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お墓参りのマナー!時間や服装は?お布施はいくら包めばいいの?


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墓参りのマナー、時間や服装・お布施などについてご紹介しますね。

 

そもそもお墓参りっていつ行くものでしたっけ?お盆?お彼岸?お彼岸っていつからいつまで?何を持っていけば大丈夫?

 

知っていそうで意外と知らないお墓参りのマナー

そんなお墓参りのいろいろについてお伝えしたいと思います。

 

・お墓参りの時期と時間のマナー
・お墓参りの持ち物のマナー
・お墓参りの仕方や順番のマナー
・お墓参りのお焼香(お線香)のマナー
・お墓参りのお供え、お布施についてのマナー

 

上記のテーマに沿って書いていきたいと思います。

 

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お墓参りの時期と時間のマナー

・お墓参りの時期

カレンダー

 

お墓はご先祖様や亡き人を供養するところ。祈りの象徴であると同時に命のつながりに感謝する場所です。

 

ですから基本的にはいつお墓参りをしなければならない、という決定的なマナーはありません。いつ行ってもいいんです

 

 

ですが、日本には伝統やしきたりでお墓参りに行く時期が決まっています。一般的には次のような日にお墓参りに行くとされています。

 

お正月、春秋のお彼岸、お盆、故人の命日、年忌法要など。

 

 

仏教の宗派によってはお施餓鬼の日にも法会のついでにお墓参りをする宗派もありますし、キリスト教ではクリスマスにお参りする宗派もあります。

 

お正月は何かと忙しいので、家のしきたりとしてお正月は行かないとか、遠方にあるのでお盆だけ、などと家々によっても違いがあったりしますね。

 

肝心なのは亡き人を偲び、今日自分があることへの感謝の気持ち。思い立った日に行くようにしましょう。

 

・お墓参りの時間

 

時計

 

お墓のあるお寺や神社、霊園などによって時間が決まっている場合が多いと思います。個人の敷地であったり、小さな集落墓地である場合はこの限りではありません。

 

よく「お墓参りは午前中」と言われるマナーは、実は根拠の全く無いものなんです。

 

お墓は足元が悪いので、明るいうちに、つまり昼間に行くほうが良いから。という説と、何よりもご先祖様を優先している。という気持ちを表すものとして広まった可能性があります。

 

 

確かに明るい昼間の方が、お墓のお掃除にも都合が良いですので、昼間に行ける方はなるべく昼間にお参りしましょう。

 

しかし夜に行ってはいけない、というわけではありません。何度も言いますが、肝心なのは気持ちです。無理なく行ける時間帯にお参りして下さいね。

 

・参考事項

 

参考事項

 

お彼岸:春分の日、秋分の日と前後の3日間を合わせた7日間

 

お盆:8月13日~15日、または16日。地域によっては7月に行うところもあります。

 

年忌法要:一周忌(亡くなった翌年)、三回忌(満2年目)、七回忌(満6年目)、十三回忌(満12年目)、十七回忌(満16年目)・・・以下省略

 


お墓参りの持ち物のマナー

・お墓をきれいに掃除するためのもの

 

バケツ

 

ほうきやバケツ、ゴミ箱など墓地や霊園に備え付けられている場合もあります。

 

ほうき お墓の周辺を掃き清めるため
軍手 お墓の周辺の雑草を抜くため
ゴミ袋 ゴミを持ち帰るため
バケツ 雑巾やたわしを洗浄するため
雑巾 墓石を拭き清めるため
たわし等 墓石についたコケなどをとるため。

 

墓石の石材によっては
スポンジやナイロンブラシなどを用いて下さい

 

・お参りや供養に必要なもの

 

 

手桶や柄杓(ひしゃく)は墓地や霊園に備え付けられている場合もあります。

 

手桶 墓石に水をかけ、洗い浄めるため
柄杓
お線香 墓前に供えるため
ロウソク お線香の点火に使うため
ライターなど ろうそくの点火に使うため
さかき、しきび、お花など 墓前に供えるため
お供え物
その他 お花を切るためのはさみ。
お供え物に敷く半紙やうつわなど

 

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お墓参りの服装マナーは?

服装

 

納骨や新盆などの法要に合わせてお参りする場合は喪服となりますが、それ以外の場合はこれといった決まりは無いので普段着で構いません。

 

ただし他のお墓にもお参りに来ているご遺族がいらっしゃるので、極端に派手な服装や香りの強い香水などはマナーに反するので避けるようにしましょう。

 

これ以外で、宗教や宗派によって決まりがある場合はそれに準じて下さいね。

 

お墓参りの仕方や順番のマナー

 

ここでは一般的な仏教のお寺に墓地がある場合のマナーを紹介します。

 

宗派や墓地、霊園などお墓がある場所によっても違いがあるので、必要がない箇所は省略して下さいね。

 

①墓地に入る前に本堂の前で一礼

お寺の場合は墓地にお参りする前に、まず本堂、ご本尊にお参りしましょう。

 

②手を洗い清め、手桶に水を汲みます

 

③お墓の前で一礼

お墓に着いたらまず一礼し、両手をあわせて合掌します。

 

