年賀状【先生に出す場合の例文(小中高・大学・幼稚園)】宛名の書き方は?
今年、お世話になった方にお礼と、これからのお付き合いをお願いするのが年賀状です。
親戚や友達だけでなく、当然、先生にも年賀状を出すべきなのですよね。
「でも、何を書いたらいいの?」
「書いてはいけないことはある?」
悩む方も多いのではないかと思います。
今回は、年賀状を書く時に気を付けることと、先生に年賀状を書く場合の例文などをご紹介しますので参考にしてみてくださいね。
・年賀状を先生に出す場合の宛名の書き方は?
・年賀状の書き方の基本は?
・小学校の先生に親が出す場合と子どもが出す場合の例文は?ひと言添えるなら?
・中学校、高校、大学の先生に出す場合の例文は?ひと言添えるなら?
・保育園、幼稚園の先生に出す場合の例文は?ひと言添えるなら?
・ボールペンでも大丈夫?いつまでに出せばいい?
年賀状を先生に出す場合の宛名の書き方は?
宛名の書き方で迷うのは、敬称の付け方ですね。
ご自宅に送る場合は、通常の宛名と同じように住所とフルネームに “様” か “先生” で送ります。
住所が分からない場合は、学校宛に送ることになると思います。
その場合は、住所、学校名に加えて、担任の先生ならクラス名も書いてから、フルネームに “先生” をつけて宛名を書きましょう。
年賀状の書き方の基本は?
賀詞
賀詞というのは、新年の挨拶の言葉のことです。
“賀正”とか“迎春”などの言葉といえば分かりやすいでしょうか。
この賀詞ですが、選び方を間違えないようにしましょう。
あまり知られていませんが正式には、一文字、二文字の賀詞は目上の方には失礼だとされています。
先生には、
『謹賀新年』
『初春のお慶びを申し上げます』
『明けましておめでとうございます』
など、四文字以上の賀詞を使いましょう。
Happy New Yearなど英語表現については、気にしない人もいますが、本来は目上の方には使いません。
英語の先生以外には使わないのが無難でしょう。
本文
年賀状が、普段の手紙と違うところは、次の点です。
・ 拝啓や敬具などの言葉は必要ない。
・ その代わりに賀詞を必ず入れる。
・ 年賀状は正式な手紙なので、句読点は使わない。
・ 忌み言葉を避ける。
・ 令和○年元旦と、元号を書き添える。
忌み言葉とは、滅びる、絶える、終わる、切るなど、縁起が悪いとされている言葉です。
この中で、ついつい使ってしまいがちなのが、去年という言葉。
“去る” も忌み言葉ですから、旧年 や 昨年 と言い変えましょうね。
小学校の先生に親が出す場合と子どもが出す場合の例文は?ひと言添えるなら?
子どもが出す場合の例文
あけましておめでとうございます
昨年はお世話になりありがとうございました
今年もがんばりますのでよろしくお願いします
令和○○年元旦
親が出す場合の例文
謹んで新年のお慶びを申し上げます
昨年は○○が大変お世話になりました
先生のおかげで、○○への苦手意識がなくなったようです
本年もご指導のほどよろしくお願いいたします
ひと言書き添えるなら
こどもの年賀状にひと言添えるなら、子どもが書けていない部分を補う形がいいですね。
たとえばお礼の言葉が抜けていれば、
など、あまり出しゃばらない感じでさりげなく付け加えるといいでしょう。
中学校、高校、大学の先生に出す場合の例文は?ひと言添えるなら?
中学校、高校の先生に出す場合の例文
あけましておめでとうございます
昨年は大変お世話になりました
今年は○○に挑戦いたします
よろしくご指導のほどお願い申し上げます
令和○○年元旦
大学の先生に出す場合の例文
謹んで新年のご挨拶を申し上げます
旧年中は何かとご指導を賜りありがとうございました
特に○○についてご教授いただいたことは今後の研究に生かしていきたいと考えております
本年もご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます
令和○○年 元旦
ひと言書き添えるなら
中高生になれば、親が出なくてもきちんとした文章で書けることでしょう。
どうしても、書き添えたい場合も、長々と書くよりも
など、短文に留めた方が印象が良いでしょうね。
保育園、幼稚園の先生に出す場合の例文は?ひと言添えるなら?
幼児が年賀状を書く時の例文
幼児ですから、“あけましておめでとうございます”を書いたらハガキが埋まってしまうかもしれませんね。
個人的にはそれで十分と思いますが、一応例文を載せておきます。
あけましておめでとうございます
ことしも○○せんせいとたくさん○○がしたいです
よろしくおねがいします
○○ねん がんたん
ひと言書き添えるなら
子どもが文章を書けているならば、
「昨年は温かいご指導ありがとうございました」
「先生のご健康をお祈り申し上げます」
など、短文で良いでしょう。
もし、子どもの文章が拙(つたな)い場合は、何を書いたのか説明文を。
絵だけ子どもが描いた場合は、賀詞と日頃のお礼の言葉を書き添えると良いですね。
ボールペンでも大丈夫?いつまでに出せばいい?
筆記具は、鉛筆やボールペンでは失礼にあたります。
万年筆や、筆ペン、毛筆、なければサインペンなどが良いですね。
ただ、小学校低学年ぐらいまでの子どもなら、鉛筆でも許されるでしょう。
幼児なら、カラーペン、色鉛筆などで書いても目くじらをたてられることもないと思います。
年賀状を出す時期は、郵便局が年賀状の引き受け開始(例年12月15日頃)からです。
遅くなってしまった場合でも、1月7日頃までは、年賀状として送ることができます。
それよりも遅くなってしまう場合は、寒中見舞いになりますから、注意しましょう。
年賀状を書く時には
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先生へ送る年賀状の例文についてお送りいたしました。
基本的には、
・ 賀詞と年号を必ず入れること
・ 句読点は使わないこと
・ 忌み言葉を避ける
などの、年賀状を書く時の約束事さえ守っていれば、自由に書いていいことがお分かり頂けたと思います。
先生に年賀状を書く時の参考にしてくださいね。