【お腹がチクチク痛い原因と対処法】おへそ周りや右左の痛みは?
なんだかお腹がチクチク痛い時ありませんか。
しかも原因もよく分からない。
女性の場合、それが胃なのか子宮のいたみなのかはっきりしないかもしれません。
突然やってくるお腹のチクチクしたいたみ。
いつもどおり過ごしていると、気づけば治まっていたということもあるかと思います。
病院へ行くほどではなければ、原因も分からないままになってしまいますよね。
思い当たる原因があればまだ良いのですが、そのままにしておくのも少し不安が残るもの。
そこで今回は、お腹がチクチクいたい原因についてご紹介します。
いたい場所によって原因や対処法も違うと思いますので、参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
お腹がチクチク痛い原因は?
お腹がいたい場所によって、その原因は違ってきます。
お腹の上の方がチクチクいたい時は、胃腸等の内臓系の異常が疑われます。
胃のいたみはストレスが原因とも言われますよね。
ストレスを感じることで、胃腸に負担のかかるような生活習慣をしているのかもしれません。
まずは、今の生活を振り返ってみましょう。
お腹の下の方にチクチクといたみがあるときは、虫垂炎・腸炎・潰瘍性大腸炎など大腸系の病気が心配です。
どちらも、生活を改善することで慢性化するのを防ぐことができます。
いたみが長く続いたり、原因が気になる方は一度きちんと病院で調べてくださいね。
でも、すぐに病院に行けない場合は特に、なんとか原因と対処法を見つけ、少しでもいたみを和らげたいものです。
そこで次からは、場所別にお腹のいたみの原因と対策法をご紹介していきます。
いたむ部位によっては絶対にやってはいけないこともありますので、今まさに腹痛に悩まされている方は必見です。
おへその周り(内側・外側)が痛い原因や対処法は?
おへその内側の場合
おへその内側がいたい時は、ストレスがおもな原因といえます。
仕事や育児だけでなく、環境の変化や温度差でも知らない間に、体はストレスを溜めてしまいます。
なかなかゆっくり休めないのが現状かと思いますが、症状が重くなる前に、プチ断食などで胃腸を休めるのも良いかもしれません。
おへその外側の場合
おへその外側がいたい時の原因のほとんどは、おへそに固まった垢が直接いたみに関係している場合です。
自分で見て分かるようなら、コットンや綿棒を湿らせて優しくおへその掃除をしてあげましょう。
植物性のオイルを使ってケアすると、垢が取れやすいですよ。
お腹のおへそ部分や真ん中辺りが痛い原因や対処法は?
お腹のおへそ部分や真ん中あたりがチクチクいたむ場合、まずは食べすぎや飲みすぎを疑いましょう。
ストレスや室内外の温度差が激しい環境でも、自律神経が乱れてお腹がいたむことがありますよ。
ほかに考えられる疾患としては、虫垂炎(一般的には盲腸)や急性小腸炎、急性大腸炎、潰瘍性大腸炎などの腸の疾患があります。
サルモネラ菌やノロウイルスなどの食中毒や、魚介類に潜む寄生虫が原因のアニサキス症でもお腹の真ん中あたりがいたみますが、激しい腹痛であることがほとんどです。
また、腎結石や尿管結石の可能性もあり、尿管結石は冷や汗をかくような激しい腹痛ですが、腎結石は鈍痛が生じます。
対処方法
暴飲暴食や自律神経の乱れに心当たりがある場合は、胃を休めるような食事をとったり、自律神経を整えるストレッチをしたりなどがおすすめです。
また、夏など室内外での温度差が激しい時期には特に、室内で体を過度に冷やさないように工夫をすると腹痛を予防できますよ。
ただし、上記の原因に心当たりがなくお腹の真ん中がいたむ場合には注意が必要です。
お腹がいたむときはお腹を温めてしまいがちですが、虫垂炎の場合には逆効果になり、いたみが増す原因となってしまいます。
はっきりとした心当たりがない場合は自己判断せず、薬局で薬剤師に相談をしたり、病院にかかったりしたほうが良いでしょう。
お腹の左側と右側では、原因が違うの?両方痛い時の原因は?
お腹の右側がいたい時の原因は?
お腹の右側がいたい時の原因は、いくつかあげられます。
もし虫垂炎(盲腸)ならいたみが右側に広がり、吐き気や熱が出ることもあります。
だんだん、いたみが強くなるようならすぐに受診しましょう。
クローン病は右下のいたみで、ほかに熱や下痢、倦怠感などの症状がみられます。
原因は、食物中の物質や微生物といわれますが、はっきりと分かっていないようです。
空腹時に右上にいたみがあるときは、十二指腸潰瘍かもしれません。
お腹の右上のいたみは、ほかにも肝臓や胆嚢の病気が原因となるときもあります。
なかなか自分では見分けがつきにくいので、自己判断はやめておきましょう。
お腹の左側がいたい時の原因は?
