【お彼岸のお供え物】送る時期やおすすめは?相場やのしの書き方は?
お彼岸にお墓参りに行きたい!
けれど、仕事があるし遠くて‥と悩んでいる方は結構いらっしゃると思います。
お盆でしたらちょうど夏休みということで2日~3日休みを取ることは可能かと思うのですが、お彼岸の時はなかなか休みがとりづらいものですよね。
お墓が近ければ行くことも可能ですが、それもままならないとき、どうしておりますでしょうか。
せめてお供え物だけでも送ってあげたいと思っていることでしょう。
今回は、お彼岸のお供え物を送る時期やおすすめのもの、のしの書き方などのマナーについてご紹介します。
・お彼岸のお供え物を配送する場合いつ頃送ればいい?
・お彼岸のお供え物はどんなものにすればいいの?
・お彼岸のお供えの金額相場は?
・お彼岸のお供えでのしの書き方は?
・お彼岸のお供えでお返しは必要?
お彼岸とは?
お彼岸は春と秋の2回あります。
春は春分の日を中日(真ん中)にして、秋は秋分の日を中日(真ん中)にして、それぞれ前3日間・後3日間の計1週間です。
初日は「 彼岸の入り 」、最後日は「 彼岸の明け 」と言います。
お彼岸には、お盆のように飾りつけなどの決まり事はありません。
家族で仏壇やお墓の掃除をして、ご先祖様へのご挨拶にお墓参りをします。
では、お盆とお彼岸の違いは何でしょうか。
そのためにお墓参りに行くのです。
お彼岸の1週間は春分の日や秋分の日が休日なので、土日と合わせて連休になったりすると、遠方からでも帰省してお墓お参りに行かれる方が多いようです。
お彼岸のお供え物を配送する場合いつ頃送ればいい?
先ほどもお話をしましたが、なかなか休みがとりづらいなどの理由でお墓参りに行けない方がいらっしゃいます。
そのかわりに気持ちとしてお供え物を送ったりしますよね。
品物を送ったり、お金を包んだり、事情によってさまざまな送りものが考えられます。
ご自宅に直接行けないという場合、品物であっても現金であっても、彼岸入り(春分・秋分の3日前)か中日までには届くように手配しましょう。
お彼岸のお供え物はどんなものにすればいいの?
ぼたもちとおはぎ
お彼岸に必ずお供えする「 ぼたもち 」と「 おはぎ 」です。
春には「ぼたもち」、秋には「おはぎ」をお供えするものと言われています。
そのほかにも、『もち米』を使うか『うるち米』を使うかの違いや、『小豆』を使うか『きな粉』を使うかの違いと、地域によってさまざまです。
果物やお菓子などのお供え物
お彼岸のお供え物といえば、おはぎやぼたもちがまず思い浮かびますよね。
ただ、これはその家でご用意されることが多いかもしれません。
そのほかにどんなお供え物が良い?
そのほかにお花を送る場合は5本、7本というように、奇数が良いとされています。
お花屋さんでご供用のアレジメントしたものを用意してありますので、それを利用するのがよいでしょう。
たくさんの親族や知人、ご近所の方がお彼岸で仏壇に手を合わせてくださることを考えると、お彼岸が明けても毎日使うお線香は重宝されるでしょう。
香りのよいお香などをお供えとして送っても良いと思います。
お線香の場合は、ほかの贈り物と一緒に送っても良いですね。
また、故人が生前大好きでよく一緒にお酒を飲んでいたというのであれば、その思いを馳せて好きだったお酒をお送りするのもいいでしょう。
お供え物は地域や家庭によって決まっているものがあったりするので、あらかじめご主人様に聞いてみたり、分からなければお義母様に聞いてみるといいですね。
お彼岸のお供えの金額相場は?
親戚の方などがたくさん集まる家では、果物やお菓子などみんなが持ち寄るので、本家の方が困ってしまう場合もあります。
その状況があらかじめ分かっている場合は、お金を包んでもいいでしょう。
お金を包む場合、3,000円~5,000円が相場と言われることが多いようですが、故人や本家とのご関係や、地域の慣習によってさまざまです。
お供えは、物であれ、現金であれ、あくまでも気持ちです。
故人には生前大変お世話になったと、わざわざ遠方から10,000円ほど包む方もいます。
ただし、あまりにも金額が大きすぎると、逆に本家のほうで恐縮してしまうことも考えられます。
故人や本家との関係や親交の深さなどを配慮して金額を決めましょう。
金額に迷った場合は、周りに相談して相場を合わせてもよいかもしれませんね。
お彼岸のお供えでのしの書き方は?
お供え物はお祝い事ではないので、熨斗(のし)の書かれていない掛紙(かけがみ)を使います。
水引は黒白または双銀などがありますが、地域によっては黄白の結び切りを選ぶところもあります。
表書き
表書きは、故人が亡くなってから四十九日(神道なら五十日)が過ぎているかどうかで変わります。
・ 忌明け前(四十九日過ぎる前)・・・御霊前、お供物
・ 忌明け後(四十九日過ぎた後)・・・御仏前、お供物
下に名前を書くときに夫婦連名にするという方がいますが、ここはご主人様を立ててご主人様の名前だけ記入するほうが印象が良いようです。
お彼岸のお供えでお返しは必要?
一般的には、お返しの必要ないようですね。
お電話やお手紙でお礼をするだけでよいかもしれません。
ただ、地方によっては大体の人数分のお返しを事前に準備し、来られた方にその時に消耗品などをお渡しする方もいるようです。
また、お金でいただいた場合お返しをしないのはちょっと‥と気になる方は、いただいた額の三分の一か半分ほどの金額の物をお返しするとよいでしょう。
その際に、「彼岸供養」「粗供養」「志」「粗品」などの表書きの掛紙をつけるとよいでしょう。
お墓参りは大事なご供養です。
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お彼岸のお供えを送る時期やおすすめなどをお送りしました。
当日どうしても都合のつかない方は後日でもいいので、なるべくならお墓まで直接出向いて心静かにご先祖様に手を合わせましょう。
日常の忙しさの中で日々が過ぎてしまいがちのところ、年に2回お墓参りをすることは家族にとっても大事な時間になると思いますよ。