【花粉症対策】アロマオイル(精油)の効果!種類やレシピは?使い方は?
目のかゆみや鼻詰まりなどの症状が、とってもつらい花粉症。
その症状を和らげる対策として、アロマオイルを取り入れてみてはいかがでしょうか。
市場にはたくさんの種類が出回っていて、手軽に手に入り使い方も簡単なので、日常的に取り入れてるという方も多いかもしれませんね。
アロマオイルには香りによってさまざまな効果があるのですが、実は花粉症対策にも効果があるということをご存知ですか。
今回は、花粉症対策におすすめのアロマオイルについて、効果やレシピ、使い方などをご紹介します。
この記事の目次
花粉症対策にアロマオイルは効果ある?
そもそも花粉症対策として本当にアロマオイルが効果的なのでしょうか。
答えはイエス。
アロマオイルの香りを嗅ぐことで、その効果が得られるといいます。
「嗅覚」は大脳辺縁系に直接働きかけ、視床下部へと伝達されるので、自律神経を整えたりストレスを緩和するなどの作用があります。
この作用が、自然治癒力を助けてくれるので、身体と心の不調を健康に保つことができるようになるのです。
花粉症対策に効果のあるアロマの種類は?
花粉症対策にアロマオイルが効果的だということはわかりましたね。
では、どの種類のアロマオイルを選べば良いのでしょうか。
さっそく花粉症対策におすすめの香りをご紹介していきます。
ぜひ、ご自身の花粉症の症状に合った香り選びの参考にしてくださいね。
カモミール
カモミールにはカマズレンという、痛みや炎症を鎮める物質が含まれているため
・ のどの炎症
・ 目の充血
・ かゆみ
上記の症状を緩和してくれる作用があります。
リラックスさせてくれる成分も含まれているので、人気の高い香りです。
注意点として、子宮の中のものを押し出す作用があるため、妊娠初期の方の使用は避けたほうが良さそうです。
ペパーミント
ペパーミントはメントールの香りが刺激的でリフレッシュ効果があります。
自律神経のコントロールを助け、解熱、発汗作用があるため
・ せき、たん
・ 鼻水、鼻づまり
・ かゆみ
上記の症状を緩和してくれる作用があります。
頭の重い感じをスッキリさせてくれるのも嬉しい効果ですね。
注意点として、血圧を上昇させる働きがあるため、高血圧の方や妊娠中・授乳中の方の使用は避けたほうが良さそうです。
ラベンダー
ラベンダーは睡眠の質を高めてくれることで多く知られていますよね。
副交感神経を優位にすることで免疫力を高める働きがあるため、
・ 呼吸器系のトラブル
・ 鼻炎
・ かゆみ
上記の症状を緩和してくれる作用があります。
中枢神経系のバランスをとる作用もあるのでストレス解消にもつながります。
注意点として、通経作用という生理を促す作用があるので、妊娠初期の方の使用は避けたほうが良さそうです。
ユーカリ
クールな香りが特徴のユーカリは、天然の抗生物質といわれるほどの強い殺菌力があります。
粘膜の炎症を和らげる効果があるので、
・ くしゃみ、鼻水、鼻づまり
・ 発熱
上記の症状を緩和してくれる作用があります。
ハウスダスト除去にも効果があるので、ハウスダストアレルギーの方にも効果的ですね。
注意点として、血圧を上昇させる働きがあるため、高血圧の方や妊娠中・授乳中の方の使用は避けたほうが良さそうです。
ローズマリー
ローズマリーには抗酸化作用があり、体液の粘りを除いてくれる効果があります。
また加湿作用と強壮作用もあるため、
・ アレルギー症状全般の緩和
・ 体質の改善
上記の作用があります。
ストレスによる筋肉のこわばりを楽にしてくれるのも嬉しい効果ですね。
注意点として、血圧を上昇させる働きがあるため、高血圧の方やてんかん持ちの方、妊娠中・授乳中の方の使用は避けたほうが良さそうですよ。
ティートリー
ティートリーには、強い抗ウイルス作用と免疫力を強化する作用があるため
・ 呼吸器のトラブル
・ 鼻づまり
・ 頭がぼんやりする感じ
上記の症状を緩和してくれる作用があります。
花粉症を発症する時期より前に使用をはじめると、花粉症そのものの発症を抑えることができるともいわれています。
アロマオイルのおすすめレシピ!子供や妊婦は?
