【重曹シャンプーの作り方と効果】使用頻度は?白髪や薄毛の予防は?
重曹シャンプーと聞くと「え?!」と驚かれそうですが、美容院のスタッフや美容関係者では浸透しているヘアケア方法なのです。
頭皮のトラブルで悩んでいる方・市販のシャンプーでトラブルが起きやすいという方に、一度は試してほしいのが、シンプルな重曹シャンプーです。
今回は、頭皮トラブルを改善し白髪や薄毛の予防へと繋がるよう働く、重曹シャンプーの作り方・使い方・気を付けたいことなどについてご紹介します。
費用のかからない簡単ヘアケア方法なのでぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
重曹シャンプーとは?
重曹シャンプーとは、食用の重曹をぬるま湯で溶かして、シャンプーとして使うヘアケアの方法です。
髪に悩みがある方にというよりも、頭皮に悩みがある方に効果的に働くヘアケア方法です。
フケで悩んでいる方・脂っぽくて悩んでいる方・頭皮の臭いが市販のシャンプーでは改善されないなど、頭皮の悩みが改善されにくい方に一度試していただきたいのが「重曹シャンプー」なのです。
重曹シャンプーは白髪や薄毛にも効果的?犬にも使える?
白髪や薄毛に悩んでいる方全てに効果的とは言えないのですが、頭皮トラブルで髪がなかなか育ちにくい方にはプラスの効果が働くことがあります。
というのも髪が育ちにくい環境にある場合、髪に栄養が行かずに白髪や薄毛に繋がる場合があるからです。
夜のスキンケアのときにクレンジングを使いますよね?
クレンジングは「メイクを落とすもの」というイメージが強いですね。
クレンジングはメイクの汚れだけではなく「一日で肌についた油汚れ、自分から出る皮脂の汚れ、排気ガスなどの肌についた油汚れ」を取り除きやすいように、クレンジングで肌から浮かす役目をするのです。
頭皮も肌も、同じ皮膚で繋がっています。
ということは、頭皮も顔と同じようにケアすることが大事なのです。
汚れをきちんとしっかりと落とし潤いを与え、髪の毛が育ちやすくなるきっかけとなる重曹シャンプーで、頭皮環境を変え、髪の毛へ栄養を送り、育毛へと繋がるようにしちゃいましょう。
愛犬のケアにも使える重曹シャンプー
そして、犬のケアに使えるのかどうかという方もいるかと思いますので、ちょこっとプラスです。
犬の皮膚は、脂っぽくなりやすく汚れやすくなりがちです。
犬の毛は、皮膚病や散歩の時の泥・ゴミから自分を守るための保護となります。
それだけにすぐに汚れてしまい、臭いの原因となってしまうのです。
重曹は、ディープクレンジングをするときに、活躍してくれる強い味方となります。
ただし、「毛が短い犬」には刺激が強い場合があるので、避けたほうがよいかと思います。
ドライブラッシングにも使えるので、愛犬の毛の汚れに合わせて使い分けることができるので、常備しておくと何かと便利ですよ。
重曹シャンプーの作り方は?
作り方は、『重曹(10g)をお湯(1ℓ)に溶かす』、というシンプルなものです。
重曹シャンプーを愛用している方が共通して言っているのが、「いきなりの重曹シャンプーは避けましょう」ということです。
「いつも使っているシャンプーに重曹1g(ひとつまみ)混ぜて、良く泡立てて使ってみる」ことから始めると、頭皮への急激な刺激を避けることができます。
段階を踏んでじっくりと取り組みましょうということですね。
重曹シャンプーは、シンプルな分だけ肌の保護成分は含まれておらず、いきなりの使用でごっそりと脂を取られた頭皮は、無防備になってしまいます。
今までは皮脂が被膜となって守られていたのに、ごっそりとなくなると頭皮が焦って、皮脂を盛んに出すようになると悪循環に陥るだけではなく、頭皮へのダメージがかかってしまいます。
まずは少しずつ取り入れていきましょう。
重曹シャンプーの使い方!使用頻度は?
