【家庭訪問のマナー】玄関や部屋の座る場所は?あいさつの仕方は?
家庭訪問は緊張しますよね。
家の掃除は? 正式なマナーは? お茶菓子は?
など、子どもより、親の方がソワソワしてしまうという家もあるかもしれません。
今回は、そんな家庭訪問の時の挨拶や迎え方、話すことなどのマナーをご紹介します。
玄関での挨拶の仕方や座る位置など、あらためてマナーを確認しておきましょう。
・家庭訪問に来た先生への挨拶の仕方は?
・家庭訪問は玄関と家の中どちらがいいの?
・先生や自分の座る位置や場所は?
・話す内容は?質問することは?
・先生が帰る時の挨拶やマナーは?
家庭訪問に来た先生への挨拶の仕方は?
家庭訪問に来た先生への挨拶といっても、特に決まった形があるわけではありません。
いつも子どもの指導をしていただいていることへの感謝の言葉があれば充分です。
具体的にいうと、「こんにちは。○○(子供の名前)の母(父)です。○○が、いつもお世話になっております」
という感じになります。
何か付け加えるなら、「暑いなか(雨のなか)ありがとうございます」など、お礼の言葉を加えるのがよいですね。
形式ばった挨拶を長々とすると、挨拶だけで家庭訪問が終わってしまいますので、手短にする方がよいでしょう。
家庭訪問は玄関と家の中どちらがいいの?
来客時には、挨拶の後、家の中にご案内するのがマナーですよね。
家庭訪問も同じ考え方です。
ただし、玄関先での対応がルールとなっている学校もあり、わざわざ “家庭訪問” ではなく 「 玄関訪問 」 という表現をする学校もあります。
そういう場合は、ルールにしたがいましょう。
事前に何も通達がない場合は、挨拶のあと「どうぞ、おあがりください」と案内します。
その時に、先生が「玄関でけっこうです」と固辞された場合は、無理にすすめないようにすればよいのです。
先生や自分の座る位置や場所は?
家の中に案内した場合
先生には上座に座っていただきます。
和室の場合は、床の間の前。
床の間がない場合や洋室の場合は、入り口から遠い位置を勧めます。
玄関で対応する場合
玄関が広いお宅の場合は、玄関に座布団を敷いて、座っていただきます。
靴を脱ぐことを固辞された場合は、土間と部屋の段差に腰かけていただいて、自分は正座するというのが自然ですね。
知らない方も多いかもしれませんが、実は玄関にも上座があります。
下駄箱がある方が下座なので、先生には上座に座っていただきましょう(自分が下駄箱側)。
下駄箱が座る場所の真向かいにある場合は、座る場所がドアから離れている方が上座となります。
困るのが、玄関に大人ふたりが座るようなスペースがない場合です。
マンションの場合は、靴脱ぎ場と家との間に座るほどの段差がない場合がほとんどですので、お互い立ったまま話せば問題ありません。
一言、「お掛けいただく場所もなくて申し訳ありません」とか「立ったままで申し訳ありません」などと付け加えるとよいですね。
一戸建ての場合は、土間との段差の関係で、お互いに立ったままですと、先生を見降ろしてしまい失礼です。
自分は玄関に正座するとよいでしょう。
玄関訪問と決まっている場合は、玄関に椅子を用意しておくというのもアリです。
話す内容は?質問することは?
話す内容に決まりはありません。
家庭訪問は、先生にとっては、家の場所を確認する程度のものです。
型どおりの挨拶をして、「一年間宜しくお願い致します」という気持ちを伝えれば充分です。
「学校で(授業中・休み時間)の様子はどうですか」などが定番の質問ですが、特に聞きたいことがない場合は、先生にお任せしてもかまいません。
家庭訪問の時間は短いので、どうしても聞いておきたいことがある場合は、メモしておいて先に聞いてしまいましょう。
相談事をするには時間が足りないので、相談事がある場合は要件だけを伝えて後日アポイントを取りたいと告げるのがマナーです。
逆に、先生の方からよく質問されることは、家庭での様子です。
口下手で話すのが苦手という方は答えを考えておくとよいかもしれませんね。
先生が帰る時の挨拶やマナーは?
「本日は、ありがとうございました」や、「お茶も出さずにすみません」などの挨拶をして、一礼してからお見送りします。
お見送りは、
一戸建ての場合は庭先(玄関先・家の前)まで
マンションの場合はエレベーターホールまで
見送るのが正式なマナーです。
先生が、「お見送りは結構です」とお断りされた場合は、玄関を出たところまででもかまいません。
いずれにしても、先生の姿が見えなくなるまで玄関の扉を閉めてはいけません。
家庭訪問はマナーばかりにこだわらないで。
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家庭訪問の挨拶や迎え方などのマナーについてお送りしました。
家庭訪問の時のマナーは、来客時のマナーですから覚えておくと応用がききます。
先生のお話をしっかり聞いて、「一年間宜しくお願いします」という姿勢を示せば充分です。
マナーも大事ですが、笑顔でお迎えするのが一番と心得ましょうね。