集中力を高める方法。勉強の効率が上がる食事や運動は?
好きなことをしているときは時間を忘れて取り組めるのに…苦手なことはなかなか長続きしませんよね。
できれば苦手なことこそパパッと終わらせてしまいたい!
そこで必要になってくるのが『集中力』。
集中力を高めるのに必要なのは、気合い?根性?いえいえ…『脳の働き』でした。
よそ見をするのが大好きな『脳』を、上手に操る方法を見ていきましょう。
・集中力を高めるには必要なもの以外視界から外す!
・集中力が高まる食事や食事の仕方は?よく噛むことで脳活性化!
・お腹が空かないように適度に食べ物を摂る!水分補給も忘れずに!
・集中力を高める効果のある運動は?
・集中力を高める色を取り入れよう!ペンも黒よりカラーのほうが良い?
集中力を高めるには必要なもの以外は視界から外す!
テスト勉強や仕事を始めよう!と気合いを入れたとき、なぜか部屋の掃除をしたくなること、ありませんか?
それは正しい行動です!
集中力を高めようと思ったら、まずは『整理整頓』。
雑誌やマンガ、ゲームにスマホなど目に入るとつい手に取ってしまいます。
集中力を妨げるものは、できるだけ見えない所にしまいましょう。
脳は新しいものを好む性質をもっているので、片付けることで目から入る情報が減り、今集中すべき作業に集中しやすくなります。
また、整理整頓することで必要な資料などがすぐに見つかるので、探すという行動により集中力が切れてしまうということもありません。
ただし、掃除や整理整頓の最中に『あっ!このマンガ…』なんて別のことに集中しないように気を付けてくださいね。
集中力が高まる食事や食事の仕方は?よく噛むことで脳活性化!
集中力を高めるには脳の働きが重要なカギになります。
そのためには、どのようなものを食べると良いかを見ていきましょう。
炭水化物
糖質は脳のエネルギー源。
炭水化物は体内で糖質に分解され吸収されます。
吸収された糖質は血糖値を上昇させ、脳を活性化し集中力が持続しやすい状態にします。
しかし、血糖値が急激に降下するとき脳の機能が低下してしまうことがあります。
そこで、炭水化物が分解され糖質に変わるスピードがゆっくりとした低GI食品である玄米や蕎麦に代えると、血糖値を急激に上昇・下降することを防いでくれます。
また、低GI食品に代えることでビタミンB群やギャバを摂り入れることができます。
おすすめは『おにぎり』です。
温かくても冷めても美味しいですし持ち運びも簡単、調理にもそれほど手間はかかりません。
炊いたご飯を冷凍しておくとすぐに作ることができるので便利です。
レシチン
自然界の動植物すべての細胞の中に存在しており、身体にとって大切な成分です。
脳の情報伝達物質に関わる神経伝達物質アセチルコリンを作る材料になります。
人間の身体の中で脳や神経細胞に多く含まれています。
脳の働きをよくするので、集中力・記憶力ともに高めることができます。
大豆や卵(特に卵黄)、肉類などに含まれています。
おすすめは『ゆで卵』。
手軽に調理・持ち運びができますし、ご飯にもパンにも合います。
朝食で身体も脳も起こしましょう
朝はできるなら出掛けるギリギリまで寝ていたい!
と思う方も多いと思いますが、食べ物を摂取してから脳が活動的になるまでには時間がかかります。
瞬時に血糖値を上げ活動させることはできますが、急上昇した急降下します。
そういったことを繰り返していると脳にダメージを与えてしまいます。
日本では昔から定番の朝食がありましたよね。
『卵かけご飯、焼き魚、豆腐のお味噌汁』とてもシンプルだけど理にかなったメニューです。
魚には、脳を活性化するDHAが豊富に含まれています。
少しだけ早起きして朝食を食べてみませんか?
