ドーパミンとは?セロトニンやアドレナリンとの違いや効果は?
日常生活を送っていると、なんとなく気分が乗らず、仕事や勉強、運動など何に対してもやる気が出ないときがありますよね。
やらなくてはいけないことがあるのに、なかなか身体が動かない・・とても困ってしまいます。
やる気が出たり、モチベーションが上がるという状態には、『ドーパミン』という脳内物質が深く関係しています。
今回は、ドーパミンの作用や働き、セロトニンやアドレナリンとの違いなどについてご紹介します。
・ドーパミン・セロトニン・アドレナリン、それぞれの違いは?
・セロトニンの作用や効果、その増やし方は?
・アドレナリンの作用や効果、その増やし方は?
ドーパミンとは?どんな作用や効果があるの?増やし方は?
ドーパミンとは?
アドレナリンやノルアドレナリンになる前段階の物質で、外部からの刺激を神経細胞に伝える神経伝達物質です。
どんな作用があるの?
快楽を感じた時にそれを増幅させる作用があります。
高い中毒性があるので、何か行動をしたときに、快楽を感じてドーパミンが出る経験をすると、脳はまたその快楽を求めるようになります。
ドーパミンの効果は?
気分を高めてやる気や意欲を引き出したり、脳を活性化し、集中力をアップさせたりといった効果があります。
ドーパミンを増やす方法は?
・サプリメントでドーパミンを増やす
・定期的に運動する
・楽しいことを考え、計画を立てる
・目標を立て達成する
ドーパミン・セロトニン・アドレナリン、それぞれの違いは?
脳の三大神経伝達物質(脳内物質)と呼ばれる、ドーパミン・セロトニン・アドレナリン。
それぞれ異なる性質や役割があり、私たちの感情をコントロールしている要因のひとつです。
下記は、その代表的な特徴をわかりやすくしたものです。
『ドーパミン』・・・やる気が出ている時に出る
『セロトニン』・・・幸せを感じている時に出る
『アドレナリン』・・・怒っているときに出る
私たちの感情に大きく影響する神経伝達物質、セロトニンとアドレナリンについても詳しくみてみましょう。
セロトニンの作用や効果、その増やし方は?
セロトニンってなに?
モノアミン類の神経伝達物質のひとつで、ノルアドレナリンやドーパミンの2つが過剰に分泌しないようにコントロールして、暴走を抑える働きをしています。
セロトニンの効果は?
別名「しあわせホルモン」と呼ばれ、精神の安定や睡眠の質を向上させる役割を担っています。
・セロトニンは運動神経を刺激するため、抗重力筋の部分の緊張が高まり、首筋や背骨の周囲、下肢の筋肉刺激されて姿勢がよくなる
・痛みを伝達する痛覚伝導路を抑制する働きがあるので、セロトニンが分泌されている間は、痛みが緩和される
・セロトニンが十分に分泌されていることにより、快適な睡眠が得られる
セロトニンを増やす方法は?
・軽いリズム運動をする
・大切な人とスキンシップをする
・トリプトファンを含んだ食品を食べる
アドレナリンの作用や効果、その増やし方は?
アドレナリンとは?
腎臓の隣にある副腎で作られる神経伝達物質のひとつで、「闘争か逃走のホルモン」と呼ばれる。
恐怖・不安を感じた時や緊張・興奮状態の時など、なんらかのストレスがかかった時に分泌されます。
アドレナリンの効果は?
・能力以上の力が出る
・血糖値があがる
・代謝が良くなり、脂肪が燃焼しやすくなる
どうすれば増えるの?
・スポーツやギャンブルなどの勝負ごとをする
・カフェインの含まれた飲み物をとる
少しずつの変化で効果大!
【関連記事】
●ドーパミン効果と増やす方法!【食べ物・運動・サプリ・薬・音楽】
●セロトニンの増やし方!食べ物や運動で効果的に増やす方法は?
●“幸せホルモン”セロトニンの効果とは?不足するとどうなるの?
ドーパミン・セロトニン・アドレナリンの特徴や増やし方などをお送りしました。
三大神経伝達物質と呼ばれるドーパミン、セロトニン、アドレナリンが私達の心身に大きな影響を与えていることがわかりました。
この3つの物質は相互作用があって、バランスがとれていることで、それぞれの効果が高まります。
そして、ドーパミン、セロトニン、アドレナリンは、意識的に増やすことができます。
自分の力で、幸せになれるなんて素敵なことですね!
上手にそれぞれの分泌を増やして、活気のある充実した生活を過ごしていきましょう♪