幼稚園と保育園の違い。料金や教育の差は?先生の資格は?
小さいお子さんがいらっしゃるご家庭では、幼稚園や保育所の問題はとても大事な問題です。
我が子を預ける時にどこにお願いしたらよいか迷う時に、それぞれの違いがわからないと決めづらいと思います。
そこで幼稚園と保育園の違いについていろいろな視点から調べてみたいと思います。
また選ぶ時のチェックポイントも合わせてご紹介しますね。
・幼稚園と保育園の期間や料金の違いは?
・幼稚園と保育園で子供を預けられる時間の違いは?
・幼稚園と保育園で先生に違いはあるの?どんな資格が必要?
・子供の保育内容の違いは?教育的なのはどっち?
・幼稚園と保育園の選び方は?どんな基準で選べばいいの?
幼稚園と保育園の期間や料金の違いは?
保育する期間の違い
まずお子さんの年令によってどのような違いがあるのか調べてみました。
幼稚園
3歳になった春から小学校に入学する前の年齢まで
保育園
0歳時から小学校に入学する前の年齢まで
上記のように預けられることができるようになる年齢が異なります。
料金の違い
幼稚園
幼稚園には公立と私立がありそれぞれによっても値段が違います。
金額は平均年間保育料を表示しています。
市町村によって決められています。
入園料~1,200円 保育料金~76,627円
<私立幼稚園>
幼稚園側によって決められます。
入園料~52,809円 保育料金~265,258円
(※平成26年度資料・全日本私立幼稚園幼児教育研究機構参照)
私立幼稚園につきましてはこの金額以外に施設整備費など諸経費がプラスされます。
また上記金額は平均の金額ですので、東京や神奈川のように50万円近い金額がかかるところもあります。
保育園
保育園には認可保育園と認可外保育施設があります。
2015年4月に新制度となり、それによりますと世帯の市町村民税によってそれぞれ決められていきます。
<認可外保育施設>
施設によって様々になります。ただ認可保育園よりも高い金額となります。
幼稚園と保育園で子供を預けられる時間の違いは?
それではお子さんを預けられる時間についての違いはどうなっているのでしょうか。調べてみました。
幼稚園
9時から14時まで
保育園
7時30分から18時まで
その他に延長保育などを行っているところもあります。
また幼稚園でも、平成19年に子育ての支援の一環として預かり保育を行なわれることができるようになりました。
ただ条件などが色々とありますので、保育園から幼稚園に移って預かり保育などを利用したいというお母さんは、この条件などをしっかりと把握するようにしましょう。
幼稚園と保育園で先生に違いはあるの?どんな資格が必要?
幼稚園と保育園の先生の資格はそれぞれ違うものが必要とされます。
もともと幼稚園と保育園の管轄が違い、下記のような取扱いとなっております。
幼稚園
文部科学省の管理となり、幼稚園は「教育施設」として扱われています。
そのため幼稚園の先生の資格は「教諭免許」が必要となってきます。
保育園
厚生労働省の管理となっていまして、保育園は「児童福祉施設」として扱われています。
そのため保育園の先生の資格は「保育士」という資格が必要となります。
子供の保育内容の違いは?教育的なのはどっち?
保育内容の違いは?
上記の施設形態をご覧いただきましたように幼稚園は教育施設と扱われています。
小学校に入る前の準備段階という感じでしょうか。
保育園は0歳時から預けることが可能ですので、離乳やオムツはずしと行った乳児にとって大事なことをおこなったりなど、保育を中心としてお子さんに接しています。
教育的なのはどっち?
「教育」という観点から見てみますとやはり幼稚園が適していると思われます。
特に私立幼稚園では少子化に伴って、園の特色を出すためにその幼稚園ならではの教育を全面に出してきています。
しかし認可外保育施設も、幼稚園のように教育の面を強化してきているところが見受けられます。
幼稚園でも条件はありますが、小さいお子さんを預かったりしている幼稚園も増えてきているところから、保育園と幼稚園の違いが少なくなってきているようです。
ですから教育的なことを選ぶのでしたらどんな教育に力を入れている保育園なのか、または幼稚園なのかという点で比較検討するようにしたほうが良いと思います。
幼稚園と保育園の選び方は?どんな基準で選べばいいの?
選び方となりますととても難しいと思います。
上記でお話をさせていただきましたが保育園には保育園の良さがあり、幼稚園には幼稚園の良さがあります。
その場所がお子さんにとって環境が良いか、また保護者の方の仕事や環境にあっているかなど、考え方はたくさんあります。
そこで事前に下見をしたり、また見学会などがありましたら是非お子さんを連れてご夫婦で行かれることをおすすめします。
お母さんとお父さんの視点は結構異なりますのでそれぞれの目で見ることによって十分な意見交換ができると思います。
その際に次の点も合わせてチェックしてみてはいかがでしょうか。
・先生がお子さんたちに接している態度
・お子さんに注意をする時の仕方
悪いことをきちんと注意することはもちろんですが、それをお子さんたちもキチンと聞いているかが大事なことです。
・先生の年齢について
やはり若い先生から年配の先生とそれぞれの年代の先生がいると安心な部分があります。
・トイレや水回りが綺麗であるか
先生の後始末が清潔であるかを見ると同時に、お子さんたちに清潔に使うように指導をしているということが考えられます。
・園内の構造
走り回ることが多いお子さんにとって危険のないようにしたいものです。
お子さんの目線に立って部屋や園庭など確認してみて下さい。
お子さんの安全を第一に考えて。
【関連記事】
●幼稚園・保育園を嫌がる理由と対処法。行きたくない子供への対応。
幼稚園や保育園を選ぶ時にはご両親のいろいろな考えがあると思います。
今ではお子さんを育てるための支援として様々な取り組みも行われつつあります。
情報を集めてお子さんが安全で過ごしやすい生活を守ることが第一として、またご両親の負担のことも考えながら、幼稚園や保育園を選んでいただければと思います。