【新入社員の挨拶メール例文(社内・社外)】件名や書き方は?
新入社員で会社に入ると、同期や先輩は全てはじめて会う人だらけ。
そんなときに大事なのは「初対面の印象づけ」。
もちろん身だしなみや笑顔などの見た目の印象はとても大事です。
しかし、意外に知られていないのが『気遣い(きづかい)の印象づけ』なんです。
会社に入って働く上でもっとも大事なスキルの一つに“気遣い”があります。
気遣いできる人はモテると言いますが、これは社会人も同じです。
今回は、そんな気遣いを、会社に入って最も印象づけることができる「入社の挨拶メール例文」をご紹介します。
新入社員の挨拶メールは、上手くやれば良い印象を同僚や先輩に与えることができます。
ですが、書き方を全く知らなければ「礼儀がなってない」とか「非常識」などという印象を逆に与えてしまう危険性も。
良い印象を与えるために、しっかりと挨拶メールの書き方を学んでいきましょう。
新入社員の挨拶メールの書き方は?件名は?
今や友達との連絡もLINEやSNSでやるようになって、メールもほとんど使わなくなりましたね。
しかし、いまでも多くの会社はコミュニケーションの手段として『メール』を使っています。
そのため、「タイトルってなにを書けばいいんだ?」、「社内と社外で送り方違うんだっけ?」など、メールを一つ送るのにあたふたする新入社員も少なくないのだとか。
でも、大丈夫。
これは知っているか、知らないかの問題で何も難しい技術はありません。
誰でもはじめての経験があるものなので、しっかりと学んでいきましょう。
件名について
件名についてはいろいろと事例がありますが、基本的にはシンプルであればあるほど良いです。
件名の目的は『本文のタイトルづけ』にほかなりません。
そのため、「今日からお願いします」のような内容や挨拶文はタイトルにはいれないようにしましょう。
基本的には下記のようなフォーマットでやれば全く問題ありません。
「入社のご挨拶【名前】」
「配属のご挨拶【名前】」
「着任のご挨拶【株式会社○○(名前)】」
例えば、山田太郎さんが上司に挨拶文を送る場合は、「入社のご挨拶【山田太郎】」で十分です。
宛名の書き方
メールで一番気をつけなければいけないのは、この宛名の書き方でしょう。
人の名前を書くのですから、失礼があってはいけません。
必ずダブルチェックするなど、抜かりないようにしましょう。
基本的なフォーマットは下記になります。
人事部 部長
山田 光太郎 様
順番に会社名、部署名、役職名、そして名前となります。
また、複数書く場合は役職順に書いたり、一斉に送る場合は各位とつけたり、いくつかのパターンがありますが、まずは基本を押さえておきましょう。
本文の書き出しについて
これは基本中の基本ですので書き方もそれほど多くはありません。
株式会社○○の□□でございます。
はじめての挨拶など書き方が変わることもありますが、上記が基本的な書き出しのフォーマットになります。
場合によっては省くこともあります。
社内の場合は会社名ではなく部署名、社外の場合は会社名を書くなど、場面によって必要な情報を使い分けていきましょう。
本文の結びの言葉について
結びの言葉は本文の内容によって使い分けが必要ですが、それほど神経質にならずに、いくつか定型文を覚えておけば大丈夫です。
「引き続きどうぞよろしくお願いいたします。」
「お手数おかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
社内への新入社員挨拶メール例文は?
新入社員で入社した際に、『上司』、『配属先』それぞれに送る例文を紹介していきます。
【社内】上司に向けた入社挨拶メール例文
件名:入社のご挨拶【山田太郎】
○○課長
はじめまして。
突然のメール失礼いたします。
本日4月1日より入社いたしました山田太郎と申します。
3月に○○大学○○学部を卒業し、この度、○○部への配属となりました。
まだ入社したてわからないことばかりですが、何事も諦めずに素直にやり抜く力を長所に、日々仕事に取り組んでいきたいと思います。
○○課長にはご迷惑をおかけすることもあるかと存じますが、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
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株式会社○○
営業部
山田太郎
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【ポイント】
これは今からお世話になるであろう上司に送るメールです。
まずは自分が何者であるかということを失礼のないように簡潔に述べ、謙虚な姿勢と頑張りたいという気持ちを素直に伝えることが大事です。
【社内】配属先全員に向けた入社挨拶メール例文
件名:配属のご挨拶【山田太郎】
営業部の皆様
突然のメール失礼いたします。
本日4月1日より営業部に配属されました、山田太郎と申します。
3月に○○大学○○学部を卒業し、福岡から上京して参りました。
福岡で生まれ育ち、三度の飯よりとんこつラーメンが大好きです!
お客様の笑顔に直結する営業活動に魅力を感じ、入社しました。
早く仕事を覚えて皆さんの力になり、営業成績を作り出せるよう努力したいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
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株式会社○○
営業部
山田太郎
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【ポイント】
配属先全員に送る挨拶メールなので、自分のことを詳しく知ってもらうようなネタがあると、その後の飲み会などで会話が弾みやすくなります。
また、この会社に入った理由にも簡単に触れておくと、仕事に対する熱意も伝わり、今後の仕事もしやすくなるかもしれません。
社外への新入社員の挨拶メール例文は?
こちらはクライアント様に送るメール例文です。
自己紹介の文が社内と異なることがあるので、注意しましょう。
【社外】着任の挨拶メール例文
件名:着任のご挨拶【株式会社○○(山田太郎)】
株式会社○○○○
宣伝部
○○ ○○ 様
平素より大変お世話になっております。
この度、初めてご連絡を差し上げます、株式会社○○の山田太郎と申します。
さて、この度4月1日付で○○支店営業部に着任いたしましたのでご連絡申し上げます。
一日でも早く貴社の役に立てるよう、誠心誠意努力してまいります。
どうぞご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。
なお、近日中に改めてご挨拶に伺わせていただく予定でございます。
その節はまた改めてこちらよりご連絡させていただきます。
メールにて恐縮ではございますが、まずは着任のご挨拶を申し上げます。
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株式会社○○
営業部
山田太郎
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【ポイント】
まずはお得意様の名前を間違えないように何度も見直しましょう。
それと、自分が何者であるかを伝える情報が社内に送るときと異なるので、その点も注意しましょう。
自己紹介の後は、新入社員らしくあくまでも謙虚にご指導いただきたいという旨と、なによりもクライアント様のために頑張っていくという姿勢を伝えるようにしましょう。
後日挨拶に伺うことがあるかと思うので、それも末尾に忘れないように記しておきましょう。
大事なのはミスをしないことと、素直な文章
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新入社員の挨拶メールの例文についてお送りしました。
まだまだ仕事がない新入社員にとってはとても大事な仕事です。
なので、挨拶メール一つでもミスがあると、その後の仕事に影響がないともかぎりません。
何度も見直し、ミスがないようにしっかりとやり遂げましょう。
また、ご紹介したメール文もあくまでも例文です。
そのままコピーして使っただけでは逆に形だけとなり、真摯(しんし)な気持ちが伝わらないことがあります。
そのため、多少自分の言葉になっても、真摯さや謙虚さが伝わる文面を意識していきましょう。