結婚式【父親の挨拶スピーチ例文】新郎新婦の父親の言葉は?カンペは?
結婚式で感動のシーンといえば、新婦の手紙から新郎の謝辞、新郎の父のスピーチがあります。
新郎新婦ももちろん緊張するシーンですが、親の立場で伝える感謝の言葉はなかなか難しいと思います。
だいたいは新郎の父が感謝の言葉で締めるのですが、場合によっては、新婦の父がスピーチをすることもあります。
今回は感動のシーンを締めくくる、父親の挨拶スピーチの例文をご紹介します。
この例文をアレンジすることでオリジナルの感謝の言葉となり気持ちが伝わることでしょう。
こちらの動画を父のスピーチの参考にしてみてください(約3分から5分40秒頃)。
この記事の目次
結婚式の父親のスピーチはパーツで分けて自然なストーリーにしよう!
まず例文の前に父親のスピーチをパーツに分けて考えると、締めの言葉も感謝を込めたオリジナルの内容になるでしょう。
最初が肝心「出だしの言葉」
まずは、新郎新婦の親の代表として自分(父親)の名前とお礼の挨拶をしましょう。
列席者に伝える「感謝の言葉」
列席していただいたことへの感謝の気持ちを、一人一人に伝えるイメージで贈る言葉になります。
二人を見守る「お願いの言葉」
まだまだ未熟な新郎新婦を皆様のチカラで支えてほしい、などのお願いするような言葉になります。
列席者へ感謝「締めの言葉」
新郎新婦の親の代表として、皆様の健康とご多幸を祈る言葉をそえて、スピーチの締めの言葉にしましょう。
上記の4つのパーツに分けて挨拶文を作ることがポイントになります。
結婚式の父親スピーチ「出だしの言葉」例文は?
① ただいまご紹介にあずかりました新郎の父・○○○○と申します。
本日は、新郎新婦の二人のためにお集まりいただきましたことを両家を代表し、心より感謝申し上げます。
② 新郎の父・○○○○でございます。
本日は無事にこの日を迎えることができて感無量の思いで胸がいっぱいです。
③ 両家を代表いたしまして、新郎の父・○○○○より挨拶を述べさせていただきます。
本日は足もとのわるい中、ご出席いただきまして、まことにありがとうございます。
※①〜③両家代表の父のスピーチでよく使われる「出だしの言葉」なのですが、③は天候が良くないとき、雨などのときに使われる言葉になります。
天候が良いときは①と②の「出だしの言葉」を参考にしてください。
結婚式の父親スピーチ「感謝の言葉」例文は?
皆さま方には大変お忙しい中、新郎新婦二人のためにお集りいただいたことを、あらためて感謝のお礼を申し上げます。
本日は、あいにくの空模様にもかかわらず、多くの皆様にご臨席を賜(たまわ)り深くお礼を申し上げます。
また、多くの方々からの温かい励ましのお言葉や、楽しい余興など、親として、とても身に余る光栄でございます。
結婚式の父親スピーチ「お願いの言葉」例文は?
本日、晴れて夫婦となった二人ですが、新しい家庭を築いていく道のりは平坦ではないでしょう。
今後とも、皆様のご指導とご鞭撻(べんたつ)を賜りたいと思っております。
本日、新しいスタートに立った二人ですが、まだまだ未熟な二人です。
ぜひとも、皆様のお力添えを頂戴(ちょうだい)したく存じます。
結婚式の父親スピーチ「締めの言葉」例文は?
本日は慣れない宴席で不行き(ふゆき)届きの面も多々あったかと思いますが、何卒、お許し願います。
結びに、皆様のご健康とご多幸を祈りつつ、両家代表の挨拶と代えさせていただきます。
本日は、まことにありがとうございました。
ご臨席の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げまして、簡単ではございますが、お礼の挨拶とさせていただきます。
本日は大変お忙しい中のご出席、まことにありがとうございました。
新郎○○からも挨拶がありますが、まずは、両家を代表いたしまして、父である○○より、本日お集まりいただきました皆様方へお礼の言葉とさせていただきます。
本日は、まことにありがとうございました。
新婦の父親が両家代表のスピーチをする場合の例文は?
