安全な油の捨て方!上手に捨てるコツは?廃油キャンドルもおすすめ。
揚げ物などで使っていた油が古くなって、どのように捨てていらっしゃいますか?
油ですから火災の危険もありますし、扱いは慎重にしなければならないところです。
そこで身の回りにあるもので、簡単で上手な捨て方などをご紹介したいと思います。
また古くなった油を利用した、廃油キャンドルの作り方についてもお伝え致しますね。
・ペットボトルに油を入れて捨てても大丈夫?
・流しやトイレに油を捨てるのはNG!
・油を有効活用♪おしゃれで楽しい廃油キャンドル!
牛乳パックや袋を活用!油の安全な捨て方。
古くなった油とは?
そもそも古くなった油とはどんな油になるのでしょうか?
・3~4回ほど使った油
・油が濁ってきている
・揚げ物をした後でも細かい泡が消えない。
・180℃くらいの温度に熱したら煙が出てくる。
・変なニオイがする。
これらの油の状態になったら捨てることをおすすめします。
牛乳パックや袋を活用した捨て方
それでは実際に、身の回りのものを使った油の捨て方について手順を紹介します。
<準備するもの>
・牛乳パック(もしくはレジ袋のようなビニールの袋)
・新聞紙
・古布
・ガムテープ
<捨て方>
・油を十分に冷まして下さい。
・牛乳パックにいらなくなった新聞紙やキッチンペーパー、もしくは古くなった布を入れて下さい。コレは新聞紙や布に捨てる油を染み込ませるために使います。
・冷ました油を牛乳パックに入れます。その後で油が熱を持って発火しないために少し水を加えます。
・油を入れたら牛乳パックの口をガムテープでしっかりと封をします。
ペットボトルに油を入れて捨てても大丈夫?
ペットボトルに油を入れる捨て方は?
ペットボトルは資源ごみ、油は燃えるゴミになります。捨て方が違うので基本的にはやめたほうがいいと思います。
ですが、ペットボトルでも汚れがひどい場合などは燃えるゴミ扱いとなりますので、臨機応変に対応できるのではないでしょうか。
ペットボトルで油を回収すると聞いたけれど?
実は自治体によってですが、ペットボトルに油を入れて資源として回収しているところがあります。
早いところでは10年以上前くらいからでしょうか。ペットボトルに油を入れて、資源ごみの日もしくはスーパーや消防署などが協力して回収を行っております。
この回収は各自治体によって様々ですので、問合せもしくは各自治体のホームページ等にて確認をしてみましょう。
ちなみに回収された油は、バイオディーゼル燃料や飼料、肥料などに加工されて再利用されます。
流しやトイレに油を捨てるのはNG!
油を捨てるために、冷ましたり牛乳パックなどに入れたりするのは面倒!
だから使い終わったら、そのまま流しやトイレに流してしまおうとしている方いませんか?
これは絶対にしてはいけないことです。
・排水管に油を流してから、洗い物などで水を流していくうちに冷えて固まるからです。特にS字の部分には大量に油が詰まります。この場合は業者を呼んで修理となってしまいます。
・排水管から流れた油は最終的に川や海に流れ着きます。下水道がしっかりしていても、かなりの量が流れ込んでいきます。そうすると水質が汚染され海に住む魚などにも影響を与えます。天ぷら鍋1杯分の油が流れたら、元の水質に戻るまでに何十年とかかるといわれています。
これらのようなことからも、油を流しやトイレに捨てるはやめましょうね。
油を有効活用♪おしゃれで楽しい廃油キャンドル!
古くなった油を捨てるだけではもったいない!何か使えないかな?と思って調べたところ、キャンドルが作れることがわかりました。
それも小学生の工作のように簡単というのですから、これはぜひチャレンジしてみたいですね。お子様がいらっしゃるのでしたら一緒にしてみるのも良いでしょう。
<材料>
廃油 100ml
凝固剤 100g
タコ糸
空き瓶
クレヨン
割りばし
クリップ
<作り方>
詳しい作り方動画がありますのでご覧ください。
油は捨てるとゴミ、再利用は資源です。
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現代の食生活になってから、古くなった油を捨てる回数は増える一方です。そこでただ捨てるのではなく、資源として再利用できるならこれほどよいことはありません。
まだ資源としての再利用は皆さんに浸透していないようですが、一人ひとりがコツコツとやっていくといつかそれが定着して行きます。
流しなどに捨てて環境を破壊するのではなく、環境に優しい油の捨て方や再利用を心がけてくださるとうれしいです。