健康効果高い!ごま油の効能。カロリーやダイエット効果は?
油にはオリーブオイルや菜種油などたくさんの種類があります。
その中でも、豊かな風味で料理を引き立たせてくれるのがごま油ですよね。
多くの人が一度は使ったことのある、家庭でも定番な油の一つでしょう。
何気なく使っているごま油。
実はとても体にいいということを知っていましたか?
摂取することであなたにどんな効果、効能があるのか調べてみました。
この記事の目次
ごま油の効能は?肝臓や便秘に効果的?
ごま油の効能
ごま油の原料はもちろんごまです。
ごまにはたくさんの栄養素が含まれているので、ごま油に加工されても変わらず栄養満点です。
ごま油に含まれる成分にはリノール酸、リノレン酸、ビタミンE、セサミン、セレンなどがあり、どれも健康や美容にとても効果が高いんです。
・リノール酸、リノレン酸
不飽和脂肪酸の一種であるリノール酸、リノレン酸はコレステロール値を下げる効能があります。
油=太るというイメージがありますが、適量だったらダイエットにも効果的です。
動脈硬化や肥満予防にも期待できるんですよ。
でも、適量は守るようにしましょう。
・ビタミンE
ビタミンEには抗酸化作用があります。
シミやシワを防いでくれたり、血液の循環を良くしたりといった効果があります。
そのため、ビタミンEは若返りのビタミンとも呼ばれているんですよ。
ごま油が美肌作りの手助けをしてくれるかもしれませんね。
また、摂取することで血行が良くなるため肩こりや冷え性で悩んでいる方にもおすすめです。
・セサミン
ごまの栄養の中でも有名なセサミン。
セサミンってよく聞くけど、どういう効能、効果があるか知っていますか?
実は体調ケアに大きな効果があるんです。
セサミンにも抗酸化作用があり、活性酸素の働きを抑えて老化を防いでくれます。
こちらにもアンチエイジング効果があるんです。
それに、過剰なコレステロールの排除してくれるため、血中のコレステロールを下げて動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果まであるんです。
また、肝機能を上げるという効果もあるので、肝臓の負担を軽減させて二日酔いの予防もあると言われています。
飲みすぎて肝臓に負担をかけてしまったと感じた時は、普段の油をごま油に切り替えてみるのもいいかもしれませんね。
・セレン
セレンにも抗酸化作用があります。
ビタミンEにも抗酸化作用がありますが、セレンの抗酸化作用はなんとビタミンEの60倍といわれているんです。
活性酸素を抑え、老化防止するとともにがんの予防にも効果があります。
セレンはビタミンEと一緒に摂取することでより大きな効果が期待されます。
ごま油には両方が含まれるので、セレンがより大きな効果を発揮してくれます。
肝臓や便秘への効果は?
・肝臓への効果
肝臓はもともと抗酸化作用を持っています。
でも、飲みすぎなどで機能が低下すると肝臓が弱ってしまうんです。
セサミンにはそんな弱ってしまった肝臓の働きを助けてくれる効能があるんです。
実は抗酸化物質が含まれる食べ物を食べても、肝臓まで届けて働いてくれるものはあまり多くありません。
セサミンは直接肝臓に働きかけることのできる万能な物質です。
肝臓は沈黙の臓器です。機能が下がっていてもなかなか症状としてあらわれてくれないんですね。
最近飲みすぎたなーと感じたら、セサミン補給して肝臓の働きを助けてあげましょう!
・便秘への効果
多くも女性が悩まされる便秘。
ごま油はその悩みにも効果を発揮します。
便秘の人の腸は動きが鈍くなっていて、うまく便を押し出すことができなくなっています。
そんな動きの鈍くなった腸を活発化させて、腸の運動をよくしてくれるのがごま油です。
ごま油を摂取することで腸の蠕動運動が活発になるんですよ。
活発に動けば、うまく排便できるようになります。
油なので便の滑りをよくしてくれることもいい効果ですよね。
また、ごま油に含まれるリノール酸もいい役割を果たします。
リノール酸は便秘の大敵である悪玉菌を減らし、善玉菌を増やしてくれます。
腸の環境がよくなると活発に動くようになり、便秘になりにくい体質になれるはずです。
ごま油は健康に良い?悪い?1日の効果的な摂取量は?
