【お迎え団子・送り団子】作り方や個数・形は?時間帯や置き方は?
お盆にお仏壇にお供えするものの定番はお団子ですね。
このお団子、お供えする日にちによって、呼び名が変わることをご存知でしょうか。
今回は、『お迎え団子』と『送り団子』を中心に、お盆にお供えする団子について、個数や形、時間帯や置き方などについてご紹介します。
・お迎え団子・送り団子を作るのはいつ?作り方は?
・お迎え団子・送り団子の個数や形は?
・お迎え団子・送り団子のお供えする期間や時間帯は?置き方は?
・お迎え団子・送り団子をお供えした後は食べても大丈夫?食べ方は?
お迎え団子・送り団子とは?
お団子がお供え物の定番なのは、釈迦晩年のエピソードに起因するとされています。
釈迦が亡くなる直前、食欲がなかったことから、弟子たちがなんとか食べられるようにと団子にした食べ物を用意したとされています。
そのことから、お供え = お団子 の習慣ができたとされているのです。
ただ、浄土真宗ではお団子にかぎらずお供えはしません。
これは、宗派の考え方の違いによるものです。
浄土真宗では、追善供養の教えを行っていません。
お迎え団子・送り団子を作るのはいつ?作り方は?
お迎え団子と送り団子はいつ供える?
『 迎え団子 』は、その名の通りご先祖様をお迎えするためにお供えするお団子です。
お盆の初め8月13日にお供えします。
『 送り団子 』は、ご先祖様とお別れするときにお土産として持って帰っていただくお団子です。
ですから、お先祖様を送りだす8月16日にお供えします。
お迎え団子と送り団子の間には、滞在中に食べていただくお団子もあります。
それは『 供え団子 』です。
地域によっては「おちつき団子」や「お供え餅」と呼ばれることもあります。
これは、ご先祖様が滞在中におもてなしとしてお供えするお団子です。
お団子の作り方
まずは基本のお団子を作ります。
もち米を蒸すところから始める本格的な方法もありますが、ここでは家庭でも簡単に作ることができる作り方をご紹介します。
1. 白玉粉に少しずつ水を混ぜて耳たぶぐらいの硬さになるように捏(こ)ねる
(白玉粉の代わりに上新粉やだんご粉でもよい)
2. お団子の形(直径3~4センチ)にまとめる
3. くっつかないように少しずつ茹でて、飾りたい形に積む
(上新粉の場合は、飾りたい形に積み上げてから蒸し器で10分ほど蒸す)
基本のお団子ができたら味付けです。
お迎え団子は、アンコを乗せたり、みたらし団子にしたりすることが多いようです。
逆に、送り団子はシンプルな味付けなしのお団子が一般的です。
味付けしない場合は、粉をこねる段階で少量のお砂糖をいれておくと、ほんのり甘いお団子になりますよ。
お迎え団子・送り団子の個数や形は?
お団子をお供えする数は地域や家によってさまざまで、必ずしもこうでなければいけないということはありません。
あえていうなら、13個、または6個にする地域が多いようです。
自由に決めてもいいですし、心配であればお寺や親戚、地域の方に確認してみてもよいでしょう。
お迎え団子・送り団子のお供えする期間や時間帯は?置き方は?
お迎え団子は、お盆の入り13日の午後にお供えします。
送り団子は、ご先祖様が旅立つ16日の朝です。
積み団子にすることが多いですが、お団子の並べ方に絶対こうでなければならないという決まりはありません。
高坏がなければお皿を使ってもよいでしょう。
お供えをしたら、仏壇に手を合わせ一定期間置いておきます。
置きっぱなしにしておいてもいいですが、お盆の時期は夏の暑い時期です。
お団子も傷みやすいので、頃合いを見て下げます。
お迎え団子・送り団子をお供えした後は食べても大丈夫?食べ方は?
お供えをした後、お団子を下げる時に仏壇に手を合わせます。
下げたお団子は、お下がりとして食べてかまいません。
そのまま食べてもよいですし、傷みが心配ならお汁粉やだんご汁にして食べてもよいでしょう。
お盆にお団子のお供えは欠かせない
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お迎え団子・送り団子の作り方や置き方などをお送りしました。
お迎え団子は、ご先祖様を歓迎するために13日の午後、送り団子は、お土産に持って帰っていただくために16日の朝にお供えします。
その間にお供え団子も供えますから、お盆の期間中はずっとお団子を供えることになりますね。