【卒業文集の贈る言葉(小学・中学)】教師、親からの一言文例は?
卒業式が近づいてくると卒業文集を作る作業が始まります。
もうすぐ卒業だなと感慨もひとしおだと思います。
さてそんな卒業文集にのせるために、子どもたちに贈る言葉の原稿を書いてくださいと、依頼が来ると思います。
いろいろと書きたいことはあっても文章にするのは難しいと悩みますね。
そこで今回は、卒業文集に書く贈る言葉の例文についてご紹介します。
この記事の目次
教師(先生)、校長から生徒へ一言文例【小学生卒業文集贈る言葉】
体より大きなランドセルを背負って入学式を迎えてから6年間。
子どもたちと長い時間を過ごしてきた先生方にとって、卒業という節目は感慨ひとしおでしょう。
また子どもたち一人ひとりにとっても先生は大きな存在ですね。
そこで次のような卒業文集贈る言葉の例文はいかがでしょうか。
先生から生徒へ
卒業おめでとうございます。
小学校の入学式にキラキラとした目をして先生の顔を見ていたのを思い出します。
みなさんは積極的に行動する事が多かったですね。
朝早くに学校に来て花壇の水やりをしたり、運動会に向けてみんなで放課後残って練習をしていたり、修学旅行では下調べの時に遅くまで栞づくりを頑張ったり、先生が声をかける前にみんなで相談をして行動をしていました。
その後姿を見てとても頼もしく思ったものです。
高学年になると、下の学年の生徒の面倒をよく見て仲良くしていた姿も見ていました。
この6年で心豊かに大きく成長してくれた皆さんがとても眩しく見えます。
中学になるとまた新しい出会いが待っています。
たくさんの経験もすることでしょう。
そこでさらに体や心が健やかに成長してくださることを願っています。
校長先生から生徒へ
卒業おめでとうございます。
6年前みなさんの前で「入学おめでとう」と言ったのがつい昨日のように思い浮かべられます。
小学校というところにドキドキとした顔、不安で後ろを振り返ってお父さんやお母さんの顔を探したあなた、よく覚えています。
それから6年間毎日みなさんの姿を見かけて挨拶をした時、みなさんの挨拶の仕方が大人びてくるのが手に取るようにわかってきました。
今ではまっすぐと顔を見て挨拶を返してくれるようになりましたね。
とてもうれしく思います。
6年間小学校でいろいろな人と出会い、たくさんのことを勉強してきました。
それが行動や姿にしっかりとあらわれて立派に成長してきました。
小学校を卒業すると、ますます体は大きくなります。
それに合わせるように心も大きくなって下さい。
たくましくそして人を思いやれる心を持った人になって下さい。
今のみなさんは必ずできると信じています。
いつまでも見守っています。
親(保護者)から子供へ一言文例【小学生卒業文集贈る言葉】
送り迎えのあった幼稚園時代から一人で通う小学校時代となった時、たくさんの不安があったことでしょう。
それから6年たって大きくなった子供に頼もしさを感じるようになって、卒業という行事に感慨ひとしおですね。
そんな保護者の方からの、卒業文集に寄せる贈る言葉の文例をご紹介したいと思います。
卒業おめでとう。
6年間で心や体が大きくなったあなたの姿を見ると、あっという間に時間が過ぎたように思います。
振り返ると様々なことが思い起こされます。
鉄棒ができないと頑張って練習した姿、初めてテストで100点をとって嬉しそうに報告してくれた姿、いつでも一生懸命でしたね。
声をかけると「頑張る」と張りきる姿が頼もしかったのを思い出します。
今度は中学生になりますね。
またいろいろなことにチャレンジしていくことになります。
いつでも前に向かっていってくれることを願っています。
卒業おめでとうございます。
ちょっと内気なあなたのことが心配で、先生に相談したりしていた小学1年生の姿が思い浮かびます。
