兼六園の桜2018の見頃と開花予想。ライトアップや種類は?
兼六園(けんろくえん)は石川県金沢市にある日本庭園です。
江戸時代を代表する池泉回遊式庭園で、金沢城の外郭にある加賀藩庭として造園されました。
岡山の後楽園、水戸の偕楽園とともに日本三名園の1つとして数えられ、国の特別名勝にも指定される名庭園です。『広大、幽邃(ゆうすい)、人力(じんりょく)、蒼古、水泉、眺望』の六勝を兼ね備えていることから命名されました。
もちろん桜も非常に有名で、日本さくら名所100選にも選ばれています。
名庭園ならでは、手入れの行き届いた桜の銘木も非常に多く揃っていて、とても美しい風情を堪能することができるんですよ。
そこで兼六園の桜2018の見頃時期やライトアップ、アクセス情報など、兼六園の桜のお花見情報をお届けしますね。
・兼六園の桜の見どころは?どんな種類があるの?
・兼六園の桜のライトアップ日時は?お花見の混雑具合はどれくらい?
・兼六園へのアクセス方法!駐車場はある?
兼六園の桜2018の見頃。開花予想は?
見頃時期:2018年4月上旬~中旬
桜の種類:ソメイヨシノ、ヒガンザクラほか 約420本
開園時間:07:00~18:00 ※ライトアップ期間を除く
入園料金:大人310円、小人100円 ※無料開放期間を除く
例年の開花状況と2018年の開花予想
例年の開花状況としては、3月の下旬ころより開花が始まりますが、まだまだ蕾が多く1~2分咲きといったところ。
4月の上旬になるとソメイヨシノが5~8分咲きとなり、やや早めの見頃を迎えます。
本格的な見頃となるのは4月上旬~中旬にかけて。
特に4月10日以降になると遅咲きの桜も開花し始めるので、とても見応えがあると思います。
日本海側の桜は、太平洋側に比べ、開花が始まると一気に満開となる傾向があるので、見頃時期を逃さないで下さいね。
【2018年兼六園の桜開花予想】
開花予想日:4月4日
五分咲き :4月7日
満開予想 :4月8日
桜吹雪 :4月13日
※気候などの影響により変動の可能性があります。
兼六園の桜の見どころは?どんな種類があるの?
桜とそれを取り巻く庭園美
兼六園の桜が多い場所としては、桂坂から入ってすぐ(桜ヶ岡)と真弓坂などがあります。曲水沿いの桜並木も大いに花を楽しめます。
こちらはソメイヨシノが大半を占め、豪華絢爛な風情を楽しむことができますが、ソメイヨシノの群生は、兼六園以外でも目にすることができますよね。
兼六園の桜の最大の見どころは、やっぱり桜とそれを取り巻く庭園美!
曲水が流れる花見橋や千歳橋、瓢池(ひさごいけ)あたりの水辺に咲く桜と水面に映る桜の影を無くして語れません。
その趣はまるで一服の絵画を観ているかのよう。園内をゆっくり散策して、美しさを堪能して下さいね。
兼六園では、シートを敷いてお弁当を食べながらお花見といったことはできません。飲食は園内の茶店のみなのでご注意くださいね。
1本でも絵になる銘木たち
兼六園は桜の銘木が多いことでも有名です。1本でも十分に豪華な枝振りは、手入れが行き届いた兼六園ならでは。
特に、ひとつの花に約300枚の花弁を付けるため菊の花のように見える「兼六園菊桜」は有名です。曲水そばの千歳橋近くに立っています。
ボリュームがある兼六園菊桜は非常にゴージャスな花枝で、開花から落花までに濃紅→薄紅→白と、花の色が変わるのが特徴。全国的にも珍しい桜なんですよ。
ただしこちらは八重桜系なのでソメイヨシノよりも開花時期が遅く、4月下旬~5月上旬の見頃となります。
この他にもアサヒザクラ(旭桜)、ケンロクエンクマガイ(兼六園熊谷)といった銘木や、シダレザクラ、シオガマザクラ(鹽竈桜)、フゲンゾウ、ウコンザクラといった珍しい品種も競い合うように咲きほころびます。
ケンロクエンクマガイはソメイヨシノの開花から1週間ほど遅れて、牡丹色の花が咲きます。名木には名札があるので分かりやすいですよ。
品種の違う桜が少しずつ開花時期をずらして園内を彩るので、ソメイヨシノの開花が終わった頃でも十分にお花見を楽しむことができるでしょう。名木巡りも兼六園のお花見の醍醐味でもありますね。
兼六園の桜のライトアップ日時は?お花見の混雑具合はどれくらい?
兼六園の桜のライトアップ情報
期間:2018年4月上旬 ※桜開花宣言より5日目から7日間
時間:18:00~21:30
場所:金沢城公園 及び 兼六園
兼六園では観桜期に合わせてライトアップが実施されます。大名庭園で優美な夜桜を愛でながら、茶店で一服するのもおすすめ。
同じ時期に兼六園に隣接する金沢城公園でもライトアップが実施されるので、両方を楽しむことができますよ。
ライトアップ期間は、毎年桜の開花宣言が行われてから5日目より1週間となります。
例年ですと4月の2日~5日くらいより始まることが多いですので、平年並みの開花であればこのくらいの時期から始まると思います。
詳しくは公式HPをこまめにチェックしていて下さいね。
混雑状況
兼六園の観桜期の観客動員数は9日間で約40万人ほど。さすがに名庭園と言われるだけあって、それなりに混雑します。
銘木の前には人だかりがするので、無人の写真を撮ろうとするのはかなり根気が必要になりそう。
しかし入場制限がかかるほどではなく、それなりにゆったりとお花見を楽しむことができると思いますよ。
ネックとなるのは駐車場の確保。特に無料開放が開催される時期は、見頃の時期とも重なるので、午前中の早い時間より満車状態になります。
可能な限り公共の交通機関を利用することをおすすめします。
兼六園へのアクセス方法!駐車場はある?
場所:兼六園
住所:石川県金沢市兼六町
電話:076-234-3800/石川県金沢城・兼六園管理事務所
地図:
公式HP:兼六園の桜
電車の場合:JR金沢駅より北陸鉄道バス小立野方面行き15分、バス停:兼六園下下車、徒歩5分
車の場合:①北陸道金沢東ICから国道359号経由6km15分②北陸道金沢西ICから県道25号経由7km20分
・兼六園駐車場
収容台数:普通車482台、バス12台
営業時間:07:00~22:00
利用料金:普通車 最初の1時間350円、以降30分毎150円
住所:金沢市小将町1-53
電話:076-263-1814
お隣りの金沢城公園も合わせてお花見♪
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金沢城公園は兼六園に隣接し、加賀藩前田家の居城であった金沢城阯を利用して整備された都市公園です。
お城と桜って良く似合いますよね。金沢城公園では、兼六園とはまた趣の異なるお花見ができると思います。
こちらは広い色場もあるので、のんびりとレジャーシートを敷いてお花見することも可能。
ソメイヨシノやコシノヒガン、カスミザクラ、オオシマザクラ、ウスズミザクラなど約250本が植えられているので、兼六園と合わせてお花見を楽しんで下さいね。