キャベツを大量消費できるおすすめのサラダとスープはコレ!
生食でも煮ても焼いても蒸しても美味しく食べることのできるキャベツ。
中世スコットランドでは、食べる以外に『恋占い』としても使われていました。
古くから人間との関りが深いキャベツの祖先はケールです。
ケールといえば青汁でご存知の方も多いと思います。
ですから、昔は野菜というよりは『薬草』という位置付けだったようです。
さすが医薬品になるだけのことはありますね。
胃の働きを良くしてくれる効果があると古代ギリシャやローマ時代から知られており、盛んに研究も行われていました。
『元気と落ち着いた気分を保つ野菜』とピタゴラスのお墨付きです。
昔から変わらぬ効果はありますが、あの時より研究はさらに進んでいるはずです。
ピタゴラスもびっくりの効果が発見されているかもしれませんよ。
・キャベツの効用と効果は?
・キャベツは食べ過ぎても大丈夫?
・キャベツを大量消費できるサラダは?
・キャベツを大量消費できるスープは?
キャベツの効用と効果は?
地中海沿岸生まれのキャベツが、日本へやって来たのは18世紀初めになります。
当初キャベツは『鑑賞』するものでした。
食べられるようになったのは、文明開化のあと西洋料理が伝わり始めた明治時代になります。
様々な西洋料理が伝わる中で『トンカツ』が誕生しました。
トンカツといえばキャベツの千切りが添えてありますよね。
日本では野菜を生食することはなかったのですが、このトンカツに添えてあるキャベツがきっかけとなり野菜を生で食べるようになりました。
そんなキャベツの効用や効果について見ていきましょう。
胃腸を整える
胃の働きを助けるので、消化不良や胃もたれの改善に効果的な食材です。
キャベツに多く含まれているビタミンU・Kは、胃粘膜の修復、潰瘍の治癒に効果がある成分です。
新鮮なキャベツをジューサーなどでジュースにしたもの、または搾り汁を1日250㎖飲みます。
これを10日間続けると、胃・十二指腸潰瘍に効果があったと報告もあるそうですよ。
抗酸化作用
ビタミンCや辛み成分イソチオシアネートが豊富に含まれているので、免疫力を高め老化を防いでくれます。
お肌のトラブルの予防や改善、美肌効果には必要な栄養素ですね。
このビタミンCが豊富に含まれているのは、外側の葉や『芯』の部分といわれています。
芯といわれている部分、実は『茎』なのだそうです。
がん予防
『発がん性物質を抑制する』効果のあるイソチオシアネートと『がん細胞を抑える』効果のあるペルオキシダーゼという酵素を含んでいます。
ニンニクに次いでがん予防に効果があるのではと、期待されている成分を含んでいます。
キャベツは食べ過ぎても大丈夫?
食べ過ぎると便秘と下痢どちらにもなる可能性があります。
便秘
原因は『食物繊維』です。
食物繊維は胃や腸で消化吸収されることはなく、腸内にある余分な老廃物などを絡めて便として排泄されます。
食物繊維が腸内を通過するときに、水分が不足していると便の量が増えすぎてしまい詰まりを起こし、結果、便秘になってしまいます。
下痢
原因は『ビタミンC』です。
美肌効果に嬉しいビタミンCですが、腸の運動を活発にする働きを持っているので、摂りすぎると下痢を起こすといわれています。
ちなみに1度にキャベツ『8玉』食べると起こるといわれています。
甲状腺の病気
海藻に含まれる『ヨード』というミネラル成分を原料として形成されている甲状腺ホルモン。
キャベツに含まれている『ゴイトロゲン』という成分がヨードの吸収を妨げるために、甲状腺ホルモンが不足してしまいます。
不足した分を補うために、甲状腺に無理な働きをさせた結果、甲状腺の病気を引き起こしてしまうようです。
体重50㎏程の方が1日に10㎏以上食べた場合に起こりやすくなるようです。
甲状腺に問題のない方でも問題が起きてしまいそうですよね。
キャベツを大量消費できるサラダは?
キャベツは薬効を考えると生食することが大切ですが、揚げ物の付け合わせやサラダとして食べるには限界がありますよね。
そこで『コールスロー』はいかがでしょうか?
使う野菜はキャベツと人参や玉ねぎなど、各ご家庭によって違ってくると思います。
でも『コールスロー』ばかりも飽きてしまう!
というときにはコールスローをリメイクメニューにしましょう。
・チーズトーストやピザの具材として
などをおすすめします。
キャベツは生食の方がよいのですが、あまり量は食べられませんし、食べ過ぎると身体が冷えてしまいます。
では、加熱した場合はどうなのでしょうか?
キャベツを大量消費できるスープは?
サラダは美味しいけどキャベツの葉を1枚1枚剥ぐのは少々めんどうくさい。
そんなとき、思い切って『丸ごと』スープにしてみましょう。
玉ねぎ、人参、セロリ、トマト、豚肉ブロックやウィンナー、ベーコン、ハムなどお好みの具材と一緒に煮込んでみましょう。
スープであれば溶け出したビタミンを一緒に摂ることができますよ。
スープをパスタやリゾットにも使うことができるので一石二鳥です。
身体を冷やす心配もないので、たっぷり食べることができますよ。
自分に合った食べ方で
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物や物事には、メリット・デメリット様々な顔を持っています。
それを知るということは、選択肢を増やすことに繋がります。
色々な顔を知ったうえで選べばよいと思います。
個人によって消化吸収能力は違うので、自分の身体とよく相談して美味しく食べてくださいね。