静電気の原因と対策!食べ物や生活習慣で改善する方法は?除去グッズは?
『静電気』は、冬場重ね着をしていて脱ごうとした時、玄関を開けようとドアに触った時などに、突然起こりますよね。
瞬間的な驚きやいたみにドアノブや車のドアに触るのがちょっとした恐怖にもなることもあります。
ただ、静電気が起きやすい人と起きにくい人がいることに気付いたことはありませんか。
静電気除去グッズが必須な方もいれば、静電気とは無縁の方もいますよね。
はたして静電気を起こしやすい体質や原因などがあるのでしょうか。
もし静電気を起こしやすい原因や対策方法が分かれば、毎年の冬も今より快適に過ごせますよね。
そこで今回は、静電気の原因や対策方法などについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
静電気が起こる原因は?
静電気が起こる原因というと次の2つがよく挙げられます。
摩擦
人間は行動するたびにどこにでも物と接触するので摩擦が起きやすいです。
摩擦によって電気がたまり(帯電と言うものですね)、それが身体の中にとどまっては危ないので外に出そうとするのです。
それによって放電、静電気が起こるということですね。
ですから普通の生活をしていてもこれは日常的に起きるものです。
ただいつも静電気は起きていませんよね。それはどうしてでしょうか?
これは衣類や物の組み合わせによる原因もあるかと思います。
そのほかにも自然と気が付かないうちにどこかで放出しているのかもしれません。
乾燥
特に冬場ですが空気が乾燥していますよね。
空気中に溜まっている電気が放出する時に頼るのが水分です。
皆さんご存知の通り人間の中にも多くの水分があります。
そこで水分が多い人間の手の先へと移動し静電気が起きるのです。
この現象をよく経験される方が多いはずです。
ちなみに加湿器を使っている家では、静電気が起きにくいと言われていますので、加湿器等を利用するのも一つの手段ですね。
静電気についてのわかりやすい実験の動画がありますのでご覧いただければと思います。
『静電気の秘密』
静電気が起きやすい体質は?身体の危険サイン?
人間の体の電気について
静電気が起きやすい体質の前に、人間の身体にはいつもごくわずかですが電気が流れているのをご存知でしょうか。
たとえば、身体を動かそうとしたとき、脳に動けと信号を出すのも電気の力が働きます。
それに心電図なども電気の力によって心臓の動きが信号となって伝わってあらわされるそうです。
でも身体に電気があっても静電気が起きないのは、自然にその電気を放電しているからなのです。
逆に、放電がうまくいかない人が体の中に溜め込んでしまって、静電気が起きやすくなってしまいます。
静電気が起きやすい体質は?
「これが静電気の起きやすい体質だ」というのは残念ながら医学的な根拠が実証されていません。
ですがいろいろな角度から考えられるような点はいくつか挙げられています。
【乾燥しやすい方】
さきほど静電気が起きる原因のところでもお話させていただきましたが、乾燥はとても重要なポイントです。
肌がよく乾燥しやすい方はいらっしゃるかと思います。
そういう体質の方は体内の水分が少ないため、どうしても自然に放出ができづらいのだと思います。
【血流に原因がある人】
血流が悪いいわゆる「ドロドロ血」になっている方のことです。
この「ドロドロ血」の中にあるプラスイオンが多くなり、マイナスイオンが少ないという偏りができてしまいます。
そうしますとプラスイオンだけが溜まっていきやすくなって、放電するためにはマイナスが必要なってきます。
このマイナスの電気と触れ合った時にたまった電気が放電、いわゆる静電気が発生します。
身体の危険サインでは?
このように静電気が起きやすい体質だろうと考えられている原因は、よくよく見ると体にとってはとても危険な信号を発しているのではないでしょうか。
乾燥しやすい方は体の水分が足りていないと言うことですね。
そういう方は血液中の濃度が高いと言われています。
これは「ドロドロ血」と同じことで、どちらも関係のあるものですね。
ドロドロ血についての危険性については、テレビや雑誌などでもよく目にされているので、怖いものであることはご存知かと思います。
静電気の影にもこういう症状が隠れているのには驚かされますね。
それではそんな静電気を防ぐ方法について見ていきましょう。
静電気の対策方法は?
保湿
静電気予防に重要なのはズバリ湿度。
冬場は空気も身体も乾燥しがち。
でも湿度が高ければ、たとえ静電気が発生しても、空気中の水蒸気に電気がとられるので急にバチッとしなくて済むんです。
ハンドクリームなどで手足を保湿したり、加湿器で部屋の湿度を60%以上に保つことを心がけましょう。
また、冬でも意識的に水分補給をするといいですよ。
特に冬場は意識して飲むことが大切です。
麦茶やルイボスティー、玄米茶など温かい飲み物がおすすめですね。
安いパック売りのものでも良いので常備しておくと安心です。
静電気体質を改善するには?
