冬休み宿題【俳句の例】季語や作り方は?(小学・中学・高校)
冬休みの宿題に俳句が出ることもあることでしょう。
なんとなく五・七・五で作ることもできますが、せっかく作るなら俳句らしい俳句を作ってみたいですよね。
しかし、いざ作ってみようとすると、「俳句らしい俳句ってなんだろう?」とわからなくなってしまうものです。
そこで今回は、俳句の作り方はもちろん、冬休みの宿題に使える季語や俳句例をご紹介します。
冬休みの俳句例は小学校、中学校、高校別にご紹介するので、作りたい俳句のイメージが湧くこと間違いなしです。
ぜひ、冬休みの宿題で俳句を作るときの参考にしてみてくださいね。
・俳句とは?冬の季語は?
・小学生におすすめの俳句のテーマは?俳句の例は?
・中学生におすすめの俳句のテーマは?俳句の例は?
・高校生におすすめの俳句のテーマは?俳句の例は?
・俳句の上手な作り方は?
俳句とは?冬の季語は?
俳句とは?
俳句は、決まりを守って作る詩で、自然の美しさや人の気持ちなどを表現するものです。
俳句の大切な決まりは2つあり、1つ目は五・七・五の17音で作ること。
そのため俳句は世界一短い詩と呼ばれていています。
2つ目は、季語を入れること。
季節をあらわす言葉や、季節をイメージさせる言葉で、季節によって使える季語が決められています。
1つの俳句に季語を必ず1つ入れる必要があり、2つ以上は入れられません。
冬休みの俳句に使える冬の季語は?
【新年(1月1日~15日頃まで)の季語】
新年、正月、今年、元日、元旦、初晴、初詣、七草粥、初夢、寝正月、かるた、トランプ、こま、門松、かがみもち、雑煮、お年玉、年賀状、かきぞめ、など。
小学生におすすめの俳句のテーマは?俳句の例は?
『ジャンプする 氷のパズルの できあがり』
(ジャンプして割った氷がパズルのように見えた様子を表現しています。)
『ついにきた 目覚ましいらない クリスマス』
(クリスマスの朝はプレゼントが楽しみで、目覚まし時計がなくても目を覚ましてしまう気持ちを表現しています。)
『おもちつき 甘いしょうゆか きなこかな』
(おもちをどの味で食べようか迷っている気持ちを表現しています。)
中学生におすすめの俳句のテーマは?俳句の例は?
『また増えた 片手手袋 コレクション』
(冬になるとなぜか片方なくしてしまう手袋が、また増えてしまった様子を表現しています。)
『玄関で バイクの音待つ お正月』
(郵便屋さんのバイクの音が聞こえるのを玄関で待ってしまうくらい、年賀状が楽しみな気持ちを表現しています。)
『いとこたち 本気を出せない かるたとり』
(年下のいとこたちと遊んでいるので、勝ちすぎないように気をつけている気持ちを表現しています。)
高校生におすすめの俳句のテーマは?俳句の例は?
『模試終わり どこもかしこも 雪だるま』
(冬休みに模試を受けた帰り道、子どもたちが午前中に作った雪だるまがたくさん並んでいる様子を表現しています。)
『リモコンに お菓子にジュース こたつの周り』
(いろいろなものをこたつの周りに揃えるくらい、こたつから出たくない気持ちを表現しています。)
『初詣 お花や蝶々の 仲間入り』
(初詣で初めて着物を着て行ったときの様子を表現しています。)
俳句の上手な作り方は?
俳句の題材を見つける
俳句を作る前にまず、題材を見つけましょう。
見たことや聞いたこと、思ったことをまずはノートにメモしてみると良いですよ。
ひらがなと漢字でイメージを変える
同じ言葉を使う場合でも、ひらがなを使うか漢字を使うかで俳句のイメージがガラッと変わります。
ひらがなだと軽くやわらかなイメージになり、漢字だと重くかたいイメージを作り出すことができますよ。
倒置法を使う
倒置法とは、言葉の順番を逆にして、言葉を強調して表現する方法です。
例えば、「お年玉が/待ちきれない」という文章が普通の順番ですが、「待ちきれない/お年玉が」というように順番を変えます。
後は五・七・五の音に合うように、「待ちきれないよ/お年玉」などとすると俳句らしくなり良いですね。
日常を俳句にする
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俳句の作り方や冬休みに使える季語、冬休みの俳句例をお送りしました。
なにか大きなイベントから冬休みの俳句を作る必要はありません。
「こんなことがあったよ。」「こんな気持ちだったよ。」と、自分の毎日を少しだけ誰かに教えてあげるような気持ちで俳句を作ることがおすすめですよ。
楽しく気軽に取り組むとアイデアも湧きやすいですよ。