花粉症に効く市販薬おすすめランキング!子供や妊婦には?
花粉症の症状を抑えるために、とりあえず風邪薬で間に合わせたことはありませんか?
実は、花粉症用に開発された薬と、鼻炎薬や風邪薬には、違いがあります。
花粉症に効く成分が入っていなければ、風邪薬を飲んでも、症状はあまり改善されないのです。
今回は、花粉症用の市販薬についてです。
おすすめの市販薬と、選択のポイントも解説していきますよ。
・花粉症の市販薬、有効成分は?
・花粉症の市販薬おすすめランキング!
・子供や授乳中にも大丈夫な市販薬は?
・運転中でも眠くならない市販薬は?
・花粉症は市販薬よりも処方薬のほうが良い?
花粉症の市販薬、有効成分は?
花粉症用の市販薬の多くは、「抗ヒスタミン」と呼ばれる成分が入っています。
抗ヒスタミン第1世代
「マレイン酸クロルフェニラミン」や「マレイン酸カルビノキサミン」と表記されているものが多いです。
特徴は、効果が強い半面、副作用が出やすいこと。
主な副作用は、眠気や口の渇き、胸やけなどです。
抗ヒスタミン第2世代
「塩酸アゼラスチン」「フマル酸ケトチフェン」「メキタジン」などと表記されているものです。
第2世代の中でも効果が強いのが、抗ヒスタミン作用のある抗アレルギー薬です。
ヒスタミンの働きを抑える作用だけでなく、アレルギー物質の発生を抑える効果があります。
もう一つが「非鎮静性」とよばれる、第1世代の副作用が出にくくなるように改良された薬です。
花粉症の市販薬おすすめランキング!
5位:ザジテンAL鼻炎カプセル
この薬はアレルギー専用鼻炎薬で、目のかゆみなど他の症状にはあまり効果がありませんが、くしゃみ・鼻水・鼻づまりには、効果が高い薬です。
朝と就寝前に飲むタイプです。
眠気が起こりやすい。
4位:ストナリニ
医療用と同じ分量の「セチリジン塩酸塩」が配合されています。
1日1回の使用で、効果が高いのが特徴です。
3位:コンタック鼻炎Z
ストナリニと同じく、医療用と同じ分量の「セチリジン塩酸塩」が配合されています。
1日1回の使用で、効果が高いのが特徴です。
2位:アレグラFX
医療用「アレグラ60mg」と成分量が同じ、第1類医薬品です。
そのため、薬剤師に購入時の説明を受けなければなりません。
第1世代抗ヒスタミン成分配合の鼻炎薬より、眠気が起こりにくい。
空腹時にも飲め、朝夕2回服用する。
1位:エスエス製薬 アレジオン20
寝る前に飲む、一日1回の服用です。
眠気などの副作用も起こりにくく、予防効果もあります。
子供や授乳中にも大丈夫な市販薬は?
妊娠中
妊婦にもOKと言われる花粉症の薬でも、基本的に妊娠4ヶ月以降からの投薬になります。
妊婦によく処方されるのは、ポララミンです。
眠気や口の乾きなどの副作用は出ますが、安全性が高いとされている薬だからです。
ただし、ポララミンは薬局やドラッグストアでは買えません。
その他には、漢方薬の小青竜湯(しょうせいりゅうとう)も多く処方されます。
小青竜湯は、漢方薬でありながら、ある程度即効性があります。
薬局やドラッグストアでも購入できます。
授乳中
ただし、市販薬には、主成分以外の成分も配合されているので、処方薬を使用しましょう。
子ども用の市販薬
子ども用にも、花粉症の市販薬が販売されています。
だた、あまり長期間使用することを想定されていませんから、症状が長引く時は、処方薬を使った方がいいでしょう。
代表的な市販薬は次のとおりです。
生後3ヶ月から
こどもパブロン鼻炎液S
エスタックこども用鼻炎シロップ
2歳から
アルベンこども点鼻薬
5歳から
ストナリニ・サット小児用
運転中でも眠くならない市販薬は?
「第2世代抗ヒスタミン薬」の特徴は、眠気などの副作用が現れにくいということです。
花粉症に使われる薬のうち、アレグラとクラリチンには、「重要な基本的注意」に眠気の項目が含まれていません。
これらを主成分にした薬を選ぶといいでしょう。
もちろん、薬剤師に相談してから選んでくださいね。
花粉症は市販薬よりも処方薬のほうが良い?
病院では、「抗ヒスタミン薬」だけでなく、市販薬にはない「抗ロイコトリエン薬」や、「経口ステロイド薬」などを処方することが出来ます。
重症の場合は、処方薬を選んだほうがいいでしょう。
飲み合わせや、副作用に注意
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花粉症用の市販薬についてでした。
市販薬の中心は、「抗ヒスタミン薬」だということが分かりましたね。
いくつかおすすめの商品をご紹介しましたが、飲み合わせや、副作用などの問題がありますから、選ぶ際には、薬剤師に相談してくださいね。