お彼岸の花はいつ供えればいいの?種類や相場は?
春分の日、秋分の日をはさんだ前後3日間はお彼岸。
お彼岸は心静かに御先祖様や亡くなった人の供養をする期間です。
お墓参りをするにせよ、仏壇に手を合わせるにせよ、欠かせないのはお花です。
でもお彼岸にお供えするお花はどんな花なのか、改めて考えてみるときちんと判らないという人はいませんか。
この記事ではお彼岸の花はどんなお花が良いのか、いつお供えしたらいいのか、タブーのお花は無いのかなどを紹介します。
・お彼岸の花はいつ頃供えればいいの?相場は?
・お彼岸はどんな花を供えればいいの?種類や意味は?
・お彼岸にタブーなお花はある?
・お彼岸の花を配送する場合の注意点は?
お彼岸の花はいつ頃供えればいいの?相場は?
身内のお墓にはお彼岸になる前に花を供えよう
お彼岸の頃「入り花を折らぬ」といわれることがあります。
これは彼岸の入り、つまりお彼岸の初日には花をお墓に立ててはいけないという意味。
彼岸の入りに花を供えると縁起が悪いなどという由来があるわけではありません。
仕事や帰省の都合で、どうしてもお彼岸にならないとお墓に行けないという人も多いですよね。その時もわざわざ彼岸の入りを避けるような必要はありませんよ。
お彼岸の花の相場はお墓に供える仏花の場合1,000円程度。霊園によってはお墓参りをしたあとすぐに下げることになるので、あまり高額でなくても大丈夫。
仏壇にお供えするお花であれば2,000円から5,000円程度が相場です。この時は籠花やアレンジメントにしてもらうと手軽にお供えすることができますよ。
お彼岸はどんな花を供えればいいの?種類や意味は?
お彼岸の花は菊に限らず故人の好きだった花や季節の花を選ぼう
お彼岸に限らず仏様にお供えするお花といえば菊のイメージが強いですよね。これは菊の花には邪気を払う力があるとされたことから。
でも、必ず菊でなければならないというわけではありません。スターチスやトルコキキョウなどを混ぜたお供え用の花も人気があります。
少し値は張りますが、春のお彼岸であればお仏壇に枝物の桜をお供えしても御先祖様から喜ばれそう。
桜を飾りたいという場合にはソメイヨシノより啓翁桜、東海桜などの品種が飾りやすくおすすめですよ。
お彼岸にタブーなお花はある?
お彼岸の花はトゲのあるもの、匂いが強いものは避けよう
お彼岸の花は基本的に季節の花、故人が好きだった花を供えて大丈夫。
ですが、一般的にトゲのある花や匂いが強すぎる花はあまり仏様にお供えしないものとされています。特に親族以外の人にお彼岸の花をお贈りする場合には気をつけたいですね。
とはいえ、故人がバラの花などが好きだったとしたら、お供えしてももちろん悪いということはありません。
その時はお墓ではなく仏壇に供える、淡い色の品種を選ぶなどをするとお彼岸らしさも出てきますよ。
お彼岸の花を配送する場合の注意点は?
お彼岸の花を配送する時にはアレンジメントタイプがおすすめ
どうしてもお彼岸に都合がつかず、お参りにはいけないけれど供養の気持ちをご遺族に表わしたいというときには、花を配送するのも一つの手です。
その時には必ずお花屋さんにお彼岸用の花であることを伝えましょう。花の種類や日保ちに配慮してもらうことができます。
また、花束の状態よりもカゴや箱に入ったアレンジメントタイプがおすすめです。そのまま飾ることができるのでご家族の手間がかかりません。
また、お花と一緒にお線香を贈ることができるサービスを提供している花屋さんもあります。
特に亡くなって日が浅い場合には、お悔やみの気持ちも伝えることができるので良いですよ。
お彼岸にはお墓に花を供えてゆっくり手を合わせよう
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お彼岸の花で大切なのは相場通りの金額か、マナーにかなっているかよりも御先祖様や故人を想う気持ち。
現代人は日々忙しくて、お墓参りはもちろん仏壇に手を合わせる機会もなかなかないという人も多いですよね。
せめてお彼岸はきちんとお花を供えて、ゆったりとした気持ちで御先祖様に手を合わせたいものです。