ネガティブ思考の原因と改善方法。メリット・デメリットは?
ネガティブ思考と聞くと、何を思い浮かべますか?
ネット上ではこのように定義されています。
なんだか、天秤のイラストが頭の中に浮かんできますね。プラスとマイナス、ネガティブとポジティブ。とっても両極端なイメージ。
これ以外には、ネガティブ思考のメリット・デメリットを断定的にとらえる記事やその原因を探る記事も多く散見されました。
こういったお話になると、みな身近な話題(耳にする)であるととともに、関心度も高い(知りたい)し、また一家言がある(話したい)…そんな印象を受けるかもしれません。
今回はバランスをもって、このネガティブ思考について今一度ご説明していきたいと思います。
ネガティブ思考の存在にもなにかしらの理由があることと思います。
・ネガティブ思考の原因は?なりやすい人の特徴とは?
・ネガティブ思考を改善する方法は?
・ネガティブ思考のメリットとデメリットについて。
ネカティブ思考とは?
ネガティブ思考に関しては、プロの方は勿論、そうでない方もひとかどのご意見があることはすでに触れました。
ここではまず基本に立ち返ってみましょう。そのためにもまずはバイアスという言葉を知っていただきたいと思います。
お裁縫をされる方なら、「バイアスを入れる」といった表現をお聞きになった方もいるかもやしれません。
折り目に対し、あえて斜めに切ったキレの事を指します。
つまり、まっすぐではなくちょっと斜めに傾いているんですね。
それを心理学の分野では「偏りがある・偏った先入観が強くある」といった意味合いで「考え・意見にバイアスがかかっている」という風に表現するのです。
では、どうしてまっすぐストレートではなく、斜めに傾いているのか?
これには諸説ありますが、進化の過程のために必要だったとする考えが有力です。
ためしに原始時代を思い浮かべてみてください。
さて、食欲に任せて口に入れるか?それとも毒があるかもしれないからとあきらめて、次を探すか?―さて、どちらの行動パターンの方がより長生きできそうでしょうか。
答えは一目瞭然ですよね。
ヒトが進化していくには、慎重さとともに斜(はす)に構える疑い深さが必要だったのです。
言い換えるなら、理性と言えるかもしれません。これにより我々は今現在、生命があると考えられています。
そして、ネガティブ思考とはこれらの慎重さ・理性が強く出てしまい時には支障が出てしまうもの、と言えると思います。
現代の医療保険や生命保険がこれらにとって代わっているかもしれませんね。
ネガティブ思考の原因は?なりやすい人の特徴とは?
ネガティブ思考の原因は?
ではなぜ、ネガティブ思考が頭に浮かんできてしまうのか?
それはすでに述べた通りで「こんなことになってしまったらどうしよう…それは避けなければ!」と自分が自分に向かってメッセージを送っていると言う訳です。
そう考えるとネガティブ思考になっていることを「いやだなあ」と思っているのはなんだかもったいなく感じますね。
ネガティブ思考になりやすい人の特徴とは?
ここでは、ネガティブ思考になりがちな人の特徴をみていきましょう。
②失敗をすると反省よりも後悔の感情に支配されてしまう
③自分以外の人のアドバイスを聞き入れることが苦手
④自分と他人を比較しがち(妬み・嫉妬)
などが挙げられると思います。
なんとなく、自分以外の人と柔和に混ざり合えない、とっつきにくい人、そんな人がイメージで浮かびます。
でも、もしかすると、それさえも「自衛本能」でやっていることかもしれませんね。自分と他人との摩擦を最小限にするために。
ネガティブ思考を改善する方法は?
あくまでも、改善する必要のある時や本人が改善したい時、という前提のもとではありますが、ネガティブ思考が入る隙間のない生活習慣にする、という方法をご紹介します。
⑴午前中に散歩をする
朝日を浴びながら軽い運動をすることで、メラトニン(睡眠ホルモン)を確実に分泌することができます。
そのため夜の睡眠の質を上げることができ、結果精神バランスは安定することが明らかになっています。
⑵休日には体を動かす
どうしても休日などのたまった時間には、ネガティブ思考のループにはまりがちです。
そのループを積極的に断つためには運動などを通して、複雑に考え込まない時間の使い方がおすすめです。
運動が終わった頃には達成感や爽快感で「あれ?一体何に悩んでいたっけ?」なんていうのもよくあることですよね。
ネガティブ思考のメリットとデメリットについて
メリット
・衝動的・大胆な行動には結びつかないため、トラブルの回避につながりやすい
・物事に取り組むの姿勢から、慎重な人だと思われることも
・考え深げな雰囲気と実直な行動がセットになれば「哲学的」な人という評価につながることも
デメリット
・一見、とっつきにくい人に見られがち
・「笑顔」「寛ぐ」といったイメージからはかけ離れていくことで、健康面へに影響が強い
・ループにはまってしまうと仕事や対人関係などの多方面に支障をきたすことも
ネガティブのなりすぎを見極める
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以上、ネガティブ思考の原因と改善方法についてまとめました。
そう悪いことばかりではないんだな、と感じた方もいることでしょう。
うまくネガティブ思考をコントロールできるようになれば、逆に生活をより安全なものにできますね。
時には大胆になることも楽しいものですが、一歩引いて考えることも大事なのでしょう。
“ネガティブのなりすぎ”の境界線を認識するようにすると、ネガティブのなりすぎによる落ち込みを防ぐことができて、上手に日々の生活にネガティブ思考を取り入れることができますよ。
快適な生活を送っていけるように願っております。