しめ飾り・しめ縄【作り方と処分方法】簡単に手作りする方法は?
お正月を迎える準備に欠かせないのが、しめ縄飾り。
おしゃれにアレンジされた可愛らしいしめ縄飾りも売られていますね。
今年は縁起物のしめ飾りを自分で作ってみませんか。
チャレンジしてみると意外と簡単にできますよ。
今回は、しめ縄飾りの作り方をご紹介します。
飾った後の取り外し方や処分の仕方もありますので、参考にしてみてくださいね。
・しめ飾り(しめ縄)はいつから飾るの?
・しめ飾り・しめ縄の作り方は?
・しめ飾りを外すタイミングは?
・今年のしめ飾りを来年も使っていいの?
・しめ飾りの処分方法は?
しめ飾り(しめ縄)はいつから飾るの?
しめ縄飾りにかぎらず、お正月飾りを飾り始める日というのがあります。
それは、12月13日のすす払いの日です。
昔はこの日がすす払い(大掃除)の日だったので、それが終わってから飾るのです。
ただ現代では、大掃除の日付にこだわらない家も多いですから、特に13日にこだわらなくても良いでしょう。
クリスマス飾りを飾る家では、クリスマスリースとしめ縄飾りを一緒に飾るとおかしいので、必然的にクリスマスが終わってからですね。
ただし、避けるべき日というのはあります。
29日は、『9が苦を連想させる』ため縁起が悪いとされているので避けます。
31日も、『一夜飾り』といってよくないといわれています。
しめ飾り・しめ縄の作り方は?
しめ縄の種類
しめ縄飾りにはいくつか種類があります。
伝統的な形にこだわるなら、地域の風習に合わせたしめ縄を作りましょう。
ただ、リース状のカジュアルなしめ縄も人気です。
自分で作る場合は、このリース状のものが初心者でも作りやすいですね。
しめ縄の本体の作り方
1. 藁を、必要な長さに切り取ったら、束の端をタコ糸などで縛ります。
2. 端を縛ったら、束を二等分して、二つの束を同じ方向にねじります。
3. 同じ方向にねじりながら二つを絡めていきます。この時に針金を芯にしておくと後で形を整えやすくなります(しめ縄をリース型にする場合はなくてもOK)。
4. 両手でねじっていくと、自然と二つの束が絡まっていきます。
5. 必要な長さになったら端をタコ糸などで縛ります。
6. 形を整えたり、輪にして留めたりします。
藁が手に入らない時には、紙ひもやラフィアなどで代用しても同じ作り方で作ることができます。
ただ、藁には今年の豊作に感謝し、次の年もまた豊作でありますようにという願いが込められています。
もし手に入るならぜひ藁で作ってみてください。
こちらの動画では藁で手作りでしめ縄を作っています。
素朴な雰囲気でほのぼのしていて安心感がありますね。
説明しながらゆっくり作業しているのでとても分かりやすいですよ。
『しめ縄づくり』
飾り付け
しめ縄本体を作るのがむずかしい場合は、しめ縄の本体を手芸店や100円ショップなどで買うこともできます。
飾りも販売していますからそれを使ってもいいですね。
伝統的な飾りをあしらってもいいですし、造花などを使ってモダンにポップに、自分の好みに合ったものを作っても良いですね。
1. まず、しめ縄の天と地を決めて、天の位置につりさげるための紐やワイヤーを付けます。
2. 飾りは大きい物、平面的な物からつけるとバランスがとりやすいです。
3. 造花は、直接藁の隙間に差し込みます。
4. 直接取り付けにくい物は、ワイヤーで留めます(ワイヤーはUピンでも代用できます)。
コツは、全体のバランスを見ながら飾り付けることです。
輪の全体に飾りを付けてしまうと、クリスマスリースみたいになってしまうので、一部に付けた方がまとまりますよ。
しめ飾りを外すタイミングは?
しめ縄飾りを外す日は、地域によって違います。
早いところでは正月七日七草粥を食べた後、一般には正月十五日の小正月に外します。
お焚き上げの日に外すところもあります。
焚き上げする日も神社によって変わりますので、地元の神社に問い合わせてみましょう。
自宅での処分の仕方は後ほどご紹介しますね。
今年のしめ飾りを来年も使っていいの?
しめ縄飾りは、新年に神様が宿る場所です。
新しい稲わらではないと神様は宿らないので、その意味を考えると、毎年、新しい飾りを付けた方が良いでしょう。
ただ、捨ててしまうには惜しいほどおしゃれで高価なしめ縄飾りも売られています。
本来の意味はおいておいて、“インテリアの一部として楽しむ“と割りきれるならば、次の年も使ってもかまわないでしょう。
その場合は、保管方法に気をつけましょう。
特に藁を使ったものは、きちんと保管しないとカビや虫が発生するかもしれません。
しめ飾りの処分方法は?
しめ縄飾りは、お焚き上げの日に神社に持っていって焚き上げてもらいます。
でも、神社ではお焚き上げはお札や破魔矢だけで、しめ縄飾りは受け付けてくれないところも多くなってきました。
そこで、自宅で処分する場合の方法もご紹介しておきますね。
自宅で処分する場合は無造作に捨てるのではなく、きちんとお清めをしてから処分します。
大き目の紙(できれば白紙)を広げ、左・右・中とお清めの塩を振り、「ありがとうございました」と感謝します。
その紙でお正月飾りを包んで、地域のゴミの出し方にしたがって、できるだけ一般のゴミと分けて(ほかのゴミと同じ袋に入れないで)処分します。
大きいゴミ袋にまとめて入れたい場合は、いったんスーパーのゴミ袋などに入れてからにしましょう(そのまま大きなゴミ袋にまとめて入れてしまうと生ゴミなどと混ざってしまうため)。
ゴミ袋に入れるときに、かさばる場合は、飾りを細かく切っても大丈夫です。
自宅の庭などで焼く場合(お焚き上げする)には、お神酒と塩で土を清め、清浄な炎で焼くようにしましょう。
風に強い日には注意してくださいね。
伝統的なしめ縄飾り派?カジュアルなしめ縄飾り派?
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しめ縄飾りの簡単な作り方と、飾った後の取り外し方や処分の仕方をお送りしました。
しめ縄飾りの作り方は意外と簡単なことが分かりましたね。
飾りだけを変えて、クリスマスリースからしめ縄飾りに作り替えたりしても楽しいですよ♪