文化祭の劇【台本おすすめ】恋愛・感動・面白いネタや定番は?
文化祭の定番の出し物といえば、劇ですよね。
体育館や会場の大きなステージで行う劇は、たくさんの人に見てもらうことができとても盛り上がる出し物です。
劇をやるとなると、まずは台本を決めなければなりません。
恋愛ものや感動もの、オモシロ系など、豊富にある題材の中から1つの台本を選ぶのはとても難しいですよね。
今回は、文化祭の劇におすすめの台本をご紹介しますので、台本を選ぶ際の候補の参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
文化祭の劇におすすめの台本(脚本)は?定番といえば?
文化祭の劇で使われる定番の台本とはいったいどんな作品なのでしょうか。
童話
文化祭では、童話を劇にすることも多いです。
童話であれば誰でもストーリーを知っているお話が多いですよね。
演じる側も簡単ですし、観客も親しみやすい劇になりますよ。
シンデレラ
シンデレラは、ドレスはもちろんかぼちゃの馬車など、素敵な衣装や小道具を使うシーンがたくさん出てきます。
準備は少し大変かもしれませんが、見た目にも華やかで感動的な劇にすることができますよ。
王子様や、シンデレラにいじわるをしてくるお母さんや2人のお姉さん、魔法使いなど、登場人物も多くたくさんの人が劇に出ることができます。
舞踏会はたくさんの人が着飾って踊るシーンになりますので、クラスのみんなで1つのシーンを作り上げることもできますね。
白雪姫
童話としても劇の台本としても、『白雪姫』は人気の高いお話です。
お話の中で白雪姫は、森の奥で7人の小人たちと楽しく過ごします。
7人の小人の演出や、森の中で楽しく過ごす陽気な演出は、作る側もとても楽しいシーンになります。
おきさきや猟師、魔女、小人に王子様などこちらも豊富なキャラクター設定ですので、クラスで演じるにもぴったりですね。
白雪姫が毒リンゴを食べ倒れてしまう悲しいシーンや、白雪姫が目を覚ます感動的なシーンもあり、観客を惹きつける演出が考えやすいです。
古くからの名作
レ・ミゼラブル
『レ・ミゼラブル』は、ミュージカル化や映画化もされ根強く愛される名作で、ヴィクトル・ユゴーの小説が原作の作品です。
名作として世界中にも知られたこの作品は、文化祭での劇でも演じられる人気の台本です。
映画化の影響で、より広い年代に「レ・ミゼラブル」が知られることとなり、若い世代でもとても好きな作品と言われる存在になりました。
フランス革命後の時代を舞台とし、幼い妹のために1本のパンを盗んだことで19年もの間監獄での生活を送ることなったジャン・ヴァルジャン。
彼の釈放後までにわたる生涯を描いた作品です。
ジャン・ヴァルジャンが人の優しさに触れ、生まれ変わろうとするシーンなど、心に訴えかけるメッセージ性のあるストーリーになっています。
世界の歴史にも触れることができ、文化祭での劇におすすめです。
ウエスト・サイド物語
『ウエスト・サイド物語』は、有名なシェイクスピアの作品である「ロミオとジュリエット」から得た発想により生まれた作品です。
ニューヨークのウエスト・サイドを舞台としたこの物語は、少年たちによる2つの非行グループに巻き込まれた2人の男女の話を描いた作品です。
当時のニューヨークの社会的背景が描かれており、とても感慨深い作品です。
2人の男女は恋をするのですが、非行グループの抗争に巻き込まれ最後は男は息を引き取ることになります。
少し重たい内容に感じるかもしれませんが、深いメッセージ性が人気の作品です。
観客にとっても演じる側にとっても、記憶に残る劇になるのではないでしょうか。
オペラ座の怪人
もはや知らない人はいないといっても過言ではない名作、『オペラ座の怪人』。
オペラ座の地下に棲みついた怪人と歌姫との切なく哀しい恋を描いた物語です。
オペラ座や怪人の迫力、怪人の切ない恋心が劇の見どころになるのではないでしょうか。
「オペラ座の怪人」というと、複雑なストーリーで劇で演じるのは難しいイメージがあるかもしれません。
しかし、恋愛をメインとした簡単な台本にアレンジしてみれば、学生にも親しみやすい劇にすることができます。
恋愛劇でおすすめの台本は?
