パスポートの期限切れで更新の必要はある？再申請の方法
パスポートの更新を忘れて、期限切れになった場合は、どのような手続きをすればいいのでしょうか。
更新を忘れると、何らかの罰則や不都合はあるのでしょうか？
今回は、パスポートの更新の方法と、期限切れになった場合の再申請方法についてです。
・期限切れのパスポートに更新は必要？
・パスポートの再申請に必要な書類は？費用は？
・パスポートの再申請にかかる時間は？代理人でも可能？
・パスポート再申請の手続きで地域による違いはある？
期限切れのパスポートに更新は必要？
パスポートは有効期限の一年前から更新 (切替発給)の手続きができます。
有効期限以内に更新(切替発給)しなかった場合は、当然ながらパスポートは無効になります。そうなると、身分証明書としての効力が無くなります。
もしも、海外へ渡航する予定がなく、パスポート以外に免許証などの身分証明書を所持している場合など、パスポートを使用する予定がなければ、更新手続きは必須ではありません。
注意が必要なのが、有効期限が迫ってから海外に行く場合です。
渡航先によっては、パスポートの残存期間（有効期限までの日数）がギリギリだと出国できません。
必要な残存期間が6ヶ月なんてこともありますから、要確認です。
パスポートの再申請に必要な書類は？費用は？
パスポートの有効期限が切れてしまってから、再取得する場合は、パスポート新規取得と同じ手続きが必要になります。
とはいえ、新規申請と更新(切替発給)の違いは殆どありません。
必要書類
【パスポートの新規申請・有効期限切れによる再申請に必要な書類】
一般旅券発給申請書 １通
戸籍謄本又は戸籍抄本 1通
住民票 の写し 1 通（申請地と同一都道府県に住民票がある場合は不要）
パスポート用 証明写真 １枚
本人確認書類 （運転免許証など ）
所持しているパスポート（有効期限切れでも持参する）
有効期限内であれば、このうちの、戸籍謄本又は戸籍抄本が必要なくなります。
ただし、氏名、本籍地の都道府県、性別に変更があれば、省略できません。
費用
10年旅券（20歳以上） 16,000円（収入証紙 2,000円＋収入印紙 14,000円）
5年旅券（12歳以上） 11,000円（収入証紙 2,000円＋収入印紙 9,000円）
5年旅券（子供0～11歳） 6,000円（収入証紙 2,000円＋収入印紙 4,000円）
パスポートの再申請にかかる時間は？代理人でも可能？
パスポートは、申請から受け取りまでに、土曜日・日曜日・祝休日・年末年始を除いて6日（地域によっては10日）かかります。
新規の場合でも、再申請の場合でも、期間は変わりません。
ただし、至急海外にいく事情がある場合（渡航中の家族が事件や事故に巻き込まれるなど）は、人道上の理由から、緊急発行してくれる場合があります。
申請書類の代理提出（代理申請）
パスポートは、代理人による代理申請が可能です。
まず、「一般旅券発給申請書」を事前に入手し、申請者ご本人が記入しなければならない事項に記入します。同時に査証欄の増補も申請する場合は「一般旅券査証欄増補申請書」も必要です。
＜申請者が記入する事項＞
・所持人自署（一般旅券発給申請書の表面「写真貼付」欄の下）欄
・申請書の裏面にある「申請書類等提出委任申出書」
【申請者記入欄】
申請者署名、代理人の指定（引受人氏名、申請者との関係、引受人住所）。
【引受人記入欄】
代理人が引受人署名欄に署名、連絡先電話番号等を記入。
※申請者本人の必要書類一式のほか、代理人の本人確認書類も必要です。
※申請者が法定代理人（親権者又は後見人）を通じて申請書類を提出する場合には、「申請書類等提出委任申出書」の記入は不要です。
パスポート再申請の手続きで地域による違いはある？
一般旅券発給申請書は全国共通様式です。
また、発給にかかる手数料も全国共通です。
ですから、手続きに地域差はありません。
あえて違いをあげると、手数料の支払いは、収入証紙・印紙によるところが殆どですが、都道府県によっては、現金払いとしているところもあるというぐらいです。
パスポートの更新と新規申請の違い
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パスポートの更新の方法と、期限切れになった場合の再申請方法についてでした。
更新(切替発給)と新規申請は、多少必要書類に違いがあるものの、手数料も受け取りまでの期間も変わらないことがわかりました。
ですから、パスポートの更新(切替発給)を忘れても、渡航の予定がないならば特に問題はないということですね。
渡航の予定がある場合は、必要な残存期間を確認してくださいね。