花粉症対策に効果のあるアロマオイルがわかったところで、自分に合った香りを見つけたらさっそく使っていきたいですよね。
でも、花粉症に悩む季節は長く続いてしまうもの。
最初のうちはよくても毎日同じ香りを嗅ぎ続けるのは、ちょっと飽きちゃうかも‥という方におすすめなのは、アロマオイルのブレンド。
お次は、花粉症対策におすすめのアロマオイルレシピをご紹介します。
2つ以上の香りを混ぜて使っていけば、いろいろな香りを楽しみながら花粉症対策ができるので、飽きずに対策していけますね。
【スイート系】
ユーカリ:マート(1:1)
ローズマリー:マートル:ラベンダー(2:1:1)
【シトラス系】
ティートリー:ユーカリ:ペパーミント:メイチャン(2:1:1:2)
【ウッディー系】
ペパーミント:ファー:ラベンサラ(1:1:1)
ティートリー:メイチャン(1:1)
子どもにおすすめは?
ユーカリ:ティートリー:ペパーミント(6:4:1)
これを無水エタノール(10ml程度)と精製水(40ml程度)に混ぜて使いましょう。
妊婦さんにおすすめは?
ティートリー:カモミール:ユーカリ(1:1:1)
これをホホバオイル(5ml程度)に混ぜて使いましょう。
妊娠初期の方は避けた方が良いでしょう。
アロマオイルの使い方は?
アロマオイルが準備できたら、その使い方が気になりますよね。
次は、代表的なアロマオイルの使い方をご紹介します。
ハンカチに数滴垂らす
外出するときにサッとできる使い方。
香りを持ち歩きするのに便利な方法ですね。
マスクに1、2滴垂らす
ただマスクをつけているよりも、花粉症の症状が緩和されます。
マスクが手放せない方におすすめの使い方です。
くれぐれもアロマオイルが直接肌につかないように気を付けましょう。
アロマストーンやアロマポットなどを使って芳香浴をする
これは代表的で一番簡単なお部屋の中での使い方です。
お部屋全体に香りを満たすようにしてくださいね。
こちらの動画も参考にしてみてくださいね。
アロマオイルを使う上での注意点は?
香りを嗅ぐだけで花粉症対策になってしまうという、なんとも魅力的なアロマオイルですが、使う上で注意したいことがあります。
肌に直接つけられるものとつけられないものがある
オイルには大きく分けて「エッセンシャルオイル(精油)」と「アロマオイル」の2つがあります。
エッセンシャルオイル(精油)は100%天然のもの。
アロマオイルは合成のもの。
良い悪いがあるわけではありませんが、用途が異なります。
香りを楽しむことができるという点は共通していますが、エッセンシャルオイル(精油)はそれ以外にも、ベースのオイルに薄めることで、アロマバスやアロママッサージなど、直接肌につける使い方もできます。
アロマオイルは「肌に直接塗布することができる」旨の説明書きがない限りは、直接肌につける使い方はできませんので注意してくださいね。
体質に合わせる
アロマオイルは、香りによって血圧を上昇させる作用や、生理やホルモンの分泌を促す作用をもつものもあります。
妊娠中の方や、授乳中の方、また、高血圧などをお持ちの方に関しては、使用を避けたほうが良い香りがあるので注意してください。
体質や、そのときの状態に合わせて最適な香りを選ぶようにしましょう。
保管に気を付け、使用期限に注意する
アロマオイルは酸化してしまうと別の成分に変化してしまいます。
直射日光や高温多湿での保管は避け、冷暗冷所での保管を心がけましょう。
また、使用期限が過ぎたものや酸化したものは、効果が得られなかったり、肌荒れなどの原因になるので、使用しないよう注意が必要です。
アロマオイルは正しく使って花粉症対策をしよう!
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花粉症対策に効果的なアロマオイルの種類やレシピ、使い方などをお送りしました。
アロマオイルが花粉症対策に効果があるとは驚きですよね。
使い方はとっても簡単なので、ぜひ日常生活に上手に取り入れて、毎年悩まされる花粉症の症状を緩和していきましょう。
自分に合ったアロマオイルを見つけて、今シーズンは良い香りとともに少しでも楽に花粉症を乗り越えちゃいましょう!