恋愛ものの台本は、学生にも親しみやすく内容も伝わりやすいです。
文化祭で恋愛系の内容の劇をする場合、どんな台本がおすすめなのでしょうか。
文化祭でも演じやすいおすすめの台本をご紹介します。
ロミオとジュリエット
『ロミオとジュリエット』は誰もが知っている名作で、主人公の男女の悲しい恋愛劇が心に響くストーリーです。
もともとの内容を知っている人が多いので、そのまま台本にして劇にするのはもちろん、自分たちなりにアレンジを加えてみてもいいですね。
シェイクスピアの作品はとても人気が高いので、親御さんや先生も見る劇で演じれば高評価間違いなしですね。
こんなにも優しい世界の終わり方
『こんなにも優しい世界の終わり方』は、市川拓司の小説が原作の物語です。
市川拓司といえば、これまでたくさんの作品が映画化などもされる注目の小説家のひとりです。
学生の間でも広く知られているのではないでしょうか。
「こんなにも優しい世界の終わり方」は、突然世界の終末が始まり静かになってしまった世界で、最後に愛する人に会うために主人公が旅に出る物語です。
とても静かで優しい展開の物語なのですが、どんなにぼろぼろになっても、たった1人の愛する人に会うために主人公は旅を諦めません。
そんな主人公の姿がとても感動的なストーリーです。
この作品は震災が動機ともなっており、家族、友達、恋人など、たくさんの愛に触れられる内容です。
文化祭の劇にすれば、とてもメッセージ性の強い恋愛劇になるのではないでしょうか。
花より男子
大人気少女マンガの『花より男子』ですが、ドラマ化によりさらに話題となりましたね。
学園もの×恋愛ものという内容ですので、文化祭用の劇にもしやすく、盛り上がること間違いなしですね。
ドラマ化によりたくさんの人がストーリーを知ることにもなりましたので、いろんなお客さんにも楽しんでもらえる作品です。
パワフルな恋愛劇で、明るい恋愛物語を展開できるのもいいですね。
明るい雰囲気の劇がいいという場合にはぜひおすすめです。
感動的な劇にしたい!おすすめの台本は?
感動系の劇にしたい場合は、学園ものの物語は意外におすすめです。
登場人物の状況やシチュエーションが自分に近い分、共感も生まれやすく心に響きやすいのです。
心が叫びたがってるんだ
『心が叫びたがってるんだ』はもともとアニメ映画として公開され、感動的なストーリーが話題になった作品です。
その後、実写映画も公開され、名作として改めて広く知られることとなりました。
学校の行事である交流会で、出し物としてクラスでミュージカルをやることになるという設定で、文化祭の出し物にもぴったりですね。
主人公の女の子はいろいろな悩みを抱え、人と話すことができないという設定です。
そんな主人公がクラスメイトとの交流で、悩み苦しみながらも成長する姿がとても感動的です。
思春期でいろいろな悩みをそれぞれ抱える生徒たちにとっては、とても感動的な劇になるでしょう。
時をかける少女
『時をかける少女』は、細田守監督のアニメ映画です。
感動的な作品として人気も高く、大人から子供まで幅広い世代に愛されている作品ですね。
主人公の少女が、突然過去に戻ることのできる「タイムリープ」という不思議な能力を手に入れるというSFストーリーです。
「タイムリープ」という非現実的な現象と、自分たちにとって身近な学校という舞台が、観客をより惹き込む劇になるのではないでしょうか。
大切な人、大切なもの、そういったことを教えてくれる感動的な作品になるでしょう。
君の膵臓(すいぞう)をたべたい
『君の膵臓をたべたい』は、住野よる著の青春小説です。
この小説は大ヒットを記録し、一世を風靡しました。
主人公の「僕」とクラスメイトの少女の淡々としたやりとりのユニークさがこの作品の特徴です。
小説自体も、セリフでのやりとりが多く含まれているので、劇にもしやすいです。
シンプルな劇ながら、命の平等さや大切さ、儚さを教えられる、メッセージ性の強いものにできるのでおすすめです。
また、同じ夢を見ていた
同じく住野よるによる小説で、文化祭の劇におすすめの作品が『また、同じ夢を見ていた』です。
これは、1人の少女が、彼女と出会う人たちと彼女に起こる不思議な現象とともに成長していく物語です。
主人公の少女は、「人生は○○のようなもの」と言うのが口癖です。
劇で観客に語り掛けるように、その口癖をセリフとして読み上げるのもおもしろい演出になりそうです。
こちらもシンプルな展開ながら、少女が成長する姿や、出会う人たちを勇気づけていく姿が感動的な物語です。
面白い劇の台本といえば?
