小学校の転校手続きの方法や手順について!期間や挨拶回りは?
年度末になると、仕事の都合などで引っ越ししなければならない方も多くいるでしょう。
荷造りなどだけでも大変ですが、お子さんがいる家庭では学校の転校手続きが必要となります。
しかし、どこに連絡をして、そんな書類が必要なのかなどわからないことだらけで戸惑うことも多いはずです。
そんな手続きをスムーズに行う方法や手順について紹介したいと思います。
・転校元の小学校の手続き手順や必要書類は?
・転校先の小学校の手続き手順や必要書類は?
・転校元ですることや注意点は?
・転校先ですることや注意点は?
転校元の小学校の手続き手順や必要書類は?
転校手続きの開始は、引っ越しすることが決定したら行動を始めることができます。
引っ越し先がまだ未定の場合でも、早めに転校元の学校には転校しなければならないことを伝えておきましょう。
転校元の学校でも、生徒が転校するとなるとたくさんの書類を準備する必要があります。
遅くとも1ヵ月前には転校元に連絡をしてスムーズに手続きを進めましょう。
転校の手続きですが、同一市区町村の学校へ転校する場合と同一市区町村以外の学校へ転校する場合では手続き方法に少し違いがあります。
それぞれの手順、必要書類についてみてみましょう。
同一市区町村で転校する場合
①まずは引っ越しすることがわかり次第、転校元の小学校に転校するという事を伝えましょう。
学校によっては転校がわかり次第「転校届(転学届)」の提出が必要な場合があります。
学校に転校する旨を伝えるのは電話でも構いませんが、書類を渡される場合などもありますので直接訪問して伝えてもいいでしょう。
訪問する場合には事前に電話で訪問する旨を伝え、日程を決めるとスムーズに話を進めることができます。
先程も言いましたが、引越し先が決まっていなくても転校することが決まり次第なるべく早めに転校元への報告は済ませておきましょうね。
②転校元の学校から「在学証明書」と「教科書給与証明書」を受け取る。
③引っ越し先が決まったら転校元の学校に引っ越し先を伝える。
④役所に「転居届」を提出する。
➄教育委員会または役所の関連課で引っ越し後に転入する学校を教えてもらう。
教育委員会は役所内にある場合が多いので、転居届を提出した時に一緒にすませるといいですね。
⑥教育委員会または関連課に「在学証明書」を提出する。
➆教育委員会または関連課で「転入学通知書」をもらう。
⑧教育委員会または関連課で教えてもらった転入する学校に電話して、転入時期などを伝え手続きをする日程を調整します。
その時に、手続きに必要な物を聞いておくと二度手間にならずに済むでしょう。
同一市区町村以外へ転校する場合
同一市区町村以外に転校する場合にも、①、②、③の手順は同じです。
④役所に「転出届」を提出する。
➄「転出証明書」を受け取る。
引っ越し後1、2週間で受け取ることができますよ。
⑥役所で「転入届」を提出する。
転入届は引っ越し前には受け付けてもらえません。
引っ越し後に手続きしましょう。
教育委員会は役所内にある場合が多いので、転入届を提出した時に転入する学校を教えてもらう。
その後、同一市区町村での手続きの⑥、⑦、⑧同じ手順を行います。
転校先の小学校の手続き手順や必要書類は?
転校先の学校での手続きは、同一市区町村で転校する場合も同一市区町村以外へ転校する場合も変わりありません。
転入先の学校へ行き、「在学証明書」「教科書給与証明書」「転入学通知書」を提出します。
学校を訪問する時は、事前に日程の調整をするためにも電話連絡をしておきましょう。
また、転入時期までに用意が必要な物を確認しておくといいですよ。
手続きに行くときには、お子さんも一緒に訪問するのをおすすめします。
新しい学校に転入するのはとても不安なことです。
事前に学校の雰囲気をみたり、担任の先生とあったりすることで少しでも不安要素を減らしてあげましょう。
一番不安に思っているのはお子さんですが、両親も不安な気持ちがあるはずです。
一緒に通学路を歩いて行ってみたり、学校の中だけでなく道順を一緒に確認するのもいいですよ。
親子で新しい環境に慣れていくことが大切ですね。
転校元、転校先での手続きは市区町村でも少しずつ違いがあります。
自分の住む地域ではどういった手順で行うのか学校や役所に確認をしましょう。
転校元ですることや注意点は?
