新成人【挨拶・抱負の例文】一言の場合は?長文の内容や構成は?
ご成人おめでとうございます!
年が明けると、やってくるのが成人式ですよね。
一生に一度のイベントで、街も華やかな晴れ着や袴姿の新成人で賑わいます。
成人式を迎えるにあたって、成人式で「新成人の挨拶」をスピーチすることになったり、成人式のパンフレットや勤めている会社の社報紙面に載せる「新成人の抱負」を書く役に選ばれたりという方もいますよね。
責任重大な気がしてドキドキする反面、何を書けばいいのかわからないという方も多いことでしょう。
それでは、『成人式の挨拶』ではどんな内容を伝えれば良いのでしょうか。
今回は、成人式で新成人の挨拶・抱負を頼まれた場合、伝えるべき内容についてご紹介します。
この記事の目次
【新成人の抱負】一言の場合の内容や例文は?
新成人の抱負を頼まれた時、紙面で出すには多くの新成人に頼む場合が多いので、一言でまとめるよう求められることも多いです。
それでは、一言の時にはどのような内容を書けば良いのでしょうか。
「新成人の抱負」を訊かれている場合の内容は?
最初から「新成人の抱負」を訊かれている場合は、かなり内容が絞られますよね。
単純に抱負を言えば良いのですが、そうはいっても新成人を迎えたからといってなにか特別な思いがある方ばかりではありません。
正直に自分の身の上のことを話すことが恥ずかしいという場合もあります。
一般的に新成人の抱負は前向きな内容であれば、概(おおむ)ね歓迎されますが、具体的な内容としては下記のようなものであれば無難です。
・ 成人を迎えて芽生えた自覚や責任について
・ どんな社会人になりたいか
・ 親や周りの人への感謝を踏まえての過ごし方
成人になったということがフックになっていれば歓迎されますが、内容が心配な場合は、成人を迎えられるよう今まで育ててくれた親や恩師についての言葉を入れることでより丁寧なメッセージになります。
それでは、具体的な例をいくつかご紹介します。
「新成人の抱負」を訊かれた時の例文
[成人を迎えて芽生えた自覚や責任について]
「これからは成人として自覚を持ち、落ち着いた行動を心掛けたいです。」
「いよいよ成人の仲間入りとなりました。謙虚な姿勢で一生懸命頑張りたいです。」
[どんな社会人になりたいか]
「良識を持った大人になれるよう精進します。」
「一人前の社会人であることを自覚して、心機一転がんばります。」
[親や周りの人への感謝を踏まえて]
「ここまで育ててくれた両親に感謝の気持ちでいっぱいです。両親に恥じない成人になれるよう日々努力を忘れず過ごしたいです。」
「無事に成人を迎えられて、恩師の言葉を思い出します。これからは、先生のようにこちらから与えられる人になっていきたいです。」
【新成人の挨拶】一言の場合の内容や例文は?
それでは、抱負ではなく、挨拶を一言で求められた時は、どのような内容を書けば良いのでしょうか。
これはかなり自由度があるので、余計困惑してしまいますよね。
ですが、基本的には抱負の時と同じです。
なんなら、抱負を語っても全く問題はありません。
抱負以外の内容を選ぶなら、下記のような内容が新成人の挨拶としては適当でしょう。
・ 成人を迎えたことへの気持ち
・ 今まで出会った人への感謝
・ 仕事への向き合い方について
・ 社会について思うこと
すでに仕事をしている方は仕事について触れてもいいですし、学生をしているのであれば、学業と絡めても、個性と自分で考えた言葉という感じが出ます。
「新成人の挨拶」の例文
[成人を迎えたことへの気持ち]
「まだ学生だからか、実感があまりわかないのが正直なところです。気を引き締めて、今後は生活していきたいです。」
「成人を迎えるまでの日々を乗り越え、この日を元気に迎えられたことを嬉しく思います。」
[今まで出会った人への感謝]
「両親の暖かな愛に支えられて、今日の日を無事に迎えられたのだと思います。感謝してもしきれません。」
「高校の時の恩師の言葉が今の私を作ってくれました。こうして今成人を迎えて、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。」
[仕事への向き合い方について]
「私の仕事は多くの人を助けるものと自覚を持ち、今後の業務に向き合っていきます」
「私には目標とするべき多くの大人が職場にいます。先輩方のような仕事をできるような、そんな大人になりたいです。」
[社会について思うこと]
「本年は災害の多い年になりましたが、こうして無事に成人式を迎えることができて心から良かったと思います。」
「成人を迎え、選挙に参加できる年になりました。社会の一員として身の引き締まる思いです。」
【新成人の挨拶・抱負】長文の場合の構成は?入れる内容は?
