ぎっくり腰の治し方と応急処置!症状の改善と予防方法はこちら。
皆さんは普段、生活の中で腰の痛みを感じることはありませんか?
急に体勢を変えたり、重い物を持ち上げたりすると「あいたたた…」となってしまう方も多いのではないでしょうか。
少し痛みを感じるだけならまだしも、その積み重ねでぎっくり腰を起こしてしまうととても厄介ですよね。
ぎっくり腰の正式名称は「急性腰痛症」というもので、その名の通り突然腰に激しい痛みを感じます。
欧米では「魔女の一撃」とも呼ばれており、その痛みの激しさがお分かりいただけるのではないでしょうか。
ぎっくり腰は、いつどんなタイミングで起こるか分かりません。
いざなってしまった時に慌てないよう、治し方や応急処置について知識を身に付けておきましょう。
・ツボ押しもおすすめ!ぎっくり腰の応急処置方法。
・ぎっくり腰を繰り返さない!効果的な治し方は?
ぎっくり腰になったときの対処方法。冷やすのと温めるのはどちらがいい?お風呂はOK?
応急処置その1、まずは冷やす
ぎっくり腰になったら「まずは冷やす」。
これを覚えておきましょう。
ぎっくり腰になってすぐに温めてしまうと、痛みが強くなり逆効果となってしまうことがありますので注意してくださいね。
ある程度痛みが引くまでは、お風呂も我慢しましょう。
袋などに氷を入れ、10分~15分おきくらいに休憩を挟みながら患部を冷やすのがおすすめの方法です。
冷やすことで徐々に痛みが和らぎますので、落ち着いて対処すればだんだんと動けるようになるはずですよ。
応急処置その2、ある程度痛みが引いたら温める
上記のとおりぎっくり腰になったらまずは冷やすのが大事ですが、3~4日ほど経ってある程度痛みが引いてきたら今度は温めていきましょう。
温まって血流がよくなることで、痛み物質が流れていってくれます。
温める方法としては、カイロを貼るのがおすすめですよ。
また、この時点からであればお風呂もOKです。
強い痛みを感じることで全身が疲れていますから、ゆっくり浸かって休んでくださいね。
ツボ押しもおすすめ!ぎっくり腰の応急処置方法。
ぎっくり腰になってしまった際、動けないほどの激痛であればまずは無理に動かず安静にしましょう。
ですが、少し我慢すれば動ける程度であれば、応急処置として軽いストレッチを行うことをおすすめします。
決して無理はせず、できる範囲で行ってくださいね。
また、ぎっくり腰に効果的なツボもご紹介します。
手にあるツボを押すだけなので、無理に体を動かしたり他の人に頼んだりする必要もなく、簡単に応急処置を行うことができますよ。
ぎっくり腰を繰り返さない!効果的な治し方は?
ぎっくり腰は一度なると何度も繰り返してしまう人が多くいます。
ここからはぎっくり腰の治し方をご紹介しますので、ぎっくり腰を繰り返さない体づくりを意識していきましょう。
筋トレやストレッチを習慣に
運動不足はぎっくり腰の原因のひとつです。
自分では普段の生活や仕事である程度体を動かしていると思っていても、よくよく考えてみると毎日同じ動作の繰り返しだったりしませんか?
全身を使えていないのであれば、それは運動不足ということになります。
筋トレや全身運動をすることで運動不足解消をすることは効果的な治し方といえますよ。
ただ、筋肉を使いすぎると今度は筋肉疲労につながる恐れがあります。
実は、筋肉疲労もまたぎっくり腰の原因なのです。
ですから運動の後やお風呂上がりなどに、筋肉や体をほぐす習慣をつけておきましょう。
姿勢・バランスを良くする
悪い姿勢をとることで体のバランスが崩れると、その分体に負担がかかり、筋肉が凝り固まってしまいます。
これもぎっくり腰を起こしやすい状態です。
普段から意識して姿勢を良くすることは、外見も良くなりますし、ぎっくり腰の治し方としても効果的ですよ。
ストレスを溜めすぎない
ストレスとぎっくり腰では何の関係もないように感じますが、実は深い関係があるのです。
ストレスを感じるとやたら肩が凝ったり、体が硬くなったりするように感じたことはありませんか?
ストレスを感じることで体が緊張し、前記の筋肉疲労や凝りにつながってしまうのです。
ストレスもぎっくり腰の原因になることを意識し、なるべくストレスを溜めすぎないように注意したり、ストレスを感じた際は念入りにストレッチを行ったりすることがおすすめの治し方ですよ。
食事での治し方もある
ぎっくり腰の治し方として効果的な栄養素が4つあります。
・ビタミンD(魚介類、海藻など)
・マグネシウム(海藻類、ナッツ類、豆類など)
・タンパク質(肉、魚、卵、乳製品、大豆製品など)
です。
これらは骨を強くしてくれる作用があり、意識して摂取することでぎっくり腰を繰り返さない丈夫な体をつくってくれますよ。
これでいつぎっくり腰になっても大丈夫
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今回はぎっくり腰の応急処置や治し方についてご紹介しました。
これさえ覚えておけば、いつぎっくり腰になっても大丈夫。
もしなってしまったらこの記事を思い出し、冷静に対処してくださいね。
また、当然ながらこれらの応急処置や治し方だけでは不十分な場合もありますので、必要に応じて病院も受診するようにしましょう。
一度なっただけで「もう二度となりたくない」と思わせるほどの強烈な痛みを伴うぎっくり腰。
普段から柔軟で強い体づくりを意識し、ぎっくり腰にならないよう、繰り返さないように対策をしていきましょう。