ごま油の健康へのメリット、デメリット
ごま油は生活習慣病の高血圧や動脈硬化の予防にも効果的です。
胃腸の働きを活発にして、便秘対策にもなりますし、強力な抗酸化作用で老化を抑えるといった効能、効果があります。
美容にもよさそうですよね。
しかし、ここまでごま油の良いところばかりを紹介してきましたがメリットがあればデメリットもあります。
実はごまはアレルギーを起こしやすい食品なのです。
そのため、ごまが原材料のごま油がアレルギーの原因にもなることがあるので注意が必要です。
また、コレステロール値を下げてくれるというメリットがありますが、過剰に摂取してしまうと善玉コレステロールという体に必要なものまで減少させてしまいます。
そして、忘れてはいけないのがごま油も油だということ。
どんなにダイエットや健康にいいといっても、カロリーはサラダ油と同じようにあります。
適量以上摂取してしまえばもちろん逆効果になってしまうわけですね。
きちんと効果的な量を知り摂取しなければ意味がありませんので、気をつけましょう。
1日の効果的な摂取量は?
せっかく健康にいい効能や効果があるのだから、適した量を摂取したいですよね。
理想の摂取量は小さじ1~2杯程度と言われています。
適量って意外と少ないんです。
風味付けとしてサラダや料理に使う分にはとてもいいです。
しかし、ごま油を使ったドレッシングやタレが市販でも多く売られているので、過剰に摂取しないように気をつけましょう。
適量を守って健康になりましょう。
ごま油のカロリーは?ダイエット効果はある?
食用の油のカロリーは10グラム当たり92キロカロリーあります。
実はどの油もカロリーは同じなんです。
どんなに体に良いと言われていても、高カロリーな油は摂取しすぎれば太ります。
しかし、ごま油は健康やダイエットにも適していると言われていますよね?
それは、ごま油に含まれる成分にダイエット効果があるからなんですよ。
ごま油に含まれるセサミン、リノール酸、オレイン酸という成分には、代謝を上げて脂肪燃焼を促す効能があります。
そのためダイエットに適していると言われているんです。
しかし、油は油なので積極的に摂取すれば逆に太ってしまうでしょう。
そのため、使い方、摂取の仕方にポイントがあります。
カロリー自体は今までと変わりませんが、ごま油の成分の力を借り、代謝を上げ脂肪を燃やすというものです。
また、ごま油に含まれるビタミンEはむくみの解消に効果的ですし、リノール酸などは悪玉コレステロールの上昇を抑えてくれることもダイエットに効果的と言われる理由です。
でも、ごま油も油だということは忘れないようにしましょう。
また、ごま油の香りには食欲促進の効果もあるので、食べすぎにも注意ですね。
ごま油は美肌や老化防止効果もあり!
健康に良いといわれるごま油ですが、直接肌に塗ることで美容にも効果があるといわれています。
ごま油に含まれるリノール酸には保湿効果があります。
そのため肌荒れやニキビにも効果があります。
また、ゴマリグナンという抗酸化物質にはアンチエイジング、老化防止やホルモンバランスを整えるといった効能、効果があるといわれています。
女性にはうれしいことずくめですね。
しかし、よく家庭で使う茶色のごま油は美容用には使いません。
調理用のごま油は香りが強く、純度も低いので向かないんです。
美容用には白ごま油を使います。
使用する前にはキュアリングという加熱処理が必要です。
作るときはやけどに気を付けてくださいね。
キュアリングの方法は、
①鍋に白ごま油を入れて弱火で加熱する。
②90℃~100℃になったら火を止める。
③冷まして遮光ガラス瓶に移す。
というものです。
酸化してしまうので冷暗所で保管しましょう。
このように加熱することで殺菌効果があります。
作った白ごま油は全身のマッサージに使えます。
頭に使えば髪にツヤ、コシが出ますし、顔に使えは保湿になります。
ぜひ作ってみて、気になるところを優しくさするようにマッサージしてみてはいかがでしょうか。
適量のごま油で毎日の健康と美容を促進!
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香ばしい香りで食欲をそそるごま油。
食用だけでなく美容にもいいなんて万能ですよね。
ダイエットにも効果があるといわれていますし、家庭で使う油をサラダ油からごま油に切り替えてみるのもいいのではないでしょうか。
でも、なんでもやりすぎは良くありません。
健康にいいとはいいますが、油は油です。
きちんと1日の摂取量を守ってきれいで健康な体になりましょう。