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お花見団子の由来。三色の意味や順番は?味の違いは?

春になって、梅・桃・桜と次第にほころんで、いつの間にかお花見のシーズン到来となりました。

 

お花見シーズンになると、よく使われることわざに花より団子ということわざがありますね。

 

風流よりも実益をとることをさして言いますが、見方を変えると、ことわざになるくらい“お花見”には“団子を食べる”という風習があるということになりませんか?

 

しかもこのお花見団子は何故かピンク・白・緑の3色が定番で、ほのかに甘いお団子と決まっています。

 

大人から子供まで、春になると決まって食べたくなるお花見団子。

 

しかし、お花見にお花見団子を食べる風習はいつごろから、何故始まったのでしょう?

お花見団子が3色なのには訳があるのでしょうか?

 

今回は、お花見団子の意味や由来をまとめてみました。

 

・お花見団子とは?由来は?
・団子が三色の意味は?
・三色団子の順番の意味や味の違いは?

 

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お花見団子とは?由来は?

そもそも、お花見団子ってなに?

 

お花見団子は、ピンク・白・緑の3色のお団子が一本の串に刺さったものをいいます。

 

京都の一部の地方では、この3色にあずき色(茶)を足して4色のものがあったり、福島県郡山市では串に刺さっていなかったり、秋田県横手市では平べったかったりしますが、全国的にみれば3色の丸いお団子が定番です。

 

従って三色団子と呼ぶこともありますね。

 

味は上新粉に砂糖を加えた、いわゆる“すあま”のものが多く、ピンクは赤しそや桜、くちなしで、緑はよもぎなどで着色しています。

 

現代においては食紅や天然色素で着色しているものもありますが、昔ながらの和菓子屋さんの三色団子は今でも赤しそやくちなし、よもぎを使用しているところが多いそうですよ。

 

味はもちろんですが色が鮮やかなので春にピッタリですし、目でも楽しめますね。

 

なぜお花見のときに、お団子を食べるようになったの?由来は?

 

お花見の代名詞とも言える

 

そもそもお花見という風習はかなり古くからあったようで、812(弘仁3)年、嵯峨天皇の時代には既にお花見が行われていたと『日本書紀』に出てきます。

 

ただしこの頃のお花見は現代のような庶民が宴会をするような形のものではなく、一部の貴族たちが和歌を詠み合い、雅楽や舞などの風流を楽しむ遊びであったようです。

 

お花見が現代のように宴会をともなって、飲食に舌つづみを打つようになったきっかけを作ったのは、実は豊臣秀吉であったと言われているんですよ。

 

それは1598(慶長3)年に秀吉の命で開催された『醍醐の花見』と呼ばれるもの。

 

豊臣秀吉が三色団子を考案

 

アイデアマンで派手好きだった秀吉が、京都の醍醐寺で正室や側室、嫡子、配下の武将やその一族を招待してお花見を催したそうです。

その数や1,300人と、当時にしては空前の大規模。

 

このために桜の木を700本も移植し、参加する女性陣には2回以上のお色直しが命じられるほど、豪華できらびやかだったと記録されています。

 

当然振る舞われる食事も豪華で、各地の銘酒が揃い、見た目も美しく珍しいものが揃えられました。

 

この時のお茶菓子として振る舞われたのが三色団子

 

白団子

 

この頃の団子は白一色で、甘くない団子に醤油などをつけて食べるのが一般的でしたが、団子好きだった秀吉が、見た目も美しくほのかに甘い三色団子を考案させたと言います。

 

これをきっかけに、お花見には宴会、三色団子という風習が全国的に広まり、江戸時代になると庶民の間でも流行するようになりました。

 

『花より団子』のことわざが生まれたのもこの頃のこと。

さすがは天下の豊臣秀吉、こんなところにも影響力があったんですね。

 

団子が三色の意味は?