それでは、新成人の挨拶をスピーチしなければならない時などで、長文の挨拶をしなければいけない時は、どのような構成で作れば良いのでしょうか。
長文の「新成人の挨拶」で盛り込む内容は?
新成人の挨拶で盛り込む内容は、一言の時とあまり変わりませんが、いくつかの要素を盛り込むことでボリュームを作りましょう。
具体的には、下記のようなものを入れるようにすればうまく作れます。
・ 周りの人や環境への感謝
・ 今後の生活への抱負
・ 社会に参入するということについての考え
この中で最も悩む内容は社会に参入することについての考えではないでしょうか。
ここは特にむずかしいことではなく、生まれた町でのスピーチであれば、自治体の一員としてどんな大人になりたいか、社会人としての心構えなどの大きな枠での話を少し盛り込む程度で問題ありません。
どうしても思い浮かばない場合は飛ばしましょう。
長文の「新成人の挨拶」の構成
流れは先程上げた4つの要素を順番に書いていけば概(おおむ)ね問題はありません。
特に挨拶で盛り込みたい内容が思いつかないという方は、順番に埋めていく形で作ってみてください。
2. 周りの人についてどう思っているか
3. どんな大人になりたいか
という流れさえ抑えておけば、あとは自分の中から出てくる言葉を書くだけできちんと挨拶になります。
【新成人の挨拶・抱負】長文の場合の例文は?
それでは、長文の時どのような構成になるか、実際に例文を用いて解説してみます。
成人を迎えて思うことや気持ち
ここは、成人になったことについてどのように思っているかを書きましょう。
「無事に成人を迎えられたことを嬉しく思います。」
「これからは大人として自立していかなければいけないと思うと身が引き締まる思いです。」
思いつかない場合はこのくらいで大丈夫です。
周りの人や環境への感謝
親や、高校・中学校の恩師、そのほか感謝の気持ちを特別に伝えたい相手がいればここで入れましょう。
「幼い頃からここまで育ててくれた両親に改めて感謝の気持ちを感じています。この場を借りて、感謝を申し上げます。」
「20年間ずっと支えてくれた両親、進路について心を砕いてくれた先生方、そして多くの友人に恵まれました。
当たり前のような今の自分があるのは、周りの多くの人に支えられてできたものだと強く感じます。」
長文で作る場合、ここはきちんとボリュームを持たせると、きちんとした挨拶になります。
周りにわかるような一般化した内容でなくても、自分の心から出てくる言葉で書いてみてください。
今後の生活への抱負
ここは仕事のことや、学生としてどんな社会人になるために努力するかなど、抱負を語ってください。
「成人を迎え、実際に働き始めたからこそわかる多くの苦労や、社会で生きる上で大変なこともありました。
職場の先輩方のような立派な大人、立派な社会人になりたいです。」
「今はまだ学生として学業に励む日々ですが、ここで多くの知識を吸収し、社会に貢献できる大人になりたいです。」
前向きな内容であれば大体なんでも大丈夫です。
社会に参入するということについての考え
成人をするというのは社会に出て大人として活躍することを求められているという意味なので、このことに関して自分が思っていることを書いて締めくくりましょう。
具体的には日本に住んでいること、この時代に成人になること、生まれ故郷に還元したい気持ちなどがあれば、盛り込んでみましょう。
なければ抱負で締めくくって大丈夫です。
「この町に(○○市に)育てられた今の自分にできることで、故郷に恩返しができるよう日々を励むと同時に、立派な責任感のある大人を目指して精進してまいります。」
「社会に参入したという意識を常に持ち、責任のとれる立派な大人として社会に貢献していきたいと思います。」
晴れの日にふさわしい前向きな挨拶を
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新成人の挨拶や抱負の例文をお送りしました。
一生に一度のイベントなので、スピーチし慣れるということもできませんよね。
ですが、新成人の初々(ういうい)しい言葉が期待されているので、形式にとらわれず、前向きな内容を盛り込んでいけば必ず素晴らしい挨拶になります。
晴れやかな日にふさわしい元気で前向きな言葉で、素敵な成人式を迎えてくださいね。
良き成人式になりますように。