結婚式での両家代表のスピーチは通常、新郎の父親がするのですが、場合によっては新婦の父親がする場合もあります。
新婦の父親として、自分の娘を送り出すということになるのでスピーチの内容は、
① 最初が肝心「出だしの言葉」
② 主賓の方へ贈る「感謝の言葉」
③ 列席者に伝える「感謝の言葉」
④ 新郎のご両親へ「感謝の言葉」
⑤ 列席者へ感謝「締めの言葉」
という流れをイメージして挨拶するといいでしょう。
新婦の父親の場合のスピーチ例文
新婦○○の父、△△でございます。
両家を代表して一言ご挨拶をさせていただきます。
(ここで新郎が挨拶に来たときの印象などを話すと良いでしょう)
これから先は、二人のチカラで乗り越えていかなければいけないことがあると思いますが、何卒、皆様の温かいご支援のほど、宜しくお願い申し上げます。
本日は、お忙しい中ご出席いただきまして、まことにありがとうございました。
というような内容を参考にして、オリジナルのスピーチにしてみてください。
父親が結婚式のスピーチをするときに注意することは?
新郎謝辞と内容がかぶらないように気をつけよう!
結婚式の締めの挨拶になる「新郎謝辞」の前に、両家を代表する親の挨拶になります。
親からすれば『二人に新しい人生をゆだねる』といった挨拶の内容になります。
新郎謝辞の「これからの二人の抱負」の内容とは違うことになります。
新郎新婦の二人の気持ちを語るのではなく、二人の親としての二人に対する見送る言葉、列席していただいた皆様への感謝の言葉を伝えるようにしましょう。
また、新郎謝辞と内容がかぶらないように、事前にすり合せておくと安心できますよ。
両家代表のスピーチで結婚式の印象が決まる!
父親として嬉しい気持ちもあり、感情が高ぶってしまいついつい内容が伝えたいことだらけになり、長くなることがあるようです。
また、お酒が入りすぎると酔ってしまい立っていられなくなる父親もいると聞きます。
その場の気持ちを語る父親もいるみたいなのですが、なかなか上手に話せる人はいないみたいです。
そのためにカンニングペーパーを準備しておくことをおすすめします。
なぜならお酒が入って話す内容を忘れてしまい、「え〜っと、 え〜っと」と思い出そうとするも、時間だけが経過していき、結局何を伝えたかったのか列席者へ思いが届かないまま、“おひらき”を迎えることになるからです。
そこでカンニングペーパーを用意しておけば、見ながら挨拶をすことができます。
できるだけスピーチの内容は覚えて、列席者皆様の顔を見渡しながら話す方が印象もいいので、お酒も控えめにしておきましょう。
両家代表のスピーチの時間はどれくらいの長さが良い?
どんな挨拶でもちょうどいい長さがあります。
結婚式での父親のスピーチではだいたい3分くらいが理想的ではないでしょうか。
締めの言葉として長々と新郎の生い立ちや新婦の印象を話すより、今後の二人で生活していくことの試練や二人で乗り越えていく大切さを伝え、列席者に感謝の気持ちを伝えることが大事です。
原稿用紙で例えると、3枚〜4.5枚程度に収まる内容がちょうどいいと言われています。
カンペを見ながらでもOK!
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結婚式の父親挨拶スピーチの例文をお送りしました。
父親のスピーチは「責任重大」と思ってしまうかもしれませんが、ここでのポイントは、なるべくリラックスをすることです。
まずは、まとめて3分で話せる伝わりやすい内容の原稿を作り、自宅で練習をしてください。
練習で少し慣れておくと、結婚式の当日はもしかしたら緊張はするかもしれませんが、内容を覚えているのでスピーチも理想通りの時間で締めの言葉にできるかもしれません。
そして、当日はお酒の飲みすぎにも注意しましょう。
基本となる文章の構成がわかれば、後はお父さんやお母さんがこれまでに注いできた「愛情表現」も少し入れることで、列席者に感動を与えることもできると思います。
新郎新婦お二人を華々しく見送ることと、列席者に感謝の気持ちを伝える、良い結婚式にしてくださいね!