文化祭では面白い劇も人気です。
やはり、文化祭というみんなで盛り上がる行事では、面白い劇を披露してさらにみんなを盛り上げられたらいいですよね。
サザエさん
『サザエさん』は、文化祭で披露する面白い劇の台本としても定番です。
毎日の日常を描く作品ですので、先生など身近な人を劇の中に取り入れやすいのがポイントです。
もともとユニークな話が多いですので、より面白く観客にウケる台本にもアレンジしやすいです。
幅広い年代が知っている作品ですので、たくさんの人が見てくれる文化祭の劇にぴったりです。
おそ松さん
オモシロ系の題材といえば、『おそ松さん』ですね。
赤塚不二夫の漫画が原作のこの作品は、ネタが作中にもたくさん含まれており、面白い劇の台本にぴったりです。
クラス全員で、楽しく面白い作品が作ることができ、観客も演じる側も楽しい劇になりますね。
芸人のネタを劇にする
面白い劇の台本であれば、芸人のネタを参考にするのもおすすめです。
たとえばサンドウィッチマンや東京03、ジャングルポケットなど、ドラマ仕立てのネタを披露する芸人さんも多いですよね。
いろんな芸人のショートストーリー的なネタを披露すれば、クラスのたくさんの人が劇に参加することができます。
もともとのネタをそのまま参考にしても面白い作品となっているので、劇にしても使いやすいです。
お笑いが好きな生徒が多ければ、観客も大興奮ですし、演じる側も楽しく演じることができますので、大盛り上がりの会場になること間違いなしですね。
文化祭で出し物の劇を成功させるコツは?
文化祭でいざ劇を披露するとなっても、これまで劇を一度もやってことのない人が多かったり、不安なところも多いですよね。
文化祭での劇を成功するためには、どんなことに気を付けるとよいのでしょうか。
衣装やセットに凝ってみる
劇をやる際は、照れくさくてなかなか思いきってできないという方も多いのではないでしょうか。
そんなときは、衣装やセットに力を入れてみるのがおすすめです。
少し大変かもしれませんが、クラスのやる気を出すにはおすすめの作戦です。
チームワークが大事
劇は、特に全員で一致団結をしないと成功のむずかしい出し物です。
出演者はもちろん、衣装やセット、照明やナレーションなど全員で息を合わせないといけません。
たとえば出演者はセリフを覚えるのが大変ですし、衣装を作る人は1人1人に合ったサイズの洋服を作らなければなりません。
台本に自分たちなりのアレンジを加えてみる
決めた台本に、アレンジを加えてみるのもおすすめです。
自分たちなりのアレンジを加えると、作品に対して思い入れが生まれます。
また、自分たちで考えたセリフや設定は、作られた台本より覚えやすくなります。
より愛着のある作品になり、スムーズに練習が進みやすくなります。
思い出に残る作品に♪
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文化祭の劇におすすめの台本などをお送りしました。
劇の台本のための検索サイトがたくさんあります。
映画やドラマなどの有名な作品だけでなく、そういったサイトからお気に入りの台本を見つけるのもおもしろいと思います。
劇はクラスの全員が一致団結して作り上げるものですので、成功した後の達成感はなかなか味わえるものではありません。
ぜひ、自分たちにぴったりの素敵な台本を見つけて、観客だけでなく自分たちにとっても思い出に残る劇にしてくださいね。
準備期間も含め、素晴らしい時間が過ごせますように♪