【書き初めの言葉】大人におすすめの四字熟語や文字は?(1・2・5文字)
大人になってから書き初めをしたことはありますか?
または、不意に書きたくなったことはないでしょうか。
毛筆は日常的に使うものではないので、なかなか書く機会がない方が多いことでしょう。
書道は墨をするときから無心となって心を落ち着かせ、半紙に向かって書くときは独特の緊張感がありますよね。
そして書きたい言葉を一気に書き上げていく感じはなかなか良いものです。
うまくできたときの感慨もひとしお!
そこで今回は、大人の方が書き初めを書くときのおすすめの言葉についてご紹介します。
・【大人の書き初め】1文字や2文字でおすすめの言葉や意味は?
・5文字でおすすめの言葉や意味は?
・四字熟語でおすすめの言葉や意味は?
書き初めの意味や由来は?
書き初めの意味は?
書き初めとは『新年に初めて毛筆で文字を書くこと』をいいます。
1月2日は書き初めの日として定着していますね。
それはこの日に始めたこと、習字はもちろん踊りや三味線・茶道などが早く上達すると言われているからです。
書き初めをする意味は、一年のはじめにその年の抱負とか目標を毛筆でしたため神様に納め、文字が上手になりますようにと願うことだそうです。
書き初めの由来は?
平安時代というかなり昔に、元日の朝に初めて汲んだ水(若水と言われます)を使って墨をすり、縁起の良い方向(恵方)を向いて詩や歌などを書いていました。
それが江戸時代に入ってから寺子屋ができ、庶民にも広まったという由来があります。
このことからもともとは大人の嗜(たしな)みのものであったのですね。
【大人の書き初め】1文字や2文字でおすすめの言葉や意味は?
それでは大人が書き初めで書く際に、おすすめの1文字・2文字にはどんなものがあるでしょうか。
一文字
「翔」
翔ける、飛ぶという意味です。
抱負としては前向きで良いかと思います。
「志」
どんなことでも志を持って望むという意味で決意を感じますね。
「夢」
大人だからこそ持ってもらいたい夢です。
2文字
「飛翔」
「翔」と同じ意味です。
1文字とはまた違った趣がありますね。
「福寿」
新年ですのでおめでたい文字を書くのもいいでしょう。
幸せと長生きを願う言葉です。
「吉祥」
意味はおめでたい兆しがあることです。
5文字でおすすめの言葉と意味は?
「日々是好日(にちにちこれこうにち)」
禅の言葉から来ているものです。
意味は、文字そのままを解釈すると、毎日毎日とても良い日だとなります。
もう少し噛み砕くと、『毎日良い日になるように努力して過ごしましょう』という意味合いにもとれます。
「光陰如流水(こういんりゅうすい)」
川の流れは絶え間なく流れ、また時間も川と同じよう止まることがない。
また『時間は早く過ぎてしまうので大事に過ごしましょう』、という意味もこめられています。
「不断の努力(ふだんのどりょく)」
日頃より継続して努力をすること。
思いついてその場限りの努力ではなく、『コツコツと積み重ねる努力のこと』を意味します。
四字熟語でおすすめの言葉と意味は?
自分自身の目標にする言葉
「温和勤勉(おんわきんべん)」
いつも心穏やかで優しく、どんなことにも真面目に熱心に励むこと。
「誠心誠意(せいしんせいい)」
損得を考えずまごころを込めて人と接していくこと。
「有言実行(ゆうげんじっこう)」
自分が言った言葉は必ず行動におこす。
新年のおめでたい言葉
「大願成就(たいがんじょうじゅ)」
願い事が叶い実現すること。
願いが神仏のご加護によってその通りに実現すること。
「歓天喜地(かんてんきち)」
とても喜んでいる様子。
天を仰いで喜び、地を向いて喜ぶぐらい大喜びしている様子。
「春風致和(しゅんぷうちわ)」
これは四字熟語ではなく漢語から来ています。
意味は人々の心があたたかく、世の中が穏やかにそして平和に過ごす人々の様子。
直訳は春風が吹いて和やかな空気がみちあふれることです。
『書き初め』で新たな目標をしたためてみてはいかがでしょうか。
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大人におすすめの書き初めの言葉をお送りしました。
言葉としてはいろいろありますが、まず自分の目標や願いを書くのが良いかと思います。
姿勢を正し心を込めて書くことによって、目標がかなう気がしますよね。
思いを文字に表し、ぜひ今年を良い年にしてくださいね!