寿退社報告の仕方。時期や言い方は?退職までの流れは?
女性の場合は、結婚を機に退職する場合があります。
寿退社と言われますが、おめでたい理由で退職するのだから、会社や一緒に働いてきた同僚へ負担をかけず、祝福してもらえるように報告したいものですよね。
ここでは、スムーズに退職し仕事を引き継ぐために、知っておきたい寿退社の報告の流れや方法をご紹介します。
・寿退社の報告をする場所やタイミングは?言い方は?
・上司に報告後の流れは?同僚や社外へ伝えるタイミングは?
・寿退社の報告をメールで伝える場合の例文。
寿退社を報告する時期はいつ頃?誰に最初に伝えるべき?
寿退社はできれば3ヶ月前までには報告を
寿退社するとなったら、会社側は新しいスタッフを採用し、引継ぎをしなければなりません。
一般的な社則では、1ヶ月前までに退職の報告をと決まっていることが多いですが、1ヶ月前では採用や引継ぎが間に合わないことがほとんど。
3ヶ月程度あれば、余裕を持って新たな体制づくりをすることができますから、会社にもあまり負担をかけることなく寿退社することができます。
余裕を持って報告することで、会社側からも祝福してもらいやすくなり、自分自身もスムーズに退職することができます。
寿退社する意思があるのなら、両家の顔合せや結納が済み、ある程度結婚式の予定が決まった頃から、会社への報告も頭に入れておきましょう。
責任ある立場や人員に余裕のない場合は半年前までに報告を
部署の責任者を務めていたり、ほかに代わりのいない立場で働いていたりと、新しいスタッフの採用や育成に時間がかかることが予想されます。
引き継ぐ人員がいないなど、スタッフの人数に余裕がない場合も、新しい体制に移行する期間を長めに取るため、余裕がほしいですよね。
こうした立場で働いている場合は、できれば半年前くらいまでには会社へ報告しておきたいもの。
もちろん、このような場合は、直属の上司や経営者層にのみ報告し、同僚や取引先ヘは寿退社することを伏せてもらっておくほうが働きやすいです。
まずは直属の上司に報告を!
寿退社の場合は、まずは直属の上司に報告しましょう。
上司から、会社の上層部へ報告してもらい、人員の採用や引継ぎなどその後の手続きをスムーズに進めてもらうことができます。
この時避けたいのは、仲の良い同僚や取引先へ先に報告してしまうこと。
自分が報告する前に上司の耳に入ってしまうと、あとで報告する際に気まずくなりますし、その後の引継ぎにも影響がでてしまいます。
寿退社の報告をする場所やタイミングは?言い方は?
上司がひとりの時に報告を
報告しよう、と思っても改まって上司に報告しに行くのも勇気がいりますよね。
寿退社を報告する際には、他のスタッフがいない時間帯を選びましょう。
どうしても他のスタッフがいるという場合は、上司にお願いして別室で報告するようにしたほうがよいですね。
結婚が決まったことと退職の意思を明確に報告しましょう
上司に報告する場合には、どのような言い方をしたら良いでしょうか。
・それに伴い退職の意思があること
・退職時期に期限がある場合はその時期
この3つを順に報告するとスムーズに伝わります。
例えば、
結婚を機に退職させていただきたいと思っています。
結婚式は、◯月を予定していまして、親族のみでささやかに挙げる予定です。
結婚式の前後でご迷惑をかけない時期を相談させていただいて退職し、引継ぎなどしっかりさせていただこうと思っていますので、よろしくお願いします。」
などと報告すると良いですね。
寿退社の場合、上司が知りたいのは退職の時期です。
転居を伴う、結婚相手の転勤がある、などで本人の退職の時期がほぼ確定しているのか、結婚式の前後で仕事の忙しさなどを見ながら調整できるのかでその後の対応の流れが変わります。
寿退社を報告する時点で、ある程度決まっていることは合わせて上司へ報告しておくと、その後がスムーズですね。
上司に報告後の流れは?同僚や社外へ伝えるタイミングは?
上司に報告したら引継ぎの段取りを
上司に寿退社を報告したら、すぐに同僚などへ言いたくなってしまうかもしれませんが、ちょっと待って!
退職の報告があった場合は、経営者側で、新規採用や引継ぎ、体制の変更などを検討します。
それがある程度はっきりするまでは、引継ぎ業務を整理し、同僚などへ伝えるタイミングを待ちましょう。
同僚や社外へ伝えるのは採用や引継ぎが始まる前に
代わりのスタッフを採用するために求人が始まったり、スタッフの異動が行われたりすることがありますので、その前には社内スタッフに伝えておきたいですよね。
引継ぎや、退職時期などがはっきりしたら、同僚や取引先などの社外へも寿退職を伝えていきましょう。
寿退社の報告をメールで伝える場合の例文
本来なら、お世話になった方へは直接報告したいところですが、人数が多かったり、勤務場所が離れていたりするとなかなか難しいもの。
メールで寿退社を報告せざるを得ない場合もありますよね。
ここでは、メールで寿退社を報告する場合の例文をご紹介します。
社外の取引先へ伝える場合
◯◯株式会社 ◯◯様
お世話になっております。
□□株式会社 ◯◯です。
私ごとですが、この度結婚が決まり、退職することとなりました。
入社以来大変お世話になった◯◯様へは直接ご報告したかったのですが、メールでお伝えすることとなり申し訳ありません。
退職時期は◯月末を予定しております。
後任は、同期入社の◯◯が務めさせていただくこととなっており、日を改めましてご挨拶に伺いたいと存じます。
◯◯様にはご迷惑をおかけすることのないよう、引継ぎしてまいります。
退職まで、どうぞよろしくお願いいたします。
社内スタッフに伝える場合
◯◯支店 ◯◯様
いつもお世話になっております。
さて、私ごとですがこの度結婚を機に退職することとなりました。
直接ご報告すべきところ、なかなか支店へお伺いすることができず、メールでのご報告となってしまい、申し訳ありません。
退職時期は◯月末を予定しています。
現在引継ぎを進めており、今後の窓口は◯◯さんにお願いしています。
ご迷惑をおかけしないよう、きちんと引継ぎしていきますので、どうかよろしくお願いいたします。
なお、結婚式は親族のみでささやかに行う予定です。
余裕を持って報告し、みんなに祝福される寿退社を!
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寿退社するなら、できるだけ会社に負担をかけず、みんなに祝福されて退職したいですよね。
そのためには、退職までに余裕を持った時期に、まずは直属の上司に報告することがスムーズな退職手続きのポイント。
流れやポイントをおさえて、気持ちよく退職できるよう、応援しています!