【花粉症対策】風邪薬やワセリンの効果や副作用は?使い方や注意点は?
花粉症、辛いですよね。
鼻はむずむず、くしゃみは頻繁、目はかゆくて何も手につかない‥。
でもそこまで症状が出ていればともかく、なんとなく鼻水が出る程度だと、風邪なのか花粉症なのか見分けがつきづらいもの。
風邪薬を飲もうか花粉症の薬を飲もうか迷ってしまいます。
いっそのことどちらも飲もうと両方飲む前にストップ!
今回は、花粉症に風邪薬は効くのか、花粉症の薬と風邪薬が併用できるのか、風邪と花粉症の見分け方などをご紹介します。
また、花粉症対策にスキンケア用品のワセリンを使ったときの効果や塗り方、塗るタイミングについてもお伝えします。
この記事の目次
花粉症に風邪薬は効果ある?代用は可能?
症状によっては花粉症に風邪薬が有効なことも♪
花粉症で、突然鼻水がドバドバ出るようになることもあります。
まだ時期が早くて花粉症の薬を用意していない!という場面に陥った時も慌てないで大丈夫。
もしかすると、手持ちの風邪薬が効果を発揮するかもしれません。
風邪薬の多くは鼻水を止める、せきやくしゃみを止める、熱を下げるなどと薬によって効き目が違います。
それは市販の風邪薬は風邪のウイルスを倒す薬ではなく、症状に対処する薬だから。
もしあなたが鼻水に困っているのであれば、鼻水に効くと謳っている風邪薬なら効く可能性が高いですよ。
花粉症の薬と風邪薬の併用は?
花粉症の薬と風邪薬の併用は絶対NG!その理由は?
結論から言うと、花粉症の薬と風邪薬は併用してはいけません!
いまの自分の症状が風邪なのか花粉症なのか見分けがつかないから念のため両方飲んでおくという人もいるかもしれませんが、絶対にダメです。
その理由は、風邪薬と花粉症の薬には同じ成分が含まれていることがあるから。
風邪薬も花粉症の薬のどちらにも、抗ヒスタミン作用や血管収縮作用が含まれている物があります。
それらを併用してしまうと、薬の血中濃度が上がりすぎてしまい身体に害を及ぼすことがあるんです。
薬の飲み合わせの注意点は?
花粉症の薬は、実は飲み合わせ注意の薬がたくさん!
花粉症のシーズンは、毎日毎日薬を飲まないと生活すらままならないという人は多いですね。
でもそんな身近な花粉症の薬ですが、飲み合わせに注意してもらいたい薬が多いと知っていましたでしょうか。
まず上の項目でも言いましたが、風邪薬との併用は駄目。
また、眠くならない花粉症薬ですが、ドラッグストアで手軽に買える上に、生活に支障がでないのでとても便利ですが、注意が必要なのは抗生物質との飲み合わせ。
○○という商品名で売っているお薬を飲んでいるときにお医者さんにかかったら、念のため今○○を服用していることをきちんと伝えましょう。
花粉症と風邪の見分け方は?
花粉症と風邪は発熱やかゆみで見分けよう
風邪薬と花粉症の薬は併用NGといわれても、自分の症状が風邪なのか花粉症なのかわからないとつい両方服用したくなりますよね。
風邪と花粉症の症状は似ている部分も多いので、迷ってしまうことも多いもの。
そんな時に目安となる見分け方をご紹介します。
熱・・・発熱があれば風邪、なければ花粉症
鼻水・・・粘り気があり緑がかっていれば風邪、サラサラの水状かつ透明であれば花粉症
目・・・特に症状がなければ風邪、かゆみなどがあれば花粉症
そのほかにも天気が良い日や雨の次の日、風の強い日に症状が悪化するのであれば花粉症の疑いが強くなります。
とはいえ素人判断はなかなか難しいもの。
見分けがつかなければ、内科などを受診してお医者さんから判断してもらいましょう。
風邪にせよ、花粉症にせよ、適した薬も処方してもらえますよ。
ところで飲み薬でなければリスクも少なそうですよね。
次では、ワセリンを塗って花粉症を予防する方法をご紹介します。
ワセリンとは?どんな薬?