おもな原因は、
・ 胃炎(左上部)
・ 胃潰瘍(左上部)
・ 急性・慢性膵炎(左上部)
・ 急性腸炎(左下部)
・ 潰瘍性大腸炎(左下部)
などです。
特に大腸が炎症を起こすと、いたみや下痢が続くことがあります。
左側といっても、胃から大腸まで場所は特定しにくいですよね。
市販の薬を買うときは、いたみの場所に気をつけて購入してくださいね。
また、女性の場合は、排卵痛や生理痛、もしくは妊娠初期症状としてお腹の左側がチクチクいたむこともあります。
子宮内膜症や卵管炎、子宮がんなどがいたみの原因となっている場合もありますので、いたみの経過を確認しておきましょう。
お腹の左側がいたい時の対処方法
男性の場合、お腹の左側がチクチクいたむ場合にはすぐに病院で診てもらうのが安心です。
女性で自分の月経周期を把握している方の場合は、排卵期や生理前・生理中の痛みだとだいたいの予想がつきますよね。
お腹をあたためたり、あたたかい飲み物を飲んだりすると痛みが和らぐことがありますよ。
しかし、妊娠の可能性がある方や痛みが続く場合には、男性と同じく必ず病院で診てもらいましょう。
両方がいたい時の原因は?
卵巣は左右両方にあるので、どちらにいたみがある場合でも、卵巣出血・嚢腫・卵管炎の可能性があります。
病気ではないのですが、排卵時にチクチクいたみを伴う場合もあります。
人によっては激痛の時もあるようなので、調べてみても子宮に異常がなかったら、排卵痛かもしれません。
お腹全体がいたい原因は?
ほかに、お腹の全体がいたい場合の原因として便秘があります。
便秘に悩まされている方は多いのではないでしょうか。
慢性化してしまえば、すぐに改善するのはむずかしいですよね。
悪玉菌がお腹に溜まった状態が続くといたみの原因になります。
生活のリズムや食事で、腸の中を整えていきましょう。
便秘に効果的な食物繊維を摂れば便秘解消もしやすいですね。
こちらの動画では便秘におすすめの食物繊維の食べ物を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
『食物繊維の食べ物で便秘解消!』
いたみの対処だけでなく、腸がきれいになると肌も生き生きしてきます。
腸は“第二の脳”といわれているくらい身体に大きな影響力を持つ器官。
無理せず良いリズムを続けて少しずつ改善していきましょうね。
お腹の下腹部がチクチク痛む原因や対処法は?
お腹の下腹部がチクチクいたむ場合には、便秘や下痢が原因であることが多いです。
精神的ストレスや過労によっておこる痙攣性便秘が原因のこともありますが、その場合は下腹部が強くいたみます。
また、下腹部痛のほかに頻尿や残尿感をともなうときは、前立腺炎や膀胱炎などの可能性がありますよ。
対処方法
便秘や下痢の場合には、市販の便秘薬や整腸薬、マッサージが効果的です。
ただし、同じ食生活では便秘を繰り返してしまうことになりますので、食習慣を見直して便秘になりにくい体作りを意識して過ごしましょう。
下腹部がチクチクいたむのに便秘や下痢ではない場合には、ほかの疾患にかかっている可能性がありますので、必ず病院で診てもらいましょう。
お腹がチクチク痛い時の対処法は?
お腹がチクチクいたい時は、食生活や生活習慣の改善に努めましょう。
甘いものや冷たいものを取りすぎてはいませんか?
糖分以外にも、パンや麺類など、小麦粉の取りすぎは体を冷やしてしまいます。
普段、料理に白砂糖を使っているなら、オリゴ糖やきび砂糖に変えるだけでも、糖を減らすことはできますよ。
いたみと共に下痢の症状があるなら、暑い季節でいたみがなくなってもジュースやアイスクリームなど、しばらく食べるのは控えましょうね。
食事も八分目で抑えて、温かいものやたんぱく質を多く摂るように心がけてください。
身体を冷やさない
冷房で体が冷えると、胃腸の機能が低下してしまいます。
冷房の効いた部屋で過ごすときも、足首や腰は冷やさないように心がけましょう。
普段の過ごし方を改善することで、お腹がチクチクいたむのも予防することができます。
それでもいたみが頻繁だったり下痢や熱などの症状があるなら、病院で診察してもらってくださいね。
少しなら‥と、我慢せず一度受診することで、痛みの場所が特定でき予防もしやすくなると思いますよ(^^)
まずは、毎日の食事で体を整えてみましょうね。
悩まず受診!
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お腹のチクチクとした痛みの原因や対処法を場所別にお送りしました。
いろいろと対策をしてみても治らない場合は、病気を想像して不安が増してしまうものです。
ここでは可能性をご紹介することしかできませんので、痛みが続くようならばできるだけ早く病院で診てもらってくださいね!