転校する時は、今までお世話になった担任の先生やクラブ活動でお世話になった方たち、仲良しのママ友などへのご挨拶を忘れずにしましょう。
転校の挨拶は、今までありがとうございましたという気持ちを伝えに行くものです。
手土産は必ず必要というわけではありませんよ。
手土産の有無よりも気持ちが大切なはずです。
挨拶に行く前にきちんと先生の都合を確認し、忙しく迷惑でないタイミングで訪問することや、その姿勢の方が重要視されるでしょう。
また、学校やクラスによってはお別れ会をしてくれるところもあります。
お友達みんなが色紙や手紙を準備してくれているなんてこともありますので、クラスのみんなに配れるようなプレゼントを用意しておくのもいいでしょう。
高価なものは必要ありません。
100円くらいの文房具を人数分用意しておくと喜ばれるでしょう。
一緒にメッセージを添えるとより良いでしょうね。
他にも、特に仲が良かった友達を家に招いてお別れ会をするのもいいでしょう。
引っ越しは大人にとっても大変なことですが、子供にとっても大変なことです。
転校先でうまく生活できるのかという不安もありますし、仲良しの友達と離れ離れになる寂しさや不安もあるでしょう。
少しでも楽しい気持ちでお別れ出来るような時間を作ってあげるといいのではないでしょうか。
転校先ですることや注意点は?
学校、ご近所への挨拶回り
転校先の学校にも挨拶を忘れずに行いましょう。
この時も手土産は必ず必要というわけではないですよ。
もちろん用意される方もいるでしょうが、きちんとした態度で挨拶するという事の方が重要のようですね。
これからよろしくお願いしますという気持ちが伝わるような態度、言葉を心がけましょう。
学校への挨拶の他に、近所の方への挨拶を行うこともおすすめです。
知らない土地での生活が始まるので、挨拶回りをすることで同年代の子供が近所にいるかどうかも分かりますよね。
学校に通う前に近所の子供同士でお友達になれることもありますし、一緒に登校してもらえるという事もあるでしょう。
ご近所への挨拶回りには、家族で出向き熨斗付きの手土産を準備しましょう。
熨斗をつけていることできちんと名前を憶えてもらうことができますよ。
子供への対応
引っ越しや新しい環境での生活は大人にとっても精神的に負担の多いことです。
子供は大人と比べて狭い世界を生きていますよね。
学校という環境がその世界の多くを占めているという事も多いでしょう。
その環境が大きく変わってしまう引っ越しや転校は子供にとって大人以上の負担になるでしょう。
転校することで、子供たちはイチから友達を作らなければなりませんし、周りの道などもイチから覚えなくてはなりません。
そんな子供への対応はとても大切です。
不安いっぱいの子供に親がしてあげられることを考えてみましょう。
たくさんお友達ができるよ
転校することで今までの友達とはなかなか会えなくなり、寂しい気持ちになりますよね。
しかし、離れ離れになったからといって一生会えないわけでもありませんし、縁が切れてしまうわけでもありませんよね。
「新たな環境での生活が始まることで、新たな友達もできるよ」とプラスな言葉をかけてあげましょう。
はじめは寂しい気持ちの方が大きくても、少しずつ新しい友達も出来ていくはずです。
また、引越ししても週末やお休みの日に、転校元の友達に会う機会を作ってあげるのもいいかもしれませんね。
近所に一緒に出掛ける
引っ越し後は片付けなどで大忙しですが、時間を見つけて子供と一緒にお散歩や近所の公園などに行くといいですよ。
近所に同年代の子供がいれば遊びに来ていることもあるでしょう。
何度も通うことで顔見知りになり仲良くなれることもあるでしょう。
大人も子供も新しい環境に馴染むのは大変ですが、少し積極的になってみると出会いのきっかけにつながることもありますよ。
学校の雰囲気、通学路の確認
転校し新しい学校での生活が始まりますが、その生活が始まる前に少しでも不安な気持ちを減らしてあげたいですよね。
そのためにも、新生活が始まる前に何度か学校まで足を運んでみましょう。
学校の雰囲気がわかると、少しは不安な気持ちを減らすことができるでしょう。
また、学校までの道順も不安なことの一つでしょう。
楽しい会話をしながら一緒に歩いて学校まで行く機会を作ってあげるのをおすすめします。
道を覚えるためにも、また新しい学校までの通学も楽しいものだよと思ってもらえるのではないでしょうか。
学校行事のチェック
学校では運動会や発表会、修学旅行などたくさんの行事がありますが、行事が行われる時期は学校によっても違います。
そういった行事に自分だけ行っていないとなると、会話に参加できなかったり、友達との楽しい思い出が自分にだけ無いと寂しい気持ちになってしまいますよね。
そういったことがないようにできるだけメインの行事には参加できるような日程で引っ越しを検討してあげるといいですよ。
もちろん大人の仕事の事情もあるのでなかなか難しい問題ではあります。
しかし、子供たちにとっては大きな問題です。
学校の先生にも相談したり、子供にとって一番最適なタイミングで転校できるようにしてあげるといいでしょう。
不安を乗り越えて、楽しい新生活を
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大人にとっても、子供にとっても転校というのは不安いっぱいなものです。
たくさんの手続きがありますが、一つづつ順を追ってこなせば大丈夫です。
子供の不安な気持ちを少しでも解消して、新しい環境での生活をスタートさせてあげたいですね。