妊娠中にお腹がグルグル鳴るのは病気?原因や赤ちゃんへの影響は?
妊娠中はちょっとした変化に敏感になるものですよね。
一人目の妊娠という場合はなおさらで、なにもかもが初めての経験。
これって大丈夫なのかなと体の変化が心配になることでしょう。
妊娠中は普段とは違う身体の症状がいろいろとあらわれます。
妊娠中にお腹がグルグルと鳴ったりしませんか?
結論から先に言いますが、それは病気ではありません。
今回は、妊娠中にお腹がグルグル、ギュルギュルと音を出す原因は一体何なのか、についてご紹介しますのでどうぞ参考にしてみてくださいね。
・妊娠中にお腹がグルグル鳴る原因は?
・妊娠中にお腹が鳴るのは大丈夫なの?
・妊娠中にお腹が鳴ることによる赤ちゃんへの影響は?
・妊娠中にお腹がグルグル鳴ることへの対策方法(便秘対策)は?
妊娠中にお腹がグルグル鳴る原因は?
妊娠5ヶ月前
妊娠5ヶ月になる前に鳴るお腹のグルグルは、脈動(みゃくどう)や腸のガスの動きです。
妊娠中は血液の循環が良くなるので、妊娠前より脈動を感じやすいのです。
また、腸のぜん動運動が弱くなっている場合は、ガスの排泄ができずに体内にとどまってしまいます。
それでお腹がグルグルと鳴ることがあります。
妊娠5~6ヶ月前
妊娠5~6ヶ月になると、今度はお腹の下あたりがぎゅるぎゅると鳴るような感覚になります。
この頃のお腹が鳴る原因は、実は妊婦が初めて感じる赤ちゃんの胎動です。
はじめは先ほどの脈動や腸のガスの動きとあまり変わらないので分かりにくいのですが、日を追うごとにはっきりと胎動を感じるようになります。
お腹の赤ちゃんがだんだん大きくなると、足や手が動いたり、いきなり体制を変える様子をもっとリアルに感じられるようになります。
ですが最初は、ぎゅるぎゅるとお腹が鳴るようなわずかな感覚なのです。
妊娠中にお腹が鳴るのは大丈夫なの?
妊娠中にお腹がグルグルと鳴ることで赤ちゃんは大丈夫なのか、母体は大丈夫なのかと心配になることでしょう。
先ほど説明したように、この妊娠中のお腹のグルグルは心配いりません。
妊娠初期のグルグルは多くが腸内のガスが動いているだけですし、中期のグルグルは赤ちゃんがちゃんと元気に育っている証拠なのです。
病気ではないので心配いりません。
妊娠中にお腹が鳴ることによる赤ちゃんへの影響は?
赤ちゃんへの影響を考えてみましょう。
初期のグルグルが便秘によるガスの場合で見ていきましょう。
便秘は、腸内に本来排泄されるべきものが留まっている状態です。
妊娠中のお母さんが便秘の場合、産まれてくる赤ちゃんがアレルギーになりやすいと言われています。
腸は第2の脳と言われ、腸内環境が精神面にも影響しています。
お母さんが精神的に安定していれば、産まれてくる赤ちゃんも幸せな気持ちになりますので、便秘にならない工夫が必要ですね。
赤ちゃんの胎動が原因の場合は、もちろん心配いりません。
それでは便秘への対策方法をご紹介していきますね。
妊娠中にお腹がグルグル鳴ることへの対策方法(便秘対策)は?
妊娠初期に腸内のガスが動いてグルグルと鳴っている場合は、食事などで空気をたくさん吸っている場合があります。
妊娠によって腸のぜん動運動が弱くなっていますので、ガスが排泄されず体内に留まってしまうのです。
食事はゆっくりと食べ、空気を余計に飲み込まないようにしましょう。
炭酸飲料などはガスがたまりやすいので控えた方がよさそうですね。
[ 便秘解消方法 ]
① 食物繊維を意識して摂取する。
② 水分を摂取する。
③ 乳酸菌飲料やヨーグルトなどを摂る。
④ オリゴ糖を摂取する。
⑤ 必要に応じて、サプリメントを試す。
⑥ 適度な運動をする。
『妊婦さんにおすすめ!便秘や腰痛を改善する運動方法』
そのままで大丈夫
【関連記事】
●妊娠中の便秘解消で効果のある方法まとめ(体操・ツボ・食べ物)
妊娠中にお腹がグルグル鳴る原因や解消法をお送りしました。
赤ちゃんの胎動によるお腹のグルグルは、自然の症状ですので対策は必要ありません。
妊娠中は何かと過敏になるかもしれませんが、あまり気にせずできる範囲でゆったりとした気持ちでお過ごしくださいね(^^)