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マイコプラズマ肺炎(子供幼児)の症状と治療方法!うつる期間とは

風邪の流行する季節になりました。

 

お子さんは風邪をひいておりませんでしょうか。もし咳をしていたら、するようになってから何日が経ったでしょうか。

 

ひょっとするとマイコプラズマ肺炎の可能性もあるかもしれません。

 

今回は子供のマイコプラズマ肺炎の症状と治療方法、予防と対策などについて、下記の流れでまとめていきたいと思います。万が一の時のための参考にしてみてください。

 

・マイコプラズマ肺炎とはどんな病気?子供の症状は?
・マイコプラズマ肺炎の子供の合併症について
・マイコプラズマ肺炎の子供の原因は?
・マイコプラズマ肺炎の子供の治療方法および要治療期間について
・子供がマイコプラズマ肺炎に罹った時の登園・登校、予防と対策について。

 

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マイコプラズマ肺炎とはどんな病気?症状は?

 

肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによっておこる呼吸器感染症で、肺炎を誘発する病気です。冬季に流行を見せる傾向がありますが、1年中を通じて発症の報告が上げられています。

 

高齢者の肺炎は「肺炎球菌」によって起こる場合が多いのですが、このマイコプラズマ肺炎は幼児期~青年期の罹患が多いため、種類を区別するために「非定型肺炎・異型肺炎」と呼ばれています。

 

 

成人になるまでに97%の人が感染するといわれており、一度罹患しても十分な免疫ができないため何度も罹患することがあります

 

新生児~幼児期(5歳以下)と成人してから感染した場合は一部の例外を除き、比較的軽く済んでしまいますが、子供(幼児期~青年期)に感染すると非定型肺炎を誘発する確率が高くなるので注意を要する病気です。

 


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マイコプラズマ肺炎の子供の症状は?

咳 熱

 

マイコプラズマ肺炎は、全般的には感冒(風邪)のような症状をともないます。のどの痛み、鼻水・鼻づまり、頭痛、発熱、全身の倦怠感などです。

 

咳を除いては2~4日程度で回復するため、軽症の場合は感冒と区別がつきにくい場合が多く、子供(幼児期~青年期)の「咳の長引き具合」に注意を要します。

 

発熱は個人差が大きく、微熱~38℃以上の高熱が3~4日続くことがあります。感染した人の25%が吐き気や嘔吐、下痢などの消化器症状を起こします。

 

最初は乾いた咳から次第に湿った咳になり、痰がからむようになります。時には血痰が出ることもあります。

 

マイコプラズマ肺炎

 

咳は熱が下がった後も3~4週間にわたり続くのが最大の特徴です。

 

多くの場合、感染しても気管支炎程度の軽い症状が続きますが、子供(幼児期~青年期)においては肺炎を誘発し、重症化することがあります。咳による呼吸困難症状が見られる場合は肺炎を疑って下さい。

 


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マイコプラズマ肺炎の子供の合併症について

子供(幼児期~青年期)の場合によくみられるマイコプラズマ肺炎の合併症としては、気管支炎、中耳炎、副鼻腔炎、関節炎などです。まれに発疹や気管支喘息を起こすこともあります。

 

子供 咳

 

また、非常にまれに一時的に心臓に異常(無気肺)が見られることがありますが、これは次第に回復します。

 

極めてまれではありますが、中枢神経の異常(無菌性髄膜炎、脳炎、ギラン・バレー症候群)、皮膚病(スティーブンス・ジョンソン症候群)、肝炎、膵炎、寒冷凝集素症に溶血性貧血などが合併症として報告されています。

 

子供に次のような症状

黄疸

疲れやすいなどの疲労感

けいれん、意識がなくなる意識障害

盛り上がった赤い発疹、かゆみのある地図のような湿疹

があった場合は合併症を疑って下さい。

 

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マイコプラズマ肺炎の子供の原因は?

肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによっておこります。

 

咳 女性

 

老人のよくかかる肺炎球菌による場合は空気の通り道である気管や気管支、肺胞の細胞が損害されるため、聴診器をあてると「ゼーゼー」「ゼロゼロ」といった音が聞こえます。

 

しかし、肺炎マイコプラズマは、気管や気管支、肺胞の外側の間質とよばれる組織で炎症を起こすので、聴診器をあてても音が聞こえにくく、発見が遅れるケースが多いので注意を要します。

 

マイコプラズマ肺炎の感染経路

患者と身近で接触することによる接触感染、咳のしぶきを吸い込んだりする飛沫感染によって感染します。ただし、短時間の接触や少量の飛沫による感染の可能性は低く、患者と濃厚接触することにより感染します。

 

患者の罹患期間が長いため、家庭や学校などの閉鎖的な環境では濃厚接触になりやすいことが原因です。

 

