【地鎮祭のお供え物】魚・野菜・果物・乾物は?食べ方や並べ方は?
地鎮祭をするときの、お供え物は何を用意したらよいのでしょうか?
神式のお供えには決まった形があるんですよ。
知っていれば、お供え物は簡単に手に入るものばかりですが、慣れないと戸惑うかもしれません。
今回はそんな、地鎮祭のお供え物について、おすすめやNGのもの、並べ方などをご紹介します。
・野菜や果物のお供え物でおすすめやNGのものは?
・魚や乾物のお供え物おすすめは?乾物はするめでもいいの?
・お菓子をお供えするのは?
・お供え物の並べ方や飾り方は?
・地鎮祭後のお供え物の食べ方は?焼いたり調理して食べても大丈夫?
地鎮祭のお供え物はどんなものを準備するの?
地鎮祭などで用意するお供え物は、正式には神饌(しんせん)といいます。
神様へお供えする物ですから、できるだけ良いものを選びます。
良いものというのは、値段が高いものという意味ではありません。
旬のものや新鮮なものを用意しましょう。
お供えするものは?
お供えとして必ず用意するものは次の7点(もしくは8点)です。
[酒]
清酒であればOKです。
器(お神酒用のとっくり)に入れてお供えする場合は、五合瓶やワンカップでかまいません。
やはり、熨斗を付けて体裁を整えたいという場合は、一升瓶で用意します。
酒屋などで『奉献酒(ほうけんしゅ)』と言えば、地鎮祭用の熨斗をつけてくれます。
[お米(一合くらい)]
洗米が指定される場合もありますから確認しましょう。
[塩(一合くらい)]
[お水]
水道水でも、ペットボトルのものでもOK。
[お餅]
餅は要らないという場合もあります。
[海の幸]
尾頭付きの魚(鯛が一般的)が望ましい。そのほか、アワビ、するめ、昆布、など。
[山の幸]
大根、里芋、しいたけ、など季節の野菜やお肉など。
[果物]
りんご、みかん、バナナ、など。
[乾物]
野菜や果物のお供え物でおすすめやNGのものは?
新鮮なものであれば何でもかまいません。
もしもこだわるなら、次の3点に注意して用意してください。
・地下にできる根菜や芋類と、地上に実る野菜の両方を用意するのがベター
・できるだけ旬のものを選ぶ
・三方(お供えに使う木の台)に乗り切れないような大きな野菜は供えにくい(大ぶりの大根や冬瓜、白菜などは供えにくい)
魚や乾物のお供え物おすすめは?乾物はするめでもいいの?
魚は、おめでたい魚の代表である鯛を用意することが多いです。
鯛は高級なので予算が合わないという場合は、尾頭付きの魚なら何でもOKです。
夏季など生の魚をお供えすると傷みそうな時には、スルメで代用することもあります。
乾物は、スルメやわかめ、昆布、椎茸、カンピョウなど何でもかまいません。
できれば、海のものと山のものの両方あった方がいいでしょう。
お菓子をお供えするのは?
お菓子はお供え物に必須ではありません。
むしろ、地鎮祭の後で要り用になります。
今後始まる工事で迷惑をかけるご近所へ、挨拶の品としてお菓子やタオルなどを用意しましょう。
お供え物の並べ方や飾り方は?
お供え物は三方(お供え台)に乗せて供えます。
式台は神社側で用意してくれることが多いようですが、念のため確認しておくといいでしょう。
この時、式台の数も聞いておきます。
神社によって、式台の数は5~7台と差があります。
三方へのお供え物の乗せ方や並べ方は、神社によって異なりますが、基本的な形をご紹介します。
『神饌(お供え物)について ~地鎮祭・上棟祭・新宅祭・神棚祭など~』
地鎮祭の準備~地鎮祭に必要なものをご紹介します。
地鎮祭後のお供え物の食べ方は?焼いたり調理して食べても大丈夫?
お供え物は、地鎮祭の間に神様に食べて頂いたということになります。
ですから、お下がりを地鎮祭後に食べてもかまいません。
昔は、直会(なおらい)といって、地鎮祭の出席者が一緒に食べる習慣もありました。
これは、神々にお供えした物を食べることで神様と食を共にしたことになり、より神様の守護が得られると考えられていたからです。
食べ方は自由で、お米はほかの米と混ぜて一緒に炊いてかまいませんし、お塩もお清めに使ったり、お料理に使って良いとされています。
ただ、地域によっては、地鎮祭に使った食べ物を「焼く」調理法が良くないとされていることもあります。
お供えは旬のものを意識して
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地鎮祭のお供え物についてお送りしました。
お供え物に必須なのは、
・酒
・米
・塩
・水
・餅
・海の幸
・山の幸
・乾物
の8つです。
種類は多いですが、近所のスーパーでも買えるものばかりです。
新鮮なものを供える方がいいので、あまり早くから買わないように注意してくださいね。