お盆のお墓参りマナー!時期や時間は?服装やお布施は?
お盆には実家に帰省してお墓参りをしますよね。
仕事や都合でお盆なのにお墓参りにいけないと、なんだかソワソワ落ち着かなかったり、人によっては親からチクリと小言を言われたりします。
でも、お盆にはどうしてお墓参りにいかなければならないんでしょう。
また、お墓参りに行くのにふさわしい服装や、持っていった方がいいお供え物なんかはあるんでしょうか。
ここではお盆のお墓参りについていろいろとまとめてみました。
・お盆のお墓参りに適した時期や時間は?
・お盆のお墓参りに行く服装は?
・お盆のお墓参りのお供え物は?
・お盆のお墓参りのお布施は?
お盆にお墓参りする意味は?行けない場合は?
お盆で帰ってきたご先祖さまをお墓参りで迎えに行く
改めて考えてみると、お盆にお墓参りをするのって不思議ですよね。
お盆は御先祖様が自宅に帰ってきているとされる期間です。
ということは、お墓参りをしてもお墓にはご先祖様はいないのでは…と思いませんか。
実はまったくその通りで、地域や宗派によってはお盆にお墓参りをしないところもあるんです。
お墓参りをする地域は、ご先祖さまを迎えに行くという考え方をしています。
そのため、お盆の始まりと終わりの2回お墓参りをすることもあるんですよ。
この場合はお墓にご先祖さまを送り迎えしているんですね。
お盆にお墓参りに行けない場合は、家の仏壇に手を合わせたり、お盆以外の時期にお墓参りをしても充分ご先祖様に気持ちが伝わりますよ。
お盆のお墓参りに適した時期や時間は?
お墓参りに行く時間は基本的に午前中
お墓参りのもともとの意味がご先祖さまを迎えに行くということで、お墓参りは早朝や遅くとも午前中のうちに済ませることが多いんです。
とはいえ、お盆休みや帰省の都合で午前中は難しいという人もいますよね。
午後からでも行ってはいけないということはまったくないので、あまり気負わずお墓参りに行くといいですよ。
ただし特に田舎で注意したいのは、午後や夕方になると蚊やアブが出てきがちというところ。
虫よけ対策をしっかりしてお墓参りをしてくださいね。
お盆のお墓参りに行く服装は?
お盆のお墓参りの服装は動きやすいスタイルが一番
お盆のお墓参りでは服装にも悩むところ。
服装に関しては、実のところあまり気にする必要はありません。
各地域や家庭の考え方によりますが、あまりにヨレヨレだったり、露出が激しくなければどんな服装でも大丈夫。
結婚したばかりで、義理の家族とお墓参りにいかなければならないなどという場合は、そっと義父母さんに「どんな服装で行くといいですか」と聞くのが無難です。
都会のように綺麗に整備されたお墓ならいいですが、田舎だとお墓までの足もとが悪い場合もあるので、靴はペタンコ靴やスニーカーがおすすめですよ。
お盆のお墓参りのお供え物は?
地域や宗派によってお盆のお墓参りのお供え物はさまざま
お墓参りといえばお供え物。
何を持っていったらいいか困りますよね。
基本的にはお花とろうそく、線香、そして何らかの食べ物です。
でもお供え物に関しては本当に地域や宗派によってさまざま!
一例をあげてみると饅頭、甘い赤飯、砂糖菓子、青リンゴ、甘くない団子などがあります。
お盆のお墓参りのお供え物は、親や義親、お寺の住職さんなどに聞いてみましょう。
もしくは亡くなった人が好きだった食べ物でももちろんOKですよ。
ただし、よくドラマなんかのお盆のお墓参りシーンで、「お酒が好きだったから…」と墓石の上からお酒やビールを掛けることがありますが、あれは現実にはやってはいけません。
墓石や周囲の植物にダメージが与えられてしまいます。
お盆のお墓参りのお布施は?
お盆のお墓参りでお布施はいらない
特に普段お墓参りに行けない人のなかには、お盆でお墓参りに行く機会にはお寺にお布施を収めた方がいいのでは、と考える人もいるかもしれません。
ただ基本的に、お盆のお墓参りでお布施は納める必要はありません。
とはいえ、お墓の前で特別にお経を上げてもらったりした場合には、もちろんその分のお布施は納めることになります。
お寺に日ごろお墓を見守ってもらっている感謝を伝えたい場合には、お布施ではなく、御礼やお供えとして果物やお菓子を贈るのもひとつの手ですよ。
お盆のお墓参りは気軽に行って大丈夫
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お盆のお墓参り、なんだか敷居が高く感じて面倒になったり義務感だけで行っていたりしませんか。
ご先祖さまを想うせっかくの機会がそれではもったいない!
お盆のお墓参りは気軽に行って大丈夫。
大切なのはご先祖さまを供養する気持ちです。
服装や時間帯、お供え物にこだわりすぎずにお盆のお墓参りに行ってみてくださいね。