ対策についてでした。
赤ちゃんは、体温調節が苦手で、やや暑がりということが分かりましたね。
大人よりも一枚少なく着せるのを基本と覚えておけばいいでしょう。
そして、赤ちゃんに快適な室温の見極めは、
・背中が冷たかったり、唇の色が悪い時は、一枚着せるか、室温を下げる。
・赤ちゃんの手足が冷たいのは普通なので、心配しなくてよい。
というのが、ポイントでした。
赤ちゃんの様子を見ながら調節してあげて下さいね。