よく噛んで食べる
脳を刺激し活性化に役立つ手軽な方法は、“よく噛んで食べる”ことです。
噛むという行為により、脳がリラックスするのでストレスがなくなり集中力が高まります。
また、噛むことが脳への刺激になって血流もよくなるので、頭の回転が良くなり勉強や仕事もはかどります。
よく噛むことで消化・吸収もよくなり、脳にとって必要な栄養素が素早く届けられるでしょう。
お腹が空かないように適度に食べ物を摂る!水分補給も忘れずに!
小腹が空いたら
お腹がいっぱいになると眠くなる…とよく聞きますが、実は脳への栄養が不足しても眠くなります。
そんなときにおすすめなのは『ドライフルーツ』です。
ドライフルーツには、脳にとって必要な糖分しかも天然の糖分が含まれています。
また、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれているので、脳だけではなく身体全体が喜ぶ食べ物です。
レシチンを含んでいる『ナッツ類』は集中力・記憶力を高め、レシチンの効果により血糖値が安定するので満腹感が持続します。
休憩中に食べてみてくださいね。
どちらもよく噛む必要のある食べ物なので、休憩後に脳は活発に働きますよ。
水分補給
脳や中枢神経を刺激し集中力を高めたいときには、カフェインを含んだコーヒーがおすすめです。
カフェイン効果だけではなく、香りも脳への刺激となります。
コーヒーが苦手という方には、ハーブティーはいかがでしょうか?
コーヒーもハーブティーも香り立つホットをおすすめします。
身体を温めることで脳の血流がよくなり集中力を高めてくれます。
集中力を高める効果のある運動は?
脳にストレスがなくリラックスした状態のとき、脳の働きは活性化し創造性や集中力が高くなります。
ですから、休憩中や疲れたときにストレッチや体操など、軽い運動をすることによって脳の疲れをとることができます。
しかし、そういったことができない場所や雰囲気のとき、こっそりできる体操があります。
それは『指回し体操』です。
② 親指からスタート。
③ 指と指が触れないように左右の指を30秒間回します。時計回り、反時計回りを交互に30秒間ずつ回します。
④ 親指が終わったら、人差し指・中指…の順に回していきます。https://youtu.be/3FwM1krCFlk
指は『第二の脳』ともいわれています。
ですから『指回し体操』をすることによって集中力が高まるだけではなく、計算力や読書速度もアップします。
また『調子が悪いな…』と思うときは指がうまく回らないので、セルフチェックにも役立ちます。
運動によって脳を鍛えることが可能なので、エレベーターではなく階段を使ってみる、少し多めに歩くことを意識してみるということを、普段から心がけてみてもいいと思います。
集中力を高める色を取り入れよう!ペンも黒よりカラーのほうが良い?
自分の好きな色に囲まれていれば、テンションアップで作業ははかどるような気もしますが、多くの人に共通する集中力が高まる色があります。
その色は『青色』です。
② 青色を見ると、精神の安定に大切な神経伝達物質『セロトニン』が分泌され、ストレスの影響を受けにくくする効果があります。
確かに、色が人に与える影響というものはあり、例えば『信号機』
黄色…注意
青色…安全
他にも、赤色で書かれた文字は重要など無意識に色で判断していることってありますよね。
ですから、集中力を高めるために『青色』の力を借りてみてはいかがでしょうか?
身の回り全て青色に変えると寒い感じになってしまうので、青色のデザインのペンを使ってみる、パソコンやスマホの画面を青色の画像に変えるなど、青色のグッズを身の回りに置いてみることをおすすめします。
意識を変えてみる
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集中力を高める方法をいくつか見てきました。
特別に手間がかかりそうなものはなく、普段の生活の中で取り入れることができそうなものばかりです。
そうなんです!分かってはいても、ついつい…ですよね。
好きなことには時間を忘れてでも取り組むことができる。
だったら、目の前のことに興味を持ってみませんか?
苦手なことかもしれませんが、これができたら苦手克服だし、ひとつ成長できると思えば嬉しくなります。
考え方をちょっと変えてみると取り組み方も変わってくると思います。
できたときには、自分にご褒美あげてくださいね。