静電気体質を少しでもよくしていくために食事の面からも改善してみましょう。
ファーストフードやお菓子など、高カロリーのものが毎日当たり前のように食べられています。
また添加物が多く含まれた加工食品も多いですよね。
普段当たり前のように食べているので、その味に慣れてしまい美味しく感じてしまうところがこわいところです。
ですがカロリーは多くても、食物繊維やタンパク質、ビタミンといった大事な栄養素が全く摂れていないのが現実です。
まずはここから改善していくことが良いでしょう。
血液がサラサラとなっていくということは、そこにマイナスイオンが増えて自然に放電されていくこと、そして血液中の水分も増えるので静電気が起こる割合も減ってきます。
生活習慣から改善
車社会になってちょっとしたところに出かけるのも車で移動するので、運動不足が深刻化しています。
便利な生活は運動をする機会をどんどん少なくしてしまいますね。
またタバコやアルコールも血液濃度を上げる大きな原因です。
できるだけやめるようにするほうが望ましいでしょう。
またストレスやイライラも身体に良くない原因ですので、十分な睡眠をとってストレスを軽減することが大事です。
静電気が起きやすい方の特徴はこちら。
当てはまる方は少しずつでも改善していきましょう。
・ 肩凝り
・ ストレスが溜まっている
静電気の予防方法は?除去グッズの選び方は?
静電気防止スプレー
衣類の静電気を防止するスプレーがあります。
これを利用することによって、重ね着とか衣類の摩擦による静電気を防止してくれます。
静電気除去シート
使い方はドアや金属に触る前にシートに触ることです。とても簡単ですね。
100円ショップでも売っていますが、効果のほどを考えると、お値段はかかりますが車用品店や文房具屋さんで購入したほうが良いでしょう。
そのほかにも、特に冬の時期になりますと静電気防止グッズがたくさん出てきますので、自分にあったものを探してみてくださいね。
静電気除去グッズの選び方は?
静電気除去グッズ選びのポイントは静電気の発生場所にあります。
ひとくちに静電気除去グッズといってもいろいろなタイプがあります。
車のドアなどを触る前に触れるキーホルダー状のもの、自分の身につけておくと静電気の発生を抑えてくれるもの、ドアノブなどの傍に貼っておいて握る前に触れるもの、服や車のシートにあらかじめスプレーしておくものなどが代表的です。
どこを触っても静電気が発生する、服を着るだけでバチバチする方は、ブレスレットなどアクセサリータイプのものがおすすめです。
静電気が発生する場所がだいたい判っているという方は、キーホルダータイプや貼りつけタイプも便利。
着替える時に静電気が発生するという方は、静電気除去スプレーを使うと静電気が抑えられます。
もちろん静電気除去グッズはいろいろなタイプを合わせて使うのもOK!
まずはお試しというのであれば100円ショップにも売っていますので購入しやすいですよ。
静電気除去グッズおすすめは?
静電気軽減ブレス
腕にはめたり、女性ならヘアアクセとして髪を止めておくと、いやなバチッを防いでくれるのが静電気軽減ブレス。
見た目には普通のブレスレットやヘアゴムのようなので、身につけていても違和感がありません。
ムーミンなどの大人可愛いキャラクターものもいいですね。
一見おしゃれなレザーブレスレットに見えるデザインも素敵です。
静電気除去キーホルダー
何かに手で触れる前にこのキーホルダーを当てると、静電気を除去してくれるという優れ物。
さまざまなメーカーから販売されていますので、比べてみても良いでしょう。
このアイテムの場合、静電気が除去されると液晶に除去完了のマークが現れるのでわかりやすいですよ。
静電気除去シート
ドアノブの傍などに貼っておくと便利なシートです。
メリットはそのドアノブを使う人みんなが使えるところですね。
職場などでも使えそうなお堅いデザインから、子供が喜びそうな可愛いデザインまでいろいろな形で売られているので、場所に合わせて選んでみてくださいね。
静電気防止スプレー
衣類にスプレーするとパチパチしなくなるスプレー。
静電気を防止するだけでなく、花粉も付きづらくなります。
冬はコートやセーターが静電気でビリビリパチパチしたり、スカートのすそが足にからみついたりしますが、その不快感とサヨナラできますよ♪
静電気対策で快適な冬を過ごしましょう♪
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静電気の原因や対策方法、おすすめ除去グッズなどをお送りしました。
不意に訪れる静電気のいたみは冬を憂鬱にさせる要素の一つでもありますね。
静電気を取り除くグッズもご紹介しましたが、本当はグッズなしで静電気を予防することができればそれに越したことはありません。
パチパチとする不快な静電気ですが、ただ電気が溜まっているだけではなく、体の不調具合にも関係しています。
きちんとした食生活や生活習慣の改善で、少しずつでも体調を整えていってくださいね♪