 

お花見団子は、ピンク・白・緑の3色が定番ですが、この「色」にもきちんと意味があるようです。

 

いくつか諸説はあるのですが、ご紹介しておきましょう。

 

季節を表している説

 

・ピンク…桜の色なので春

 

・白………雪の色なので冬

 

・緑………新緑の色なので夏

 

季節を表しているにしては“秋”がありませんが、が無いのは「飽きない」と「商い」をかけて、いくら食べても飽きない、だから商売が繁盛する。

 

という団子屋さんのユーモアなのだという説。

 

京都の4色団子は秋をあずき色(茶)で表していて、京都の商売人はお金(商い)よりも風流を大切にする、プライドを表したものなんだそうですよ。

 

3色で春を表している説

 

・ピンク…桜・太陽

 

・白………白酒・残雪

 

・緑………よもぎ

暖かい日差しに雪が溶けだし、緑が芽吹き桜が咲き始める春の様子を団子で表現したと言われています。

 

白は雪ではなく、桃の節句で飲まれる白酒が表現されているという説もあるようです。

京都のあずき色は大地を表しています。

 

いずれにしても 風情があり、とても日本らしい表現の仕方ですね。

 

縁起の良い食べ物という意味を表している説

 

・ピンク…紅白の紅、運気を上げる色

 

・白………紅白の白 、清浄を表す色

 

・緑………邪気を払う色

 

(・茶………運気を育む色)

ぜんぶおめでたい色なので、縁起のいい食べ物という意味になったようです。

なんだか食べるだけで運気が上がるような気分になってきますね。

 

どの説をとっても、日本らしい縁起物であることに変わりはないようです。

ぜひお花見団子を口へ運ぶ瞬間に、思い出してみてはいかがでしょうか。

 


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三色団子の順番の意味や味の違いは?

 

お花見団子の3色は、並ぶ順番も決まっていますね。

から順にピンク・白・緑で、これ以外の順に並んだ三色団子は見かけないと思います。

 

この三色団子の並び順にも意味があると言われているんですよ。

三色団子の並び順については、2つの説があります。

 

桜が咲く様子を表している説

 

赤いつぼみがついた後、白い花が咲き、花が散った後は緑の葉が成長していく様子を表しているという説です。

 

お花見と言えば桜が定番なので、確かにそのとおりですね。

 

早春の大地を表している説

 

空には太陽、まだ少し残る残雪、その残雪の下には新緑が芽吹いているという大地の様子を表しているという説。

 

この説も、春を愛でるお花見団子らしい表現だと言えるでしょう。

 

このように待ち望んでいた春を表現している様は、とても風情があり日本人らしい表現の仕方ですよね。

少しロマンチックな気分になりますね。

 

そんな素敵な意味を表すお花見団子ですが、ピンク・白・緑それぞれ、どんな味がするか覚えていますか?

 

お花見団子の味

 

お花見団子の3色は、それぞれ味もいます。

 

スーパーなどで一般的に販売されているものは、食紅や天然色素で着色されているだけなので全部同じ味ですが、もともとは上新粉に砂糖を混ぜた“すあま”の白に、赤しそやくちなし、桜やよもぎで着色しているので、それぞれ違う味がするのです。

 

つまりピンクは梅味、

緑はよもぎで草団子風味、

ということになりますね。

 

現代でも和菓子屋さんなどに売られている三色団子は、昔ながらの製法で作られている三色団子が多いので、ぜひ一度、改めて味わってみて下さいね。

 

お花見でお花見団子を食べよう!

 

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いかがでしたか?

何気なく食べていたお花見団子にも、きちんとした由来や意味があったのですね。

 

次のお花見では意味や由来を踏まえて口にすれば、今までとは一味違うお花見が楽しめるかもしれません。

 

ちょっとした豆知識として話題にしたら、物知りな気分も味わえちゃうかも。

 

ぜひ、試してみてくださいね。

それでは、よいお花見を。


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