【破魔矢の飾り方】2025年の方角は?置き場所や処分の仕方は?
お正月に初詣に行った時に、お札とともに破魔矢を見かけていることと思います。
では破魔矢とはどういうもので、どのように置いたらよいかなどについてはご存知でしょうか。
また若い方では破魔矢そのものについても、ご存じない方もいらっしゃるかと思います。
今回は、この破魔矢の意味や飾り方、そして2025年 縁起の良い方角などについてご紹介します。
この記事の目次
破魔矢とは?意味は?
破魔矢とは?
お正月に神社で縁起物として授与される矢の形をした鈴の付いたもののことです。
※神社やお寺でお札や破魔矢などを「買う」ということではなく、神様から「授与される」といいます。
破魔矢の意味は?
破魔矢は破魔弓(はまゆみ)というものと一組になっているものです。
弓は昔から邪を払うものとして扱われており、それを取り扱うことができるのは、修行を積んだ力のある神職の方や僧侶の方に限られていました。
そのため破魔矢を私達がいただき破魔弓から邪気を払ってもらう力をいただくという意味があります。
破魔矢の由来は?
平安時代に射礼(じゃれい)という朝廷行事があり、奉納という形で執り行われていたようです。
その後江戸時代になり、男子の初正月のお祝いに破魔弓と破魔矢が贈られるようになり、さらにお正月の縁起物として破魔矢だけが授与されるようになったという由来があるそうです。
ちなみに現在でも男子の初正月には破魔弓と破魔矢を贈る風習は残っています。
破魔矢の飾る場所や飾り方は?
破魔矢の飾る場所は?
では破魔矢はどこに飾ると良いのでしょうか。
神棚や床の間があるときはそちらに飾るのが良いですね。
神棚とかがない家では、
飾り方は?
飾り方で気をつけることは、破魔矢は神様から授かったものですので、
神様を見おろさないようにという意味で、大人の頭の位置より上の方になるようにしましょう。
後はその場所によって置き方は自由です。
きちんと周りを掃除してから置くようにしましょう。
また破魔矢立てというものがありますので、そちらを利用する方法もあります。
これを使うと縦に置けるため場所もとりません。
縦の空間を有効利用できるのはありがたいですね。
家やオフィスにも活用できますよ。
2025年の方角は?縁起の良い向きは?
破魔矢を飾る時の向きに関しては厳密な決まりというものはないようです。
ですが、言い伝えや神社の方からのお話ですと「矢のとがっている方を凶の方角に向ける」と良いと言われています。
2025年の方角は?
凶の方角は干支によって決まります。
干支を時計のように見立てて、子年が12時のところから始まり丑年が1時、と続いていくわけです。
そして凶の方角はその年の干支の反対側にあたります。
方角がよくわからないときは、スマホのコンパスアプリなどを活用してみてください。
飾る期間はいつからいつまで?
飾る期間はいつからいつまで?
お正月にいただいた破魔矢はその年一年お守りいただけます。
ですから翌年のお正月にまた新しい破魔矢と交換します。
喪中の場合、破魔矢はどうしたらよいの?
お正月に破魔矢を交換するとお話させていただきましたが、喪中の場合はお寺と神社によって考え方が変わります。
お寺は初詣に行くことは問題ないので、その時に破魔矢を交換することは可能です。
神社につきましては、お正月というおめでたい期間に参拝に行くのは控えたほうが良いと言われています。
神社それぞれに考え方があるようですので、いつも参拝に行く神社にお問合せしてから行くと良いと思います。
その時に破魔矢を新しく授与されるとよいでしょう。
破魔矢の処分の仕方は?
初詣に行く時に昨年のお札や破魔矢を持っていくと、神社やお寺の敷地のなかでそれを収められる場所が設けられていますので、そこに納めると良いでしょう。
たいていそこにはお賽銭箱もありますので、気持ちをお納めしたらよいかと思います。
金額は決まっている場合と決まっていない場合がありますが、大体100~300円くらいです。
神社などでは皆さんから納めていただいた古い破魔矢やお札は、1月15日に行われる「どんど焼き」にてお焚きあげされます。
縁起物の破魔矢を飾ってみましょう!
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一年間邪を払う役目をしてくれる破魔矢の飾り方や方角などについてお送りしました。
お札(ふだ)と同じように神様から授かった縁起物です。
破魔矢の飾り方や方角にも気をつけてみながら、家族を守っていただくようぜひ飾ってみてはいかがでしょうか。