ワセリンは皮膚などの乾燥を防ぐ役割を果たす
特に女性にはお肌やくちびるのケアでおなじみのワセリン。
皮膚に使う白いワセリンは正確には白色ワセリンといいます。
ワセリンの原料は鉱物油、つまり石油です。
石油が原料と聞くと肌に悪い気がしますが、高度な精製をして不純物をほぼ取り除いているのでほかの保湿剤と比べて副作用は逆に少ないくらい。
お肌につけてもほぼ安心です。
ただし、ワセリン自体には肌にうるおいを与える効果はありません。
ワセリンは肌に蓋をしてうるおいを逃がさないようにするお薬と思ってください。
花粉症にワセリンは効果ある?副作用は?
ワセリンで花粉からガード!ただし敏感肌の人は注意。
ワセリンの特徴はくっつくようなべたつき。
そのべたつきを利用して、花粉症の症状を軽減させることができるんです。
花粉症の症状は肌や目、鼻に花粉がついてしまい、身体がアレルギー反応を起こすことで症状が現れます。
つまり、お肌や目鼻を花粉からガードできればいいんです。
メガネやマスクではどうしても隙間ができます。
ですが目や鼻、肌にワセリンを塗っておくことで、花粉をシャットアウトすることができるんです。
詳しい塗り方を次の項目でご紹介します。
先に注意してほしいのは、ワセリンも副作用がまったくないわけではないこと。
肌が敏感な人や子どもの場合、ワセリンが原因で肌が赤くなったり痒くなることもあります。
また、ワセリンはもともと油から作られているので、ワセリンを塗った状態で強い日差しを長時間浴びるとひどい日焼けやシミの原因になることもあります。
日傘や帽子、日焼け止めで紫外線対策をすることもお忘れなく。
ワセリンの塗り方。目や鼻には?
気になる部位にすすっとワセリンをひと塗り!
花粉症対策のためのワセリンの塗り方をご紹介します。
基本的には気になる場所に塗ればOKです。
かゆみが気になる場合
花粉症の症状でかゆみが気になる場合は、あらかじめ化粧水や乳液で保湿してからワセリンを塗るとさらに効果的。
目のかゆみやぐじゅぐじゅが気になる人は、涙袋のあたりにサッとワセリンを塗ります。
あまり厚塗りするより、薄めに塗って都度塗り直しをした方が効果がありますよ。
鼻水が気になる場合
鼻水が気になる人はちょっとだけひと手間かけましょう。
綿棒で鼻の穴の内側にワセリンを薄く塗りつけます。
こうすると花粉が鼻に入らずワセリンにくっつきますよ。
ワセリンを塗るタイミングはいつ?
花粉症対策のワセリンは外出前&こまめに塗り直し!
花粉症対策のためにワセリンを塗る場合は、肌や鼻、目に花粉がついては台無しなので外出前に塗るようにします。
ワセリン自体は肌から落ちにくいお薬ではありますが、ワセリンが取れてきたらまた塗り直しましょう。
特に鼻の穴に塗ったワセリンは、鼻をかむと落ちてしまいます。
鼻をかんだらそのたびに塗り直すとカンペキです。
花粉症におすすめのワセリンは?
花粉症におすすめは赤ちゃんにも使える低刺激ワセリン
肌が過敏になりがちな花粉症シーズン。
普通のワセリンでも刺激は低めですが、赤ちゃん用ワセリンはさらに低刺激。
安心をもとめる方にはおすすめですよ。
また、伸びがいいので気分良く塗ることができます。
症状に適した対策で花粉症シーズンを乗り越えよう!
【関連記事】
●花粉症で頭痛時の症状と対策まとめ!吐き気や肩こり時の対処法は?
●【花粉症】喉の症状と対策!(痛み・かゆみ・イガイガ・痰・つまり・咳)
●【花粉症】目の症状と対処法!かゆみや充血は?メガネやゴーグルの効果は?
●花粉症対策に効く飲み物・お茶は?効果は?(緑茶・べにふうき)
●鼻うがいのやり方とコツって?効果抜群だけど危険性もある?
花粉症で風邪薬やワセリンの効果や注意点をお送りしました。
花粉症の症状が出るととにかくストレスになりますよね。
症状が治まるならと、ついつい手当たり次第薬を服用したくなる気持ちもわかります。
でも、それではもっとひどい症状につながってしまうかもしれませんので絶対に止めましょう。
自分の症状を冷静に見つめて、自分にぴったりの薬を飲んでくださいね。
また、塗り薬なら飲み薬よりも安全性が高そうですよね。
ワセリンといえばスキンケアというイメージがあると思いますが、花粉症対策にも効果抜群なんです。
ドラッグストアで手軽に入手できるのもワセリンのうれしいところですよ。
ぜひ一度お試しあれ!
あなたの花粉症の症状が楽になることを願っています。