① 普段使っているシャンプーに混ぜて使う
② 普段使っているシャンプーを少なめにして、重曹と炭酸水を足して、刺激がいくよ~と頭皮に教え込む
③ シャンプーを使わず炭酸水+重曹で洗う
④ シンプルな重曹シャンプーへと切り替える
という流れが理想です。
顔も頭皮も同じ皮膚です。
スキンケア品もいきなりすべてを変えると肌が驚くので切り替える順番があります。
頭皮も同じように優しくケアしていきましょうね。
すすぎはしっかりとします。
髪に汚れを残してしまうだけではなく、刺激によるダメージを少なくするためにも、すすぎはシャワーでしっかりとしましょうね。
重曹シャンプーの効果をぐんと上げるには、頭皮を元気にすることです。
髪へ栄養が行きにくくなっていた状態から髪へ栄養が行きやすくするには、重曹シャンプーで表面の汚れを落とし、頭皮マッサージで頭皮の血行を良くすることが大事なのです。
今まで眠っていた頭皮の細胞たちを起こして元気にして、髪へどんどん栄養を送ってもらっちゃいましょう。
『セルフ頭皮マッサージ』
頭皮マッサージをシャンプーのときにプラスするだけです。
頭皮環境を良くし、髪へ栄養を行きやすくすると、白髪や薄毛の予防にも繋がりますよ。
使う頻度も段階を踏むことが大事です。
頭皮トラブルを防ぐには?
「ダイエット」を始めたときに、一気に体重を落とそうとすると体に負担がかかります。
体重も一気に減り、見事に目標体重を下回っても、肌はボロボロ、体力がないと悲惨な状態になります。
結果、リバウンドすると体力も戻り肌も落ち着きます。
頭皮も同じで、「負担」がかかるとトラブルが起きやすくなります。
一気に何かをして得ようとすると、失うものも出てきます。
頭皮を元気にして育毛へと繋げるつもりが、かえって元気がなくなり抜け毛がひどくなったり、フケが出るようになるということもあります。
頭皮はリバウンドしないように、重曹シャンプーでのヘアケアは少しずつ始めていきましょうね。
頭皮は弱酸性で、重曹シャンプーは弱アルカリ性と真逆のものなので、重曹シャンプー後に頭皮が元の弱酸性に戻るまで時間がかかります。
頭皮・髪で悩んでいた期間が長ければ長いほど、実は頭皮も弱酸性に戻るまで時間がかかります。
重曹シャンプーへの切り替え・回数は、頭皮に負担がかからないようにがポイントです。
クエン酸リンスもあったほうがいい?作り方や使い方は?
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重曹シャンプーの作り方や効果などについてお送りしました。
重曹シャンプーは、髪の汚れをしっかりと落とすため、正直手触りはよくありません。
しかも髪の毛の潤いにもなっていた皮脂をしっかりと落とすため、髪一本一本が無防備になります。
クエン酸リンスは、髪の保護をし、弱アルカリに傾いた髪と頭皮環境を弱酸性へと戻すよう促してくれます。
『簡単格安!クエン酸リンスの作り方』
クエン酸シャンプーと同様にしっかりとすすぎましょう。
重曹シャンプーで頭皮環境をリセットし、髪へ栄養を行きやすくして、クエン酸リンスで弱酸性に戻しやすいお手伝いをして、頭皮・髪本来の元気を取り戻していきます。
そうすれば白髪・抜け毛・薄毛の予防へと繋げられるので、洗うたびに楽しくなりますよね。
続けることで、ツヤツヤにもなるという重曹シャンプーとクエン酸リンスで、頭皮トラブルで悩まないシャンプーのCMのような髪へと変えてみませんか。
まずは小さなスタートからでOKですよ♪