帯祝いの食事代とお返し。食事は誰が払う?お返しの品物や相場は?
帯祝いは、安産と、母子の健康を願って行われます。
安定期に入る妊娠5ヶ月目の戌の日に安産祈願をして、安定期に入ったお祝いをします。
この帯祝いでは、集まった人が一緒に食事をしますが、この時の食事は誰が払えばいいのでしょうか?
また、帯祝いとして金品を受け取った場合のお返しは、どの程度すればいいのでしょうか。
今回は、帯祝いの食事やお返しの相場や品物などについてご紹介します。
・帯祝いの食事メニューは?
・帯祝いのお返しは必要?相場はどれくらい?
・帯祝いのお返しにおすすめの品物は?のしは必要?
帯祝いの食事代相場は?誰が払うもの?
食事代は誰が払う?
夫の親と同居が当たり前だった昔には、帯祝いの食事代は夫の親が持つものでした。
同居している家に親戚を呼んで、妊婦と姑が用意した御馳走を食べながら、妊娠の報告をしてお祝いしました。
今は、核家族が増えたこともあり、帯祝いのお祝い膳は誰が用意してもいいということになっています。
・ 妊婦の舅と姑、又は妊婦の父母が用意する。
・ 妊婦と夫だけで行う。
など、各家庭ごとにいろいろなスタイルがあります。
招かれた側は食事代を包むといいでしょう。
食事代の相場
食事代の相場というものは特にありません。
大々的にするならば、料亭などで祝い膳を用意してもらうといいでしょう。
そこまで大げさなものは必要ないという考えでしたら、レストランなどでカジュアルな食事会をおこなうというスタイルもあります。
妊婦の体調が整っていないという場合は、ケータリングを利用して自宅で行うという方法もあります。
帯祝いの食事メニューは?
昔は、戌の日の参拝後に自宅でお祝い膳を振舞っていました。
定番のメニューは、お赤飯や紅白餅、尾頭付きの魚などです。
ただ、核家族化が進んだ現在では妊婦が一人で祝い膳を用意するのは大変ですから、レストランや料亭などを利用することが増えました。
もちろん、和食である必要はありませんから、参加者の好みで洋食でも中華でもかまいません。
帯祝いのお返しは必要?相場はどれくらい?
お返しや相場は?
帯祝いのお返しは不要です。
ただ、古くは帯祝いを頂いたらお赤飯や紅白の餅を配る習慣がありました。
これは、お礼というよりは、『歓びを分かち合うお裾わけ』のような意味合いが強いものです。
ただ、妊娠がプライベートなものになった現在では、あまり行われなくなりました。
もしも、もらいっぱなしでは気が引けるということでしたら、内祝いを贈ってもかまいません。
相場としては、だいたい戴いた額の1/3程度です。
お礼は必須
ただし、戴いたことへのお礼は必要です。
戴いたその場でお礼を伝えるのはもちろん、後日きちんとお礼状を書きましょう。
改まって手紙を書く間柄でなくても、こういったことはきちんとするのが後々のためです。
せっかくですから、普段なかなか伝えられない感謝の気持ちを書いて送りましょう。
お礼状を送るタイミングは、安産祈願をした日の一週間以内です。
帯祝いのお返しにおすすめの品物は?のしは必要?
古くからの習慣そのままに、赤飯や紅白餅を贈るのがやはり定番です。
定番ではありますが、赤飯は郵送しにくく、紅白餅は好ききらいがあるということで、お菓子などを贈ることが増えました。
そのほか、お酒や佃煮、海苔など日持ちのするものを選んで贈るといいでしょう。
好みが分からない時には、カタログギフトという方法もあります。
のし紙を付ける場合は、熨斗なしの紅白の蝶結びの熨斗紙を使い、表書きは『帯掛内祝』と書きます。
両家でよく打ち合わせしてお祝いを
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帯祝いの食事やお返しについてお送りしました。
帯祝いの食事は、特にこれといった決まりはありません。
ただ、地域的なものや、それぞれの家の考えなどがあるので、両家でよく打ち合わせしましょう。
お返しについてもあまり気負う必要はありません。
きちんと感謝の気持ちを伝えるようにすると、どちらも気持ちよく過ごすことができますよ。