今ではたくさんのお友達に囲まれて、楽しく笑って学校生活を楽しんでいる姿に心から安心しました。
高学年に入ってから勇気を振り絞ってクラスの役員を引き受けたりして、最初は心配でしたが最後までやり通して、そんなあなたがとても誇らしく思えました。
中学生になるとまた新しい友達と出会い、環境も変わってきます。
中学でも素敵なことがたくさんあるようにと願っています。
教師(先生)、校長から生徒へ一言文例【中学生卒業文集贈る言葉】
3年間という短い期間ですが、勉強や部活と学ぶことがたくさんある時期です。
知識も深くなり人間関係でも先輩後輩と繋がりができてくるものです。
それだけに、悩みも多い多感な年頃をサポートされてきた先生方にとっても、思い出がたくさんあると思います。
そこで次のような卒業文集贈る言葉の例文をご紹介したいと思います。
先生から生徒へ
卒業おめでとうございます。
中学生活は3年間と期間は短いですが、毎日はとても濃い内容の日々だったと思います。
入学当初は勉強も難しくなり、部活という新しい環境にも戸惑いがあったと思います。
それを一つ一つ乗り越え、何事にも積極的に取り組み始めた姿に頼もしさを感じました。
中学は与えられるだけではありません。
自分から掴み取っていかなければならないこともたくさんあります。
それらと向き合い頑張ったことで卒業という節目を迎えることができました。
今度は新しい高校という場所に一歩踏み出します。
恐れることはありません。
今の皆さんには勇気があります。
どうか元気で一歩を踏み出して下さい。
校長先生から生徒へ
中学生活の3年間どのように過ごされましたか?
たくさんの勉強、部活での練習、友達との交流と時間がいくらあっても足りないくらい忙しかったのではないでしょうか。
その中でたくさんの得るものがあったことでしょう。
中学生でしか体験できなかったことがたくさんあったと思います。
そしてその中でやりきって満足したこと、もっと頑張っておきたかったと後悔が残ったこともあるでしょう。
それらがすべて皆さんの糧となっています。
時間は有限です。
その中で精一杯の努力をした結果が誇らしい顔をした今の皆さんの姿です。
前をしっかりと見据えて歩んでいって下さい。
親(保護者)から子供へ一言文例【中学生卒業文集贈る言葉】
中学生はちょっと大人ぶりたい年頃です。
そんな多感な3年間を見守ってきた保護者の方にとって、中学の卒業はいろいろな思いがあるでしょう。
親として素直な気持ちをそのまま綴ってみてはいかがでしょうか。
卒業おめでとう。
長かった義務教育も過ぎてみるとあっという間でした。
中学生になってから自分の考えを大事にしてあげたいと思い、あまり口をだすことなく見守ってきました。
最初の頃は生活に馴染むのに精一杯だったのが、いつしか余裕が出てきて毎日楽しく学校に行く姿に安心したのを覚えています。
部活動は夏休みや冬休みにも毎日出て、大会での成績に一喜一憂していましたね。
先輩と呼ばれたと照れて話してくれたこと気持ちが暖かくなりました。
いろいろな経験があなたを大きく成長させてくれましたね。
今度は高校生になります。
ますます自分自身の行動に責任を持って行かなければなりません。
よく考えよく学び、そして人への思いやりを忘れずに成長して下さい。
いつまでもあなたのことを見守っております。
贈る言葉は前向きな言葉をかけてあげてください。
【関連記事】
●卒業メッセージ一言例文集!「先生・親」から「生徒・子供」へ贈る言葉。
●小学校卒業メッセージ文例まとめ【親から子へ・先生から生徒へ】
卒業文集に贈る言葉の文例を小中学生別にお送りしました。
いちばん身近に、そして暖かい目で見守ってきた子どもたちの卒業にむけて、喜びの気持ちが強いことでしょう。
その気持ちを言葉にすることが一番だと思います。
前を向いて歩いて行く子どもたちには、前向きな言葉がお似合いですね。