【暑中見舞い】喪中の相手に送る文例は?自分が喪中の場合は?
毎年暑い夏がきて体がぐったりしてきたころ、知り合いの方はお元気で過ごしているかしらと暑中見舞いを送りますね。
そんなときに暑中見舞いをしたためますが、相手の方が喪中だった場合、果たして暑中見舞いを出していいのか気になるところです。
また、自分自身が喪中の場合も、暑中見舞いを出しては失礼にならないかも気になりますね。
今回は、暑中見舞いを送る際に相手や自分が喪中だった場合はがきを送っていいのか、もし送る場合はどのような文例なのかなどについてご紹介します。
・喪中の相手に送る暑中見舞いの文例や書き方は?はがきの種類は?
・自分が喪中の時に暑中見舞いの返事は出していいの?
・自分が喪中の暑中見舞いの場合どんなことを書けばいい?
喪中の相手に暑中見舞いを送ってもいいの?
梅雨が明けると暑さがぐっと厳しくなり、涼を求めて出かけたり冷たい食べ物を食べたりします。
暑中見舞いとはそんなときに知人や友人など相手の健康を気遣い家に訪問したり、贈り物をしたり、手紙を出したりすること、また、その手紙や贈り物そのもの自体を指します。
年賀状を出すとき相手が喪中なのか気を使いますが、暑中見舞いも喪中は気を付けるべきなのでしょうか。
年賀状とは「新年をお祝いする」ためのものですね。
そのため喪中のときは、それとは知らずに年賀状を送ってくれた知人にもお返事を出すことができません。
みんなが年賀状を書き始める前に、「喪中による新年のあいさつを失礼させていただきます」というはがきを事前に出します。
ただ、四十九日が終わっていない間は、ご挨拶は控えたほうが良いですね。
まだ相手の方は気持ちも落ち着いていませんし、バタバタとお忙しいと思われますので配慮が必要です。
喪中の相手に送る暑中見舞いの文例や書き方は?はがきの種類は?
喪中の暑中見舞いの文例や書き方は?
相手が喪中の場合の例文はこちら。
暑中お見舞い申し上げます
○○様がご逝去されてまだお心がお辛いことと思います
謹んでお悔やみ申し上げますとともに○○様のご冥福をお祈り申し上げます
まだまだ暑さが厳しいおりですので体調にはお気をつけてお過ごしください
このように暑中見舞いのご挨拶の後ろに、亡くなった方のご冥福をお祈りし、ご家族への気遣いの言葉を入れるようにしましょう。
そのあとに、こちらの近況なども少しだけ入れて、結びの文章とすると良いかと思います。
使用するはがきや便箋は?
喪中の相手へ送る暑中見舞いに使用するはがきや便箋は、少し落ち着いたものや無地のものを選ぶことをおすすめします。
色が強めのものや柄が目立つようなものは避けたほうが無難ですね。
自分が喪中の時に暑中見舞いの返事は出していいの?
自分が喪中の場合、四十九日が終わっていないようであれば忙しいと思います。
無理して出す必要はないでしょう。
近しい方や自分のことを心配してくれている方に「近況だけでも」とご挨拶を考えている場合は、暑中見舞いではなく、少し落ち着いた頃に残暑見舞いを出しても失礼にはならないと思いますよ。
自分が喪中の暑中見舞いの場合どんなことを書けばいい?
出す相手にもよりますが、親しくない相手にはわざわざ知らせる必要はありません。
普通の暑中見舞いとして出しても良いのではないでしょうか。
自分が喪中の場合は?
こちらが喪中であるという報告をしながら暑中見舞いを出す方法もあります。
【例文】
暑中お見舞い申し上げます
このたび○月○日に○○が死去いたしました
生前のご厚情を深く感謝いたします
今年はまだ暑さが続きます
皆様におかれましてはどうぞご自愛ください
相手が喪中を知っている場合は?
こちらが喪中であることを知っている相手(葬儀に参列してくれた方など)には、その時のお礼を兼ねて暑中見舞いを書いても良いでしょう。
【例文】
暑中お見舞い申し上げます
日差しも強くなり夏も本番となりました
皆様いかがお過ごしでしょうか
先日は故○○の葬儀に参列いただきありがとうございます
暑さの厳しい折ですがくれぐれもお体を大切にお過ごしください
お互いへの気遣いを忘れずに
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喪中時の暑中見舞いの文例などをお送りしました。
暑中見舞いのように長い文章ではなくても、相手方のことを思い気遣うことをしたためた文章は、いただいた方にとって何より疲れた体と心に沁み入りますね。
喪中のときは、送るほうは少しの気遣いを忘れずに、いただいた側も無理のない時期にご挨拶を出してみてはいかがでしょうか。
相手の顔を思い浮かべながら便箋やはがきを選んだり言葉をつづる時間は、暑い夏で疲れた体も休まり心も落ち着くことでしょう。