お盆玉発祥の由来。相場や時期は?専用のポチ袋はあるの?
「お盆玉」って知っていますか?
ちょっと聞き慣れない言葉でしょうか。
言葉からお盆に関係していることだと思うけど・・と思われますね。
実はお盆玉という言葉ができたのはつい最近のことなのです。
だから耳慣れない方も多いはずです。
そこで今回「お盆玉」ってどういうものなのか、またそれにまつわる由来や相場、その他様々なことを調べていきたいと思います。
・お盆玉をあげる時期は?あげなくてもいいの?
・お盆玉の相場はどれくらい?
・お盆玉専用のポチ袋はあるの?
お盆玉の由来とは?昔からあるの?
お盆玉とは?
そもそもお盆玉とはどういうものなのでしょうか。
お盆には実家にお子さんやお孫さんがいらっしゃいますね。
そのときにおじいちゃんやおばあちゃん、または親戚の人たちがお小遣いとして渡すことがあります。
それがお盆玉です。
お年玉のお盆バージョンというとわかりやすいでしょうか。
お盆玉の由来は?
山形博物館によると、もともと山形地方では江戸時代に夏になると、奉公人に下駄や足袋などを支給する風習があったようです。
それらが他の地方では金銭を上げたりすると変わって言ったという由来があります。
お盆玉の名称の由来は?
「お盆玉」という言葉は「マルアイ」という会社で作った造語です。
このマルアイという会社は文具や紙製品を取り扱っている会社でして「お盆玉」のポチ袋を作った会社です。
マルアイによりますと「お盆に帰ってきて子供さんやお孫さんにお小遣いをあげる風習を広げるため」に2010年よりお盆玉というポチ袋を作り始めたそうです。
会社の戦略があったわけですね。
お盆玉をあげる時期は?あげなくてもいいの?
お盆玉をあげる時期は、お盆を中心にその前後に帰省したときにあげるものとされています。
2010年にお盆玉として出たばかりですのでまだまだ知らない方も多いと思います。
地方によっては昔から帰省していたときに、お小遣いを上げていたりするところもあるところから心遣いとしてのものなので、どうしてもあげなくてはいけないものというものではありません。
お盆玉の相場はどれくらい?
ちなみに相場がどれくらいのものなのか調べてみました。
まだ始まったばかりのもので、はっきりとした調査はされていないようです。
お年玉とだいたい同じ程度ではないかと思われます。
参考までにお年玉の相場を書いておきます。
・小学生・・1,000円~3,000円
・中学生・・3,000円~5,000円
・高校生・・5,000円~10,000円
お年玉という年に1回だからちょっと多めにあげていた気持ちもありましたが、これにお盆玉となると出費が大変ですね。
一度お盆玉をあげると毎年あげなくてはならなくなると思いますので、金額は無理のないようにしたほうが良いかと思います。
また問題としてあげる側の立場の方にあります。
まだお盆玉を知らない方が多い中で一人お盆玉をあげてしまうと子どもたちも他の親戚の方からもらえると考えてしまいます。
後にトラブルとならないように親戚の方と話し合う必要があるのは確かですね。
お盆玉専用のポチ袋はあるの?
ポチ袋は可愛いのがたくさんあります。
2010年に「マルアイ」で出されてから2014年に郵便局でもお盆玉のポチ袋を販売するようになりました。
それからは全国的に文具店などや通販などでも販売されるようになりました。
少しずつ広まりを見せてきていますね。
お盆玉はこれからどのように広まっていくのでしょうか。
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お盆玉の由来や相場ついてお話させていただきました。
本当に近年から始まったばかりのものなのですね。
まだまだ周知されていないと言われていますが、ポチ袋を手に取る機会が増えると次第に「お盆玉」というものが知られていくでしょう。
どちらかというと子どもたちから広まっていく可能性のほうが高そうな感じもします。
「お盆玉」は子供にとっては嬉しいですが、あげる側にとってはちょっと頭が痛いお話でしょうか。