マイコプラズマ肺炎。潜伏期間と感染力

 

潜伏期間は長く、2~3週間といわれています。感染力自体はそれほど高くはありません。短時間の接触や、少量の飛沫による感染の可能性は低いです。

 

しかし、患者の熱が下がってから咳をしている期間が長いのが特徴です。(マイコプラズマ菌を撒き散らしている期間、3~4週間)

 

そのため、家庭内や学校・幼稚園(保育園)などの施設内において患者と濃厚接触になる可能性が高く、感染が拡大してしまいます。

 

マイコプラズマ肺炎の子供の治療方法および要治療期間について

薬

 

ごく軽症の場合は3~4週間ほどで自然治癒します。しかし症状によって子供が苦しそうな場合は医療機関で治療して下さい。

 

ほとんどの場合は外来通院によって治療が可能です。治療は抗菌薬(抗生物質)によって治療します。

 

よく使用される製品は、

・マクロライド系抗生剤

エリスロマイシン、リカマイシン、クラリス、クラシッド、ジスマロマック、ミオカマイシン、ジョサマイシン

などです。

 

 

近年、この薬が効かない「耐性菌」が増えてきていますが、これには

テトラサイクリン系抗生剤(ミノマイシンなど)

ニューキノロン系抗生剤

などで治療します。

 

重症化した場合には、入院して専門的な治療が行われます。

 

薬の服用期間としては3日~10日程度ですが、服用後もしつこい咳が残り、完治までには2~3週間程度かかります。

 

子供がマイコプラズマ肺炎に罹った時の登園・登校について

登校 子ども

 

医師によって「マイコプラズマ感染症」と診断された場合は、「学校保健安全法」によって出席停止の措置がとられます。その場合は医師と相談して登園・登校することになります。

 

登校・登園に際しては完治証明が必要な場合もあります。詳しくは幼稚園(保育園)・学校にお問い合わせ下さい。

 

めやすとしては、熱が下がったら子供の症状しだいで幼稚園(保育園)・学校と相談し、了解を得れば登園・登校して構いません

 

ただし、しつこい咳が残っていますので、感染拡大予防のためマスクはして行きましょう。

 

子供 マスク

 

体力が衰えていますので、激しい運動は控えたほうが良いでしょう。

 

しかし、幼稚園(保育園)児の場合は熱が下がったので登園させたらぶり返して再度出席停止になり、結果、回復が長引くといったケースがとても多いのが実情です。

 

熱が下がっても十分に体力をつけてから登園させましょう。この場合のめやすは解熱後、10日~2週間程度です。

 

この間の登園停止は親御さんにとっては長い期間であると思いますが、子供の早期回復のために十分な期間をとるようにしましょう。

 

マイコプラズマ肺炎の子供の予防と対策について

手洗い

 

予防としてはオーソドックスですが、人ごみの中から帰ってきたら手洗いとうがいを徹底することです。

 

マイコプラズマには市販のアルコール消毒液がよく効きますので、アルコール系手洗い消毒をすることをおすすめします。また、リネン類、食器類に関しては塩素系漂白剤も有効です。

 

 

もし家族内に罹患者が出た場合は、寝室などを別にし、長時間の接触を避けるようにします。

 

とはいえ、子供が罹患した場合は看病をしなければなりませんから、その際はマスクをして飛沫吸い込みを予防し、接触した場合はアルコールでよく消毒しましょう。

 

使用したリネン、食器類に関しては、塩素系漂白剤を水2L に対しキャップ1杯を入れた溶液の中に10分程度つけて消毒して下さい。

 

金属類は塩素系漂白剤で腐食するのでフォークやスプーンなどはプラスチック、又は木製のものを使用するか、もしくは食器用アルコール剤を使って消毒しましょう。

 

出典:www.skincare-univ.com

出典:www.skincare-univ.com

 

・成人になるまでに97%が感染する。

 

・流行期は冬場(12月~2月)だが、1年中発症する。

 

感冒(風邪)の症状とよく似ている。

 

・幼児期~青年期には咳の長引き具合に注意する。

 

接触感染・飛沫感染の濃厚接触によって感染する。

 

・登園・登校する場合は十分な回復期間を経てから。

 

・予防には手洗い、うがい、マスク。

 

・アルコール消毒、塩素系漂白剤による消毒が有効。

 

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マイコプラズマは成人までに97%が感染することから、決してめずらしい病気ではありません。

 

しかしながら、子供(幼児期~青年期)が感冒にかかったら、咳の長引き具合に注意していて下さい。風邪にしては治りにくいと思ったら要注意です。

 

また、有効な消毒方法があるので、比較的予防策を講じやすい病気であると言えます。

 

冬の期間は流行しやすい季節。予防対策をしっかり講じてこの冬を元気に乗り切って下さいね。


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