ペットの葬式マナー!服装や香典相場は?お花やお悔やみの言葉は?
大切な家族の一員であるペットが亡くなったとき、葬式を執り行う飼い主さんも増えてきました。
友人や知人のペットが亡くなったとき、葬式の参列に声をかけられることもあるでしょう。
ただ、ペットの葬式に参列するという経験はなかなかないため、服装や香典、お供え物などをどのように考えたら良いのか、迷ってしまいますよね。
そこで今回は、ペットの葬式に参列する場合の服装や香典、お供え物のマナーについてご紹介します。
ペットを亡くされて悲しんでいる飼い主さんにかけるお悔やみの言葉の例もご紹介しますので、何と声をかけるか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
・ペットの葬式の香典相場はいくらくらい?
・ペットの葬式に添える供花・お供え物の相場やおすすめは?
・飼い主へのお悔やみの言葉は?
ペットの葬式に出席する服装は?
ペットの葬式に出席する場合、服装に決まりはありません。
飼い主であっても喪服を着ない場合が多いので、参列者が喪服ではちぐはぐになってしまいます。
そこでおすすめなのが、普段着で良いので、黒や紺など控えめな色の服で出席することです。
亡くなったペットを偲ぶ気持ちや、飼い主に寄り添う気持ちが伝わりますよ。
ペットの葬式の香典相場はいくらくらい?
ペットの葬式の場合、香典を用意する必要はありません。
香典をお渡しすると、飼い主の方はお返しの用意を考えられるかもしれないので、かえって気を遣わせてしまうことになりかねないからです。
香典の代わりに、お供え用のお花やお菓子をお渡しすると良いでしょう。
ペット用のおやつをお供え物として持参するのも一つの方法ですよ。
ペットの葬式に添える供花・お供え物の相場やおすすめは?
ペットの葬式での供花やお供え物の相場も、実は特にありません。
ただ、フラワーギフトのお店ではペット用のフラワーアレンジメントを3,000〜6,000円程で販売していますので、そのあたりがお花の相場の目安となりますね。
とはいえ供花は気持ちですので、3,000円未満であっても問題ないでしょう。
供花の色は白や薄紫、薄ピンクあたりが一般的ですが、ペットの場合はもう少し色味のあるかわいらしい色でも問題ありません。
黄色やオレンジなどの明るいフラワーアレンジメントもおすすめですよ。
また、お花屋さんで「お供え用です。」と注文すると、多くの場合、白を基調としたアレンジメントができあがってしまいます。
明るいイメージで作って欲しい場合には、「ペットのお供え用で、黄色などを使って少し明るめに作ってください。」と注文すると、店員さんもイメージがつきやすく、思った通りのフラワーアレンジメントを作ってもらえる確率が上がります。
インターネットで探したフラワーアレンジメントの画像を見せても良いでしょう。
お供え物をお渡しする場合には、あまり大げさになりすぎない品物を選びましょう。
お菓子を購入する場合には、2,000円前後を目安にして購入すると良いですね。
ただ、ペットを亡くされた直後は、悲しみで食欲を失くされている方も多いでしょう。
日持ちするお菓子であっても、食べる気になれない方もいるかもしれません。
そこでおすすめなのが、ペット用のおやつやおもちゃをお供え物としてお渡しすることです。
亡くなった後も、天国で楽しく過ごしてほしいという気持ちを伝えることができるでしょう。
飼い主へのお悔やみの言葉は?
飼い主へお悔やみの言葉をかけるときには、ペットが飼い主にとって家族同然の存在であったことを忘れてはいけません。
「大切な家族を失った。」
その悲しみに寄り添うようなお悔やみの言葉をかけましょう。
「○○ちゃんは□□さん(飼い主さん)と一緒に過ごせて本当に幸せでしたね。」
「天国でもきっと、楽しく遊んでくれていますね。」
上記のように、ペットがいなくなって悲しいこと、ペットが幸せだったこと、天国でもきっと幸せだということ、そのような内容を伝えられると良いですね。
反対に、お悔やみの言葉で避けるべきなのは、亡くなったペット以外のペットの存在で前を向かせようとするような言葉です。
例えば、
「新しいワンちゃんを迎えられると良いですね。」
「(ペットがほかにもいる場合)△△ちゃんがいてくれるから良かったですね。」
というような言葉は、一見心に寄り添う優しい言葉にも思えますが、ペットが亡くなった直後の悲しみの中では、かえって傷つけてしまう場合もあるでしょう。
上記のような言葉は、いくらか時間が経って飼い主さん本人が前向きになり、新しいペットを迎えたり、ほかに飼っているペットがいてくれて良かったと口にしたりしたときに伝えると良いですね。
悲しみを分かち合う葬式に
今回は、ペットの葬式に参列する場合の服装や香典、お供え物のマナーについてご紹介しましたが、いかがでしたか。
ペットの葬式はまだまだメジャーではない分、飼い主さんも声をかける方には慎重になっているはずです。
飼い主さんとしても、参列してくれることが有難く、マナーを気にしている方は少ないのではないでしょうか。
それより葬式の間のひとときでも、大切な友人や知人であるあなたがペットを亡くした悲しみを分かち合うことで、飼い主さんにとって心の支えになることでしょう。