④お墓の掃除

お墓とお墓の周りを掃除します。

 

お墓の周りの雑草を抜き、墓石をスポンジやたわしなどできれいにします。

 

花立てに枯れた花が残っている場合は捨て、花立ても掃除します。とりはずせる場合ははずして綺麗に洗いましょう。

 

 

⑤お供え

お花 お花はお供えしたまま帰ることになります。

後で倒れないよう、短めに切ってしっかり立てましょう。

お水 墓石のてっぺんから綺麗なお水をかけます。

水鉢がある場合は水鉢にもお水を注ぎます。

お線香 お線香をお供えします。

詳しくは後の「お焼香のしかた」で説明しますね。

お供え物 故人の好きだったものや菓子などをお供えします。

器や半紙などに盛るのが良いでしょう。終わったら持ち帰ります。

 

⑥合掌

故人やご先祖様を偲んで合掌します。感謝の気持ちを表すとともに、近況などを報告するのも良いでしょう。

 

⑦片付け

周囲を片付け、最後に墓前で一礼をして帰ります。

 

 

お墓参りのお焼香(お線香)のマナー

お線香

 

燭台があれば燭台にロウソクを立て、ライターなどで火をつけます。次にお線香の束をロウソクにかざして火をつけます。

 

このとき炎が出てしまった時は手で扇いで炎を消しましょう口で吹き消すのはマナー違反です

 

炎が消えてお線香の先端が赤くなった状態でお線香をお供えします。

 

 

お線香の本数ですが、これは宗派によってさまざまに違います。多くは1本~3本。代表的な宗派の本数を挙げておきましょう。

 

1本:浄土真宗、日蓮宗、臨済宗

1本~3本:浄土宗、禅宗(曹同宗)

3本:天台宗、真言宗

 

この他に亡くなって1年目は1本、2年目は2本、3年以降は3本という宗派もあります(一部浄土宗、日蓮宗分派など)。また1本を2~3本に折ってあげる宗派もあります(一部浄土真宗分派)。

 

詳しい宗派までは解らな~い!という方は1本~3本を目安にあげておけば大丈夫。

 

何度も繰り返しますが、気持ちが大事、ということです。

 

 

お線香は立ててあげる場合寝かせてあげる場合があります。これも宗派によって違いがあります。

 

解らない場合は、目安として、お線香立てがある場合は立てる。お線香立てが無い場合や、寝かせて置く場所がある場合は寝かせてあげる。と思って下さい。

 

お供えについてのマナー

お供え

 

お供えの草木類ですが、これも宗派によって違いがあります。大ざっぱに言うと、神教は榊(さかき)、仏教は樒(しきみ・しきび)。榊と樒は違います。

 

葉っぱと枝が平べったく生えているのが榊、こんもりと丸みがあるのが樒と覚えておくと良いと思います。

 

 

お花は添える宗派添えない宗派があります。逆にお花だけお供えして樒は添えない、という宗派も。

 

これも、解らない場合は、足りない失礼よりも余分にあった方がマシ、という考えで樒(榊)とお花の両方をお供えしておいた方が無難でしょう。要は気持ち、ですからね。

 

 

お供えするお花としてタブーとされるのは祝い事に通じる赤いお花と、トゲのあるバラなどのお花。しかし、これも故人の好きであったお花なら構いません。

 

一般的に2周忌までは白のみのお花、3周忌以降は色花を添えてもOKと言いますが、あくまで一般的なので、故人の好みによって例外を考えて下さい。

 

その他にお供えするものとしては、菓子類や、お彼岸であれば春のぼたもち、秋のおはぎなど。それ以外には、基本的に故人の好きだったものなら何でもOKです。

 

 

お茶が好きだった、お酒が好きだった、煙草が好きだった・・・。故人を偲んで供養するのですから、気持ちがあれば何でも構いません

 

お供えの食べ物類は、虫や鳥によって散らかるのでなるべく持ち帰りましょう。霊園などで片付けてくれる人がいる場合はこの限りではありません。

 

お布施についてのマナー

お布施

 

年忌法要などでお経を唱えていただく場合を除いて、基本的にお墓参りとしてのお布施は必要ありません。お墓の管理に関しては、施設使用料や永代供養料として、既にお金を払っているからです。

 

日ごろの感謝の気持ちとしてお布施をしたい、という場合は白の封筒に「お布施(御布施)」と書いてお渡しして下さい。金額は気持ちなのでいくらでも構いません。

 

墓参り

 

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墓参りのマナーについてご紹介しましたが、いかがでしたか?

 

お墓参りは亡くなった人たちの菩提を弔い、冥福を祈るとともに、家族が無事に暮らしていることを報告してご先祖様にするもの。

 

この気持ちがあれば難しいことは要らない、とご理解いただけたでしょうか?

 

自分の宗派のしきたりがよく解らない方は、これを機会に知っていそうな人に聞いておくのも良いですね。

 

お寺や神社にお墓がある人は住職さんに聞いてみるのも良いと思います。それでは、良いお